贔屓
少し前に、家内がまだ、ホテルに泊まり込みだった頃の話で、子供たちにお土産や食べ物を持ち帰るミッションを私に与えるという話を書いた。
家内はそんな時、できる限り普段食べられないような良いものを選び、少しお金がかかっても、それをお土産として選ぶのである。
家内は、過保護である。過保護のカホコのドラマの黒木瞳並み、いや、それ以上の過保護であり。私も、それに劣らずなのである。
だからなのであるが、どうしても子供たちの方が良いものだったり、量が多かったりと、子供たちを贔屓するのである。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
まぁ、過保護だから。さっちゃん(注1)も、コジも。
うむ。
わかってはいるのだ。だが、ときどき、ちょっとだけ、悔しかったりする。
マンゴープリン、確かに美味しかった。それだけでも、感謝しよう。
むかしむかし、新婚当初に、マレーシアの先輩の家にお邪魔したとき、現地の名産品のマンゴープリンを食したが、その時とは少し違う、上品なホテルの味がした。
なんだか今夜も、知らないうちに、マッサージをしていた。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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