4日め:いよいよ学校開始

初日から前途多難

 朝7時に語学学校前で待ち合わせのため、筆記用具などの持ち物を手提げバッグに入れて子ども達に持たせて登校。朝7時に待ち合わせなので何も食べずに学校に着いたが、朝食は軽食サービスがあるので助かる。小さなパンとフルーツが日替わりで出る。水は学校にウォーターサーバーが用意されているのでその点も助かる。
 通常スケジュールは8時から授業開始で、50分授業が1コマ、10分休憩で午前中は4コマ。12時から1時までは昼休憩で午後2コマ。全6コマが終わった時点で午後2時50分である。人によってはもっと多く授業を取ることも可能だが、私達は親子とも全6コマの授業を取っていた。子どもの年齢的にも6コマが限界だろう…。
 私達のほかにも親子留学で来ていると思しき親子も見られたが、大半は大学生くらいの若者達が単独で来ている様子。日本人経営の語学学校のためか、語学学校内の生徒はほぼ日本人のようだった。今週から参加するメンバーは私達の他に2組。私(親)のみ、午前中の授業を使って初日のガイダンスに参加し、日本人スタッフから契約書の確認や近隣施設の説明を受けた。フィリピン人スタッフと日本人スタッフが常駐しているので、万一の時も相談できて安心だ。
 ガイダンスから戻ると、末の子(4歳)が泣きべそで殆ど授業どころでは無かった様子。一番上の子(9歳)だけはなんとかマンツーマンレッスンに適応しているようだが、真ん中の子(7歳)も半分遠い目をして「何言ってるかわからない…」と今にも泣きそうだ。英語能力の点において、日本の小学校で週に1−2回の外国語の授業を受けているだけではなんともならない事はわかっていた。英語環境については、子どもの性格上人見知りでなかなか新しい環境に溶け込むのには時間が掛かるな…と事前に覚悟はしていたものの、これではマンツーマンレッスンどころではない。午前中の授業はほぼ無為に過ぎていったが、先生方は「大丈夫、初日はこんな感じよ」と励ましてくれた。
 また、フィリピン到着後から真ん中の子の皮膚に蕁麻疹のような症状が出ており、学校に相談したところ週に一度往診のサービスがあるというので念の為明日スクールドクターに診察してもらうことになった。

すべての経験が学び

 昼休憩の1時間でなんとか子ども達のメンタルを建て直さねば…!と、一旦気晴らしに学校の外に出て昼食を選ぶことに。学校と同じ建屋にスタバがあったので、飲み物とサンドイッチを頼んで学校内で食べた。午後の2コマは、先生が英語の動画を一緒に見よう〜と誘ってくれたので、真ん中の子もなんとかマンツーマンで先生と過ごしたが、末の子は結局私のレッスンにくっついて来る形で初日が終了…
 初日だし、そもそも子どもの性格上、すんなり馴染めるとも思っていなかったのでおよそ想定内ではあったのだが…まあ、自分の勉強どころでは無かった。とはいえ、自分で思っている事を先生に英語で表現する練習にはなったと思う。
 何事も勉強だ。

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