見出し画像

コロナ禍の1年

2020年2月25日、学校に一斉休校が言い渡され、ライブなどのエンタメの全てがいきなり中止されてから1年。2021年2月25日の東京・六本木から東京タワーを20時過ぎに撮った1枚。再び14都府県に緊急事態宣言が出されている。テレワーク推奨、20時以降の不要不急の外出の自粛。東京タワーは20時に消灯され、飲食店は19時過ぎからラストオーダー、20時には閉店。街から人がいなくなる。10年前の東日本大震災直後のような光景にも思える東京の街。

1年前は都会から人がいなくなっていた

1年前は、幼稚園や保育園以外の教育機関はいきなり閉鎖された。期末テストも中止、卒業式は生徒のみ、または中止。長い春休みとなった。突然のテレワーク推奨。ここはどこ?というほど、スーパーから物が一気になくなった。ロックダウンされたわけではないが、学校や会社に行かなければ、家で当然過ごすことになる。給食もなければランチにもいけないから自炊。トイレだって家族で使えばあっという間にトイレットペーパーだってなくなる。何がどうなるのかわからない状況では、まとめ買いが増えても当然だっただろう。1年後の緊急事態宣言ではテレワーク推奨されたが、学校は通常通りに運用されている。都内の感染者は3桁を下回ることはない。1年前では考えられない感染者数。しかも無症状感染者、変異株が報告されている。テレワークは徐々に増えてはいても、限界があるのだろう。

オンライン授業

大学ではオンライン授業が今も行われ、一度もキャンパスに行かずに1年が終わる人もいる。が、高校までは通学。義務教育中であれば、あまり公共交通機関を使うことは想定されてはいないが、教室は密。昨年はクラスを2つに分けて登校など試みたが、今はカリキュラムを終わらせることに必死。土曜日も登校する学校もある。確かに感染者は少ない。でもクラスターリスクはあるのになぜと。

高校生までもオンライン授業を選択できるようにはできないのか?不登校の生徒がオンライン授業のおかげで授業を受けれたとの話題が出たが、学校が再開されると却下されたという。不登校でなくても、基礎疾患のある子どももリスクを心配しながら登校することなくオンライン可能とすることはダメなのだろうかと。

学校行事はどうなるのだろうか?

GOTO再開の話題が出る一方、学生たちには卒業旅行に行かないようになど制限がいまだにかけられている。今年の卒業生たちのアルバムにはどんな写真があるのだろうか?部活動の制限、遠足、発表会系の行事(学芸会、合唱祭など)文化祭、体育祭、修学旅行など何一つなかったのではないだろうか?Gotoは推奨されても、授業消化のこともあり行事ができないのはまだ続くのだろうか?

文化的な生活の制限

美術館などは時間指定券などの前売りで対応。ちょっと行こうかなと思っても行けない。映画館も緊急事態宣言中は、最終上映時間も早まっているので仕事帰りには行けない。舞台演劇は少しずつ有観客になってはいるが、人数制限中。アーティストたちは未だにツアーがまともに行えていない。スポーツ観戦もプロに関しては有観客になってはきたが、高校サッカーや高校ラグビーなどは無観客だった。コロナによって文化的な生活が一転してしまった。

人とのつながり

リアルには会いずらい環境はまだまだ続くのだろう。SNSでのつながりは増えてはいる。今までなら話すことのなかった人とつながった人、海外の人とのつながりも増えているようだ。でもやはりリアルで会えないことはストレスに感じるひともいる。

冬の流行性の病気が消えた?

毎年、インフルエンザで休校と話題が出るが、今年は全く聞かない。ノロウイルスや胃腸炎の話もでない。いかにマスク、手洗いなどをしっかりすれば感染リスクが抑えられるかといことが実証された。これはある意味とてもよいことだ。ただ、コロナはワクチン接種が始まったから、すべて解消されるわけではないだろう。インフルエンザも予防接種を受けても罹患する人がいるのと同じではないか?

まだまだコロナと共存するしかない日々。いかにストレスをためずに過ごすかが課題。

働き方はこのまま、生活は元通りになればと

働き方は選択的、時差出勤や在宅推奨の継続でも仕事が可能であるのなら今後もこのままでもよいのではないか?在宅でもできることで、ストレスを抱えることがなくできる、家のことをする時間が取れるなど利点はある。長時間、混雑する電車に乗ることもなく生活できたらその時間を有効活用できる。ただ、日中だけ働くわけではない職業もある。20時には飲食店が閉まっているのは困る人もいる。こういう社会生活は元に戻ってほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?