新えんぴつ
家内のアイブロウペンシルを、私が削っているという話を、何度か記事にした。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
よくもまあ、こんなお題で何度も記事が書けるね。貴重な時間をかけて読んでくれる人がいるというのに。
確かに。申し訳ないとは思っているのだ。いるのだが、こういう身辺雑記を、ついつい、書いてしまう。
家内は、最近、家でも忙しい。そして、一月に一度くらいの割合で、私の机の上に、先が丸まった、アイブロウペンシルが、そっと置いてある。
削って欲しいという、合図だ。
そしてそれを見た私は、その晩、削って、洗面台にアイブロウペンシルを、そっと戻す。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと呟いた。
阿吽の呼吸とは、このことだな。
家内によると、安物でも、このアイブロウペンシルが一番使いやすいらしい。だから、大切に、最後まで使いたいのだという。
先代のアイブロウペンシルは、ほぼ、最後まで使った。少なくとも、これ以上削れない、使えないところまで見届けることができた。私も、家内も。
ここまでくると、命名したくなるのが、私の悪い癖だが、あいにく家内は、良い名前が思いつかなかったようで、名前は、まだ、無い。
ここで、心の中の、リトルkojuroが、ボソリと呟いた。
コジの阿吽の呼吸、そう言えば、もうひとつあったな。
ふと、時計をみると、もう、22時も、まわっていて。洗い物をしていた家内が、こちらを見て、ニコリと笑った。
阿吽の呼吸で、5分後、ソファーに集合。そして、マッサージの段取りとなった。
マッサージをすれば、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、良いのだ。
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