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スピッツが好きだ!と思って生きてる

私はスピッツが好きです。アイデンティティに紐付きすぎて、なかなか言えないくらい好きです。今日は中学生に戻った気持ちでスピッツに対する気持ちを書きます。(スピッツについて詳しく知りたい方はwikiペディアで見てください。)

マサムネさんの声と曲、絶妙なタイミングのさきちゃん、印象的で歪んだギター、骨まで響くベースの音。それが私の好きなスピッツの音です。浴びるように延々と聴きたくなるときがあります。彼らがいる世界は優しくなるし、彼らは歌の中で繰り返し「生き続けて」と訴えています。ガンダーラのような完璧な理想を求めなくても良い、と伝えてくれます。これを誰向けに書いているのか全くわかりませんが、とにかく大好きな気持ちを記しておきます。

4人で最高のロックバンド

スピッツの4人は学生時代からバンドを組んでいて、メンバーチェンジ・解散・休止なしで30年以上走り続けています!メンバーは50代になりました。

4人はバランスがとても良いと思います。音に限らず、MCから垣間見れる関係性は、お互いを尊重していて理想的な対人関係に見えます。
彼らのように他人を貶めずに生きたいです。

スピッツはファン想いで、ファンのためにさまざまなサプライズをくれます。例えばファンクラブツアーでは撮影タイムがあります。ファンは自由に写真を撮ることができます。私は見ることに夢中になっちゃうのであまり写真を撮れないのですが、みなさんバッシャバシャ撮っています。

さらに、ついこの前発売したアルバム「見っけ」のプロモーションでは、なんとLINEライブを生配信してくれました!「おじさんだからタブレットよくわからないよ〜」と言いつつファンのツイッターの反応を見てくれたのはとても嬉しかったです。

ファンクラブは年会費約4,000円と激安なのでぜひチェックしてくださいね!

キーボードのクージーについて
4人の男性メンバーの他に、サポートメンバーのクジヒロコさんがいます。ナイスなキーボードのお姉さん。この方とスピッツの距離感も興味深いです。サポートメンバーとしてかなり長い年月スピッツと一緒にライブを回っていますが。メンバーに加入することは今までなく、またクージーのツイッタープロフィールには「スピッツ」の文字はありません。この距離感に、私はある種の神聖さを感じます(個人的には中学生の男の子と、近所に住むおねえさん、みたいな印象です)。

スピッツのメンバーは公式以外のSNSをやっていないのですが、クージーや専属カメラマンの内藤順司さんがたまにスピッツについて呟いてくれるので、お二人のアカウントは要チェックですね。

スーパーホワイト企業バンド

先程も申し上げましたが、スピッツはメンバーチェンジ・解散・休止なしで30年以上走り続けています。それでいて、約3年おきに新しいアルバムが発売され、その都度アルバムツアーを行ってくれます。

アルバムツアーとは別に、ファンクラブツアーが4年に1度あります。そしてツアーとは別の夏イベント(ロックのほそ道、ロックロックこんにちわ、新木場サンセットという、スピッツ主催の対バン企画)はほぼ毎年開催されています!

好き、という気持ちが一方通行にならずに、こんなにいっぱい供給してくれるなんて…!軟骨がすり減る50歳なのに!これは推さずには生きられません。この辺りの詳しい情報はツイッターかメールマガジンで受信できます。

他にも、ファンへの供給がとにかくしっかりしています。
現在有料で課金できるサービスは上記に上げたファンクラブと、スピッツモバイル、スピッツオンラインの3つあります。さまざまなイベントがしょっちゅう行われてたり、動画がみれたり、ライブ写真が見れたり、インタビュー、ラジオ…お得感しかない。しっかりお布施できます。

ライブで感じるメンバーの好きなところ

スピッツはロックバンドです。ライブは本当に最高です。
お願いだから「チェリー」「ロビンソン」「空も飛べるはず」(通称:御三家)+「優しいあの子」だけを聞いてスピッツをのんびりしたバンドだと思わないでください。その証拠のライブ映像を貼ります。

(8823という曲もライブでは定番ですが公式では供給がなかったので個人の責任でYoutubeで[8823 live]を見てみてください)

