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夏の風物詩。


職場の近くを彷徨いてると、近所のお寺で盆踊りをしていた。
ちなみにそこは築地本願寺。
この築地本願寺自体は歴史はそんなに深くはないのだが、さまざまな言い伝えも残るお寺でもある。
それは結界の一つであった築地本願寺の本堂が現在の築地本願寺へと移転されたと言う話しだ。
第二次世界大戦の東京大空襲は本願寺の結界が欠けた場所から戦闘機の大群が押し寄せて来たと言われている。

ちなみに東京都にはこの様な結界が張り巡らされている。
山手線しかり中央線しかり、過去の権力争いの名残りが色濃く残っているのがここ東京である。

そんな歴史を感じながら、現在の築地本願寺は温故知新を体現する様に、プロジェクションマッピングや現代版般若心経コンサート会場になったりと新しい文化を取り入れると言った活動を続けている。

今日8/3は盆踊り大会を開催していてコロナ禍であまり体感出来なかった夏らしさ季節らしさを久しぶりに体感できてめちゃくちゃいい気分だ。

季節感は今この瞬間を感じさせてくれる。
この盆踊り大会も今この瞬間に強烈に引きつけてくれる。だからこうした文化は沢山の人から支持されるし、何世代にもわたって言い伝えられ残されていくんだなーと言う気づきを与えてくれる。
私の地元の盆踊りとは比べものにならないくらい綺麗で立派なものだけど、どこの生まれであろうとも、この季節のこの雰囲気は忘れかけていた記憶を呼び覚ましてくれるには充分すぎる刺激となってくれる。
あー、ばーちゃんちの近くでちっちゃな矢倉が立ってたなー。
ドラえもんで見た盆踊りより小さいなぁーなんて事を思いながら、浮かれた雰囲気を楽しんでいた記憶が鮮明に蘇ってくる。そうすると生きている事の有り難さやこの瞬間を味わえることがどれほど喜ばしいことなのかを感じずにはいられなくなる。

メディアではネガティブな物事について言及しがちだ。大した問題でもない事でも重大な事の様に報道する。その方が人々の注目を集めるから。
しかしどんなものも自然の流れのままである。特に今年はリズムの中でも特に変化の激しい年だが、ネガティブな要素ばかりではないはずだ。
自然の流れの前にはコントロールなんて不可能だ、そしてどんな捉え方をするかは自分次第である。
いつなんどきでも、いい気分で毎日を味わって生き尽くしたいものだなと思う一瞬でした。

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