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芸大生が教えてくれた現代アートとは

「これだけ多くの人が足を運ぶのだから、何か自分が理解できていない魅力があるのだろう」

と思い立って以来、定期的に美術館や博物館に足を運ぶようになりました。

以来、海外旅行では、現地のことを知れるという思いから、必ずと言っていいほど、現地の美術館や博物館を訪れています。

※モスクワの現代美術館


芸大生が教えてくれた現代アートとは

はじめは、芸術について全くの門外漢だったことから、芸大出身の友人に美術館に連れて行ってもらいました。

その時印象的だった言葉が、
「1枚のA4の白紙の上に、小さな丸い石が乗っているとして。それを見てどう思うか。それが現代アート」

奥が深いのやら、逆に浅いのか...混乱してしまうような世界観。。

結果、美術館で各展示について解説をしてもらいました。
造詣が深くなると同時に、芸術に興味を持ち始めるのですが、特に最初話してもらった現代アートの紹介は衝撃的で、今でも記憶に残っています。

※草間彌生展

現代アートは、かのジョンレノンが現代アートを通じてオノヨーコと出会った話は有名ですが(オノヨーコは芸術家)、一目見ただけでは伝わりにくいが、グッと引き込む奥深さを感じさせれくれるものという印象をもっています。

ヨーコの個展『未完成の絵画とオブジェ』のプレビュー・ショーを訪れたジョンは、ヨーコのある作品に惹かれます。「天井の絵」と名付けられたそれは、部屋の真ん中に脚立が置いてあり、それに登ってぶら下がった虫眼鏡で天井に書いてある文字を読むというものでした。
「もし”No”とか『インチキ』みたいな意地の悪い言葉が書かれていたら、すぐに画廊を出て行ったよ。」とジョンは後に語ります。
天井に書かれた文字は”YES”でした。
この作品がきっかけとなって二人は出逢い、ご存知のような関係に至るのです。

知れば知るほど、より深みが出ていく面白さ。それだけ初見では理解しにくいものなわけですが、誰かを熱狂させる未知なる魅力が詰まっているんですよね。

色々と芸術関連の書籍を読み漁っているので、そのことについても書いてみたいと思います。

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