上の動画のように、スピッツのライブはメンバーの立ち位置が決まっています。自由席のときはステージの右左どちらから見るか毎回悩みます(真ん中だとドラムの崎ちゃんがほぼ見れないので左右どっちかにいることが多いです)。

ベース/田村明浩さん

↑ライブでベース曲といえば「けもの道」なのですがYoutubeになかったので、トランプばっさーしている様子が最高に可愛いハネモノにしました。田村さんはギャンブル好きだそうです。
ベースの田村さんは、とにかく全身全霊でバンドの楽しさやライブの熱量を魅せてくれます。縦横無尽に動く田村さんは、いつもにこにこされていて、ますます楽しい気持ちになります。
他のバンドと違い、夏フェスなど左右に長いステージでもボーカルのマサムネさんはほぼ左右には来ません(俺のすべて、はワンチャンあるかも。スピッツだけに)。でもタムは左右にきてくれます!観客をたくさん笑顔で煽ってくれます。メロメロになります。

三輪 テツヤ

↑多分テっちゃんのアルペジオで一番有名なのはロビンソンなのですが、せっかくなので角のついたカッコいい髪型が見れるメモリーズを貼ります。PVも変で最高です。
ギターのテッちゃんも本当にかっこいいです。
ギターソロではスポットライトに照らされ、神々しく繊細な手付きに感動します。また長髪を活かしていろいろな髪型をしてくれるので、毎回楽しみです。衣装も一番良く変わります。2019年の赤坂Bizでは、メモリーズ・カスタムのギターソロで暗闇に浮かび上がるガイコツ模様の服を着用していて、かき鳴らすギターがひたすら神々しかったのを覚えています。照明さんGJ。繊細なアルペジオはもちろんですが、彼の歪んだギターの音が大好きです。

﨑山龍男

↑エスカルゴ貼りたかったけど無い…ライブDVDぜひ買って下さい。お客さんは上半身しか見れないからベストを着てくれているそうです。まさに優しいあの子。
千手観音でおなじみ(おなじみじゃなくても崎ちゃんのドラムを見た人ならこの四字熟語が頭に浮かぶはず)。
ドラムの崎ちゃんは本当に手が42本あるように見えます。早すぎて何をやっているのかわかりません。シンバルを止めているときですらかっこいいです。MCで喋ろうとするとたまにマサムネさんにかぶったりします。2階席がある会場で上の階だと崎ちゃんがよく見えてラッキーですよ✌️

草野マサムネ

↑任せろ、で涙腺がゆるむので醒めないにしました。
ボーカル、マサムネさん。CDの声で満足してはいけません!私は野外に行けたことがなかったので、2019年のロック・イン・ジャパン・フェスティバルで初めて観れました。夕闇のなか、切り取られることのない丸い大空にマサムネさんの声が染み渡る様子は、筆舌に尽くしがたい時間でした。スピッツ好きな人なら誰しも脳裏に焼き付いているだろう、猫になりたいのライブ映像を見たときから、ずっとこの機会をまっていたのでやっと巡り会えました。(公式配給じゃないのでリンクのみ)
涙がキラリ☆や俺のすべてなどでまたーに身振り手振りをしてくれるときは、昇天します。初期のライブDVDをみてるとエロい感じに体を揺らしているマサムネさんも見れます。色気の権化です。

MCについて

ライブのMCは緩めで「スピッツは実在してる、生きて生活してる…」と思える貴重な時間です。私は特にタムに辛辣なマサムネさんが最高に好きです(崎ちゃんとテッちゃんには結構優しいです)。まぁ私の脳はポンコツなので、こんなに素晴らしい音楽は妄想でも作れないなと思います。スピッツは何もかも想像を超えています

スピッツのライブ

スピッツのライブで特筆して好きな点が2つあります。

①CDから逸脱したアレンジがないところ

何百回、夢の中ですら思い浮かぶほど繰り返し聴いたあの曲を彼らはしっかり聞かせてくれます。「同じセリフ  同じ時」。ありふれた魔法かもしれませんが、それはやはり素晴らしい。

セトリに新旧織り交ぜてくれる

スピッツは約250曲ほど曲を出しています(数え方によって違うのでぼかします)。
30年前の曲は、今年出た曲と比べ思い入れもひとしおです。最新曲とは過ごした時間が違う、思い出の詰まった曲をライブで聞けるときの感動は、これ以上は文にできない!

