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GPT APIを使う上で抑えるべきパラメータ(temperature, presence_penalty, frequency_penalty)

ChatGPTなどの生成AIに関する本を執筆して、インプレス社か出版しました。(GPT APIについても書いています

詳細は、以下のページをご覧ください。

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openai.ChatCompletion.createの処理を実行する場合に、指定できる重要なパラメータとして、temperature, presence_penalty, frequency_penaltyがあります。

temperature

temperatureはモデルの出力におけるランダム性を制御するパラメータで、値は0から2まで設定可能です。

値が0のとき、モデルは最も確率的に可能性が高い次の単語を選択します。
つまり、同じ入力に対しては常に同じ出力が得られます。これは入力からの一貫した結果が必要な場合、例えばカスタマーサポートの自動化や感情分析などに有用です。

一方、値が2のときは、モデルの出力は非常にランダムになります。これは創造的な用途や、多様な応答が必要な場合に有用ですが、ランダムさが高すぎると結果、意味不明になる可能性もあります。

・temperatureを0として、「面白い話をしてください:」と聞いた場合の出力
(同じモデルを使った場合は、同じ出力が得られます)

 ある日、ある男性が銀行に行き、大金を引き出そうとしました。しかし、彼は自分のIDを忘れてしまい、銀行員に「私は本当に私です。私の顔を見てください。」と言いました。

・temparatureを2.0とした場合
(高すぎる値を設定すると、バグったテキストが生成される)

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presence_penalty

presence_penaltyは生成される単語が既に出現したかどうかをチェックし、既に存在した場合には、再生成しないようにペナルティをかけるパラメータです。

このパラメータを使用すると、同じトピックが何度も生成されるのを防ぐことができます。値は-2.0から2.0までの浮動小数点数で設定します。

・presence_penaltyを-2.0として、「ITで注目する技術の話をしてください。」と聞いた場合の出力
(若干、話題が重複します)

 最近注目されているIT技術の1つは、AI(人工知能)です。AIは、機械学習、データマイニング、深層学習、自然言語処理などの技術を使って、人の知能を模倣する技術です。AIは、自動化、最適化、検出、診断、予測、判断など、様々な目的に使用されています。AI技術は、自動運転、自動翻訳、病気の診断、顔認識、音声認識、音声合成、自動化などの領域に適用されています。
また、ブロックチェーン技術も注目されています。ブロックチェーンは、分散型のデータベース技術で、データの改ざんを防ぐことができます。ブロックチェーン技術は、暗号通貨の取引履歴の記録、データの共

・presence_penaltyを2.0として、「ITで注目する技術の話をしてください。」と聞いた場合の出力
(きれいにまとまっています)

最近IT業界で注目されている技術としては、以下のようなものがあります。
1. 人工知能(AI)
AIは様々な分野で活用が進みつつあり、ビジネスの自動化や製品開発に役立っています。AIを活用することで、コスト削減や効率向上などが期待できます。
2. ブロックチェーン
ブロックチェーンは電子記録技術の一種です。資産管理や契約書の署名などに利用され、高い信頼性や安全性が求められている場面で活躍します。
3. クラウドコンピューティング

frequency_penalty

frequency_penaltyは生成される単語が何回出現したかを計算し、その頻度に応じてペナルティをかけるパラメータです。このパラメータを使用すると、同じ単語が何度も生成されるのを抑制することができます。値は-2.0から2.0までの浮動小数点数で設定します。

・frequency_penaltyを-2.0として、「ITで注目する技術の話をしてください。」と聞いた場合の出力
(同じ単語「、」ばかりが出力されています)

1.人工知能(AI):AIを用いることで、データの分析、自動化、最適化、予測、自己学習、自動化、自己進化、自己、自、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

・frequency_penaltyを2.0として、「ITで注目する技術の話をしてください。」と聞いた場合の出力
(別の単語がなるべく出力されるようになります)

現在注目されているIT技術としては、以下のものが挙げられます。
1. 人工知能(AI)
- 自然言語処理、画像認識など多様な分野で活躍
- セールス支援や顧客対応、自動運転など今後ますます普及する可能性
2. ブロックチェーン
- 取引履歴を不変に保ち高いセキュリティーを実現
- 金融業界だけでなくさまざま分野で利用が広がってきており今後更に発展することが期待される
3. IoT(Internet of Things)
- 機器同士やユーザーと機器間の通信強化
- スマート家電・ビッグデータ解析・自動制御等幅広く使われつつあり導入企業も年々増加中

presence_penaltyとfrequency_penaltyについての計算式は、以下のサイトにあります。


これらのパラメータは独立しているわけではなく、一緒に調整することで理想的な出力を得ることができます。また、これらのパラメータはタスクやアプリケーションによって適切な値が異なります。そのため、各パラメータの影響を理解し、それぞれのニーズに合った設定を見つけるためには、複数の設定を試して比較することが重要です。

個人的には、高すぎる値や低すぎる値を設定しすぎない方がいいでしょう。


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