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新江ノ電号を求めて嵐電沿線散歩(24.9.8)

京都と鎌倉、2つの古都でそれぞれ走る小さな私鉄である嵐電と江ノ電が姉妹提携したのが2009年のこと。
それ以来、京都を走る嵐電では姉妹提携先である江ノ電のカラーリングをラッピングした江ノ電号という車両が走っているのですが、この度姉妹提携15周年を記念して江ノ電カラーのラッピング車両が更にもう1台デビューしました。

普段このnoteで綴っているように、普段京都の街を写真におさめている私ですが、写真趣味の上でずっとテーマとして撮り続けているのは実は鎌倉周辺の海風景。
ですので、毎年のように訪れる鎌倉を走る江ノ電も馴染み深く大好きな鉄道。

そんな江ノ電カラーの電車が更に1両京都の街を走るという事で、今回は嵐電沿線を歩いてみました。

新江ノ電号運行開始翌日の9月8日・日曜日。
午前7時20分、嵐電四条大宮の駅前からスタート

四条大宮の駅、自宅からはあまりアクセスが良くなく、用事も無いので
訪れるのは数年ぶり。
自動改札は無く、電車が到着すると係員が改札業務を行います
駅前広場にはなにやら坪庭?石庭?

まずは四条通を西へ。
嵐電は四条通と並行するように西へ向かいますが、間に建物があるので路地の先に踏切が時折見える格好

こちらが嵐電・・・社名としては京福電気鉄道株式会社の本社。
京都と福井に路線を持っていました。
ちなみに現在貴船や鞍馬や八瀬へ向かう路線がある叡電も、
元は京福の路線でした
四条通をどんどん西へ
壬生川通を渡ります。
壬生という地名は新選組が好きな方にはお馴染みの地名でしょうか?
四条通を西に進むと現れるのが元祇園 梛神社。
祇園祭にも縁深い神社で、やっと訪れることができました
朝陽を受ける本殿

参拝を済ませ、四条通を更に西へ

千本通あたりで嵐電は築堤の上を走る格好。
細い道路の上を鉄道が跨ぐ姿が面白い
JR嵯峨野線の高架をくぐります
新選組が好きな人にはたまらないマンションなのでしょうか?
西新道通という通りを南に入って線路を越えます
ここはちょっとした商店街になっているのですね

西新道を四条から一本下がった綾小路通を右折、更に次の御前通を右折して北へ

いつも前を通るたびに気になるキャラクター
京都でもここまで個性的な校門は見た事がない朱雀第七小学校

四条通の手前、嵐電の踏切のところから線路沿いに歩けるので、線路の横を西へ

線路脇、9月ですがまだまだ朝顔が元気
遂にお目にかかった江ノ電号・・・・と、
これは631号車なので以前から走っている先代の江ノ電号ですね。
新江ノ電号は613号車だった筈(ややこしい)。
それにしても江ノ電のカラーリングにそっくり
車体の側面には江ノ電のキャラクター「えのん」に描かれます
過ぎ去る先代江ノ電号を見送り、先へ
嵐電はここで四条通を渡ります
先ほど四条大宮方面に向かった先代江ノ電号が折り返して嵐山行として再びやってきました

ところでこの踏切のある場所、今年の春までは遮断機が無く警報機のあるだけの踏切でした。
そしてこの踏切は、一般的な電子音の「カンカンカン・・・」という踏切警報音ではなく、今では珍しい電鈴式とも呼ばれる実際に鐘を鳴らす形式で、「チン・・チン・・チン・・」というとても味わい深い音を響かせていました。
遮断機設置に伴って、警報音も電鈴式から電子音に変更されるのではという危惧もあったのですが、無事に以前のままの電鈴式の音を響かせてくれていました。

ちなみにこの電鈴式の踏切警報器、江ノ電の方にも江ノ島駅から腰越駅方面に向かって併用軌道区間に出るところに設置されています。
このあたりも姉妹提携の鉄道路線だな、という感じがしますね。

そんな踏切の場所で四条通を跨ぎ上下線別ホームなのが西院駅。
嵐電の西院駅の読み方は「さい」、同じ場所の地下にある阪急西院駅の読み方は「さいいん」というのは有名な話

西院駅の脇あるのが嵐電西院車庫
この色が今の嵐電標準色である「京紫色」。
この色に変わったのは2010年なので、私なんかは未だに見慣れなかったりしますが・・・。
ちなみに江ノ電の方でもこの京紫色カラーリングの車両(1002F)が走り始めています

車庫の中を見る限り新江ノ電号は停まっておらず、ここまで沿線を歩いてすれ違った車両にもいなかったという事は・・・ははーん、今日は本線じゃなく北野線の方を走っているな、という予想。
今日は北野線の方まで行く時間が無いので、新江ノ電号を拝めるのはまたの機会ですね

#捨てちゃう組合
線路わきのこういう花ってついつい撮ってしまいます
西院車庫からは、線路脇に道があるので線路沿いを散歩
ずっと線路脇の植物を撮っていて全然先に進まない(汗)
踏切脇のなんともいえない表情をしたお地蔵様

西院駅の次、西大路三条駅を過ぎると嵐電は三条通の上を走る路面電車区間に入ります

三条通を西へ
次の山ノ内駅は、ご覧のようにザ・電停という佇まい
嵐山駅から先代江ノ電号が戻ってきました
更に西へ
嵐電はここで一旦三条通から離れ、専用軌道に入ります
猿田彦神社の横を通ります
嵐電は再び併用軌道へ
地下鉄東西線との乗り換え駅である嵐電天神川駅

四条大宮から嵐電天神川まで歩きましたが、お目当ての新江ノ電号は北野線にいる様子で会えないし、時刻は9時でしたが既に結構な暑さなので散歩はこのあたりで切り上げ。
新江ノ電号を見るのも兼ねて、この先何回かに分けて嵐山まで、そして北野線沿線も、沿線散歩というのをやってもいいかなと思った散歩でした


約4km 6018歩

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