↑2020/05/19追記…!なんと横浜サンセットがYoutubeで公式供給されました…!待ちに待ってたこと(公演延期の寂しいだけのニュースの中)ってかんじですね!スピッツありがとうございます。

スピッツは以前、アリーナ・武道館でライブはやらないと言っていました。でも2009年にアリーアライブを成功させ2014年には武道館のステージに立っています。実はわたしはこの時期ちょっと離れていました(2008年の日記に「やらないって言ってたじゃん」とすねてる様子が記されていました)。けど今では行っておけばよかったと激しく後悔しています。最近ではアリーナ・武道館でのライブは普通ですし、当然最高な時間です。当たり前ですが、ライブはメンバーが元気じゃないと見れません。同じ時代に生きている喜びを噛み締められます。生きててよかった!キッスキッスキッス!
…余談ですが未だにOTRが何だったのか謎です。知っている方いたらコメントください。

季節に聞きたい歌がある

アルバム数も多いので、曲数が多いことは当然大きな魅力の1つです。
どの曲にもだいたい季語が入っていて、今日の気温・季節・時間にピッタリの1曲が存在します。

例えば、仕事で疲れてスープ屋さんに入ったときに、隣の席のカレーの匂いを嗅ぎながらあったかいボルシチをのんでたら、ランダム再生でジュテームかかってきて泣きそうになったことがあります。これはジュテームという曲の歌詞に由来します。スピッツの曲は季節の匂いがします。心がしおれそうなときにも、枯れかかったときにもそばにいてくれます。私がスピッツを求める限り! 

もちろん歌詞だけではなく、夏になると桃や渚のギターメロディーが聞きたくなるし、冬になると重いベースのけもの道がききたくなったり、春になり生命の爆発的な躍動を感じると春の歌のドラムの音が聞きたくなったりします。

また曲は場所と一緒に記憶に紐づくので、記憶のインデックスになります。たとえば中学生の時、凍えながら駅のホームでスピッツを聴いていました。そのとき流れてた曲を聞くと、あの寒さと土の匂いが鼻先に香ります。逆もあり、その場所に戻ったときはあの曲が頭に流れます。

過去未来現在の自分に出会える

死とセックス

スピッツは約30年間の間に1~3年に1枚はアルバムを出しています。そのため初期のアルバムは1991年発売で、当時20歳前後の男の子が書いた詩は、ある種赤裸々な日記のような瑞々しい感性で記されています。マサムネさんは初期のインタビューで「死とセックスしか書かない」と言っていました。後年「死とセックスは若さゆえのカッコ付け」と否定した、となにかで読んだけど私はあながち嘘じゃないと思います。おそらく、初期の「ヒバリのこころ」〜「惑星のかけら」までをツルッと聞いてみると、セックスとノーフューチャー感を濃厚に感じる事ができると思います。

書くのは恥ずかしいですが私はその部分に当然強く惹かれています。「スピッツは惑星のかけらまでが好き、なんて言ってくれちゃう」人の多くもそうだと思いたい。 
この頃の歌詞にはしびれます。特に好きだった歌詞について、ツイッターにメモが残っていたので抜粋します。読み飛ばし推奨

惑星のかけらは、「鏡の中」や「夢の中」でしかどこにも行けない、どこまでも独りよがりな感じが好き。ヒバリのこころも。

「誰かがベルを鳴らす」「そうだよ、わかるだろ」に象徴されるように、誰とも関われてないし、誰にもわかってもらえる兆しもない。あまつさえ「僕に傷付いてよ」で完全に参っちゃう。鬱屈してて、どうにかしたいんだって感じのところがすき。

行き場のないエナジー」美大生感がある!美大生はエネルギーの塊だ。空回り感に無気力で非生産性な若さを感じちゃうし、言葉がGASになっちゃう、燃えろ!

獣の遠吠え感??生臭いというか血の匂いがする感じある一点に留まって、どこにもいけないひたすらそこに留まり続ける感じがして途方も無い気持ちになる。スターレッドのエルグをみたい。涙がこぼれそう

惑星や地球を「ほし」と読ませたり、メビウス、抜けがらの街、無敵、最後の恋、月明かり、神の気まぐれ、箱庭、定めの星、罪の花って中学生のとき考えてたカッコイイ単語かよ!最高!!!君もかっこいい単語をたくさん考えたり、それを英語にしてメールアドレスやアカウントにしたよね??

