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シール

以前、こんな記事を書いた。私はときどき、最寄りの沿線の、特急に乗るのである。

そして、ネットでの、そのチケットの争奪戦は、いい席については熾烈を極めていて。私が狙っている席は、なかなか、競争率が高いほうなのである。

だが、せっかく席を押さえていても、その日出張が入って直行したりするので、直前でよく、その時間の列車をつかわなくなり、キャンセルをすることになる。

だったら最初から直前にとればいいじゃないか、となるのが普通なのであるが、上述したように、熾烈な争いで押さえるのである。席取り公開となる、乗る1週間前に。つまり、押さえて、それをリリースするかどうかは直前に決まる。そして、ときにはキャンセルするのだ。

だが、このキャンセルを、ときどき、忘れてしまう。

そして、家内に、かなりの勢いで叱責されるのである。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。

それは、絶対的に、コジが悪いね。


うむ。


そこで、家内が打った手が、これである。

さすがに私でも、表に堂々とは、貼っておけない

そして最初は、このシール、いつも使っているiPadの表面の、いちばん目につくところの、ちょっと恥ずかしいところに貼られていた。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

剥がして、貼り直していいかな。



内側ならば、それほど目立たないだろう

私は、このリトルの声を悟られないようにしながら、静かに、貼り付ける場所を変えた。

それでも、私にとってiPadは、すべてを書き込むノートである。仕事にも、プライベートにも、すべてのことを、ここに書き込む。

だから、いろいろなところで、「そのシール、何ですか?」と、聞かれてしまう。


いつもはソファーにいるはずの家内は、あるプロジェクトで宿泊続きである。しばらく家には戻ってこない。

ソファーは、空だ。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

さっちゃん(注1)が帰宅するまでは、このシール、iPadから剥がせないな。


昼間のLINEのやりとりからすると、家内は元気なようだ。

家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。


だから。


これで、いいのだ。



(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。



■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。


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