…こうして並べると本当に中学生から頭の中がわかっていない事がわかりますね。恥ずかしいな〜〜

親と聴けない
母は優しいあの子からスピッツに再度ハマり始めたのですが、上記のような感想を持っているので親と聴けない曲もあります。
私にとってはラズベリー、ニノウデの世界、惑星sexのテーマ、惑星のかけら(アルバム)、UFOの見える丘、虹を越えて、僕はジェット、ビー玉、Y、クモ少年が走る、などは一人で聴きたいです。
絶望してると思われそうな曲と思春期すぎる曲、とにかくインディーズと初期のころは不敵な楽しみなので親に隠れて聞きたいです。

久々に野生のチューリップや僕はジェットを聞くと、やっぱり若い頃の性欲全開なかんじも好きだなと思います。最近の曲は結構落ち着いていると思っていましたが花と虫、YM71Dを聞くとひさびさにマサムネさんのエロスを感じることができすごく良ですね。まだまだ枯れてない

歌詞自体の変化

30年続いていることで歌詞の内容もかなり変わっています。年月を感じられることも好きポイントです。
たとえば、

僕はジェット(インディーズ~):ボロボロになる前に死にたい 朝が来て北風が冷たい
ほのほ(2005):君だけのために北風になる ボロボロになりたい

青い車(1994):おいてきた何かを見に行こう もう何も恐れないよ
歌ウサギ(2017)「「何かを探して何処かへ行こう」とかそんなどうでもいい歌ではなく

ありふれた人生(2005):逃げ込めるいつもの小さな部屋
優しいあの子(2019):切り取られることのない 丸い大空

など生きているからこその感性を対比として感じることができる気がします。他にもあったらぜひ教えて下さいね。

上記で散々書いたように「僕と君だけの世界」から、優しいあの子では「なかま」という歌詞が出てきたことにとても驚きました。

ファンも最高

スピッツファンはみなさんナイスな感じです。他バンドのファンが多い夏フェスではおしくらまんじゅうになったりするけど、ファンクラブツアーはみんなおとなしい羊状態で他人にぶつからないように音楽に浸っています。早くゴースカ行きたいな。

イベントでおすそ分けのお菓子を頂くと、スピッツにちなんだお菓子をくれるところも好きです。チョコレート、ビスケット、通りもん、ウエハースなど、みなさんのさりげない愛が伝わります。

終わりに

冒頭で中学生に戻った気持ちと書いたけど、中学のときは思いを他人に伝えられませんでした。友達がいない学校に通うときや布団のなかで、など孤独を埋めるために聴いたり、スピッツファンもなんとなく苦手で、だれかと語り合うことを避けてきました。
自分の頑固なこだわりのせいで生きづらいのかも?と思い、今後は少しづつ開放していこうと思っています(思春期長かったな〜)。好きなものを誰かと語り合える幸せに気づきはじめました。

スピッツは10代からの日記帳でもあり、やっと会えた運命の恋人であって、更に言うと、理想の恋人でもあり理想の自分や理想の世界です。まだまだ終わらない、と歌ってくれている限り応援し続けたいと思います!

死の岸辺で聴いていたいと思える音楽、とか書くとメンバーに引かれそうだけど、葬儀に流してほしいな、とか思っています(結婚式の予定がないからせめて葬儀で流したい)。

これからも末永く応援していきます。

おすすめサイト

最後におすすめサイトを紹介します。

最高な記事
マサムネさん推の方は必読系

大好きなサイト
中学生から通っているサイトです。こちらのファンサイトのほうが情報が早い時期もありましたし、お宝グッズの写真も満載です。ライブ毎のセトリも乗っています。更新ありがとさんです、謝謝!

ラジオ
同じ時代に生きてて良かった、草野さんのラジオ。ハガキ・メール出しまくってるけどよまれたことない! でもめげない! またメールしよ。

2020/05/19追記:天の邪鬼について

先日会社の仲良いスピッツブーム世代のお姉さんとZoomしていて「スピッツを好きと声を大にして言えててすごい」とお声がけをいただきました。存じ上げなかったのですがミスチル派かスピッツ派で割れていた時代があるらしく、大部分の人がミスチル派だったそうです。なのでスピッツが好きでも言い出しにくい雰囲気があったとか。

この点、たっぷり語りたいポイントが3点含まれていたのに書き逃していました。ということで追記します〜

ポイント①天の邪鬼精神
私がスピッツが好きな理由の大きな要因として天の邪鬼精神が挙げられます。例えば、スピッツの歌詞でサビが英語の曲は少ないです。これは「サビが英語のほうがかっこいいじゃん」という日本の音楽に対する天の邪鬼的姿勢で、意識してサビに英語を使わないようにしているそうです。

私の好きなエピソードを一つ。
スピッツはラブソングばかり歌っていますが、多くの日本の若い恋人達にとって代表的なイベントであるクリスマスを扱った歌は2013年の「エンドロールには早すぎる」と、インディーズ時代の「モグラのクリスマス」の2曲のみです。

モグラって…。歌詞もものすごいのでぜひ。

クリスマスのかわりに、伝統的で正当(?)な恋人たちイベントの日として七夕を推しています。詳しくは涙がキラリ☆のWikipedia参照です(涙がキラリ☆の星マークは北極星だったと思ったけどググってもソースが出てこないので勘違いかも…)。

何が言いたいかというと、スピッツ自体も天の邪鬼精神があり、私にもメインストリーム(ミスチルブーム)に逆らって世間と逆(スピッツ)を行こうぜ!みたいな天の邪鬼精神があります、ということです。

ポイント②スピッツとミスチルの関係
以前何かのインタビューで「光のミスチル 影のスピッツ」とマサムネさんがおっしゃっていました(ソースないです、すみません)

インタビューまとめ本「スピッツ」に掲載されていた一言に

自分の中で勝手に"陽のミスチル、陰のスピッツ"みたいな位置付けを作ったりして(笑)やっぱり僕はB級好きなんでしょうね。

「スピッツ」1988/07/10「ロッキングオンジャパン」1996/02号
2023/05/30訂正追記

とあり、この発言は達観してますね。私なら同世代相手だと劣等感でますます卑屈になりますが、別のインタビューでは「漁夫の利」と言ってる謙虚さ。音楽への向き合い方の器が違います。(ところで、ラジオを聞く限りマサムネさんの一人称は「俺」なのですが、この時代は僕だったのでしょうか?)

この発言もあり、スピッツとミスチルの関係については、以下の歌詞を思い出します。

唾吐いて みんなが大好きだったもの 好きになれなかった
可哀想かい?
スピッツ / グリーン

中学生でスピッツに夢中になってた当時、クラスメイト達はKAT-TUN / ORANGE RANGE / GReeeeN / 絢香...などを聴いていたと思います。思春期に自己を確立しようとして人と違うものを好きになることはよくある傾向だと思いますが、私も「人と違う」「自分だけの特別な」趣味を見つけたかったのかもしれません。自分の個性を反映する象徴を探していたときに、メインストリームから離れた文化を取り入れた結果、スピッツは心のど真ん中に刺さり今に至ります。

ポイント③好きなものをさらけ出す
スピッツが好きだ!と周囲にはっきり言うようにしたのは2019年以降で、今まで私には”一番好きなものの話は他人にしない”的な自分ルールがありました。

子供じみた理由で、自分が好きなものを人に知られることで自分の弱みを握られるような、自分の正体を暴かれるような気がしていました。

同時に私の秘密を、関係の浅い人や知らない人に言いたくない気持ちもあり「君と僕の世界」を体現しようとしていました(自分で痛いの分かるので読んでても辛いと思います…!!恥ずかしい)

ですが、優しいあの子を聞いたときに「スピッツの歌詞にも"なかま"が出てきた!」と衝撃が走り、私も自分だけの世界から殻を破る必要があるな、と感じ、長い文章を書くに至りました。

以上、完全蛇足ではありますが(しかも3点ほぼ同じこと言ってますが)、横アリも公開されたことだし、いつの間に♡の数も思ったより増えているし、という気持ちでささやかな感謝として追記させていただきました。謝謝。ありがとさん!

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