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羽衣

昨日からの続きである。

桜えびのかき揚げ丼を食べて。家内と長男が相談して決めて。次に向かうところは、すでに三保の松原に決定していた。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

まあ、連れて行ってくれれば、それでいいもんね。


長男は、訪れるのが3回目となるらしいが、家内と私は、初めて行くことになる。


美保の松原というと、駿河湾越しの富士山の写真が有名だが、古くから絵画の題材にもなっていて、よほど風光明媚なところなのだろう。

また、私は、天女の羽衣伝説が、真っ先に気になっていて。あの話にまつわる松も、どうも、あるらしい。


駐車場に着くと、かわいいコーンが迎えてくれた。

これのミニチュア、自分のお土産に買おうとして家内に阻止された


そして浜辺へ。海は、久しぶりだった。風が少し強かったが、曇りの予報がくつがえり、晴れてきていて。気温も上昇して、少し暑かった。

富士山と海を撮ろうと思ったが、写真家さんが撮るような写真は、やはり、撮れず。そこそこの写真で我慢した。

そこそこの写真

長男は、太ってはいるが、歩くことには抵抗はなく。むしろ、普通の人よりも早く歩く。家内は、歩いたり、そもそも、体を動かすことが億劫おっくうで、昔、運動部だったとは到底思えない。

浜辺をかなりの距離散歩して車に戻ると、いい物を見せてあげると、ご当地の飲み物を見せてもらった。

これが、なかなか美味しかった
富士山サイダーは、一滴も飲めず


車に戻ったのはいいものの、長男は、まだキックオフまで時間があるといい。家内がそれを受けて、日本平の展望台に行こうと言い出した。

その時、はたと、思った。

実は、私は、赤い靴の女の子の銅像を追いかけている。日本平の頂上というと、銅像があるはずだ。なぜ、思いつかなかったのだろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

今は、黙っておこう。


そうして、また、小志朗こじろう(注1)は、走り出した。


そして、また、気付いたのである。そして思わず声を出してしまった。

あれ?天女伝説の松、見なかったな。


方向まで確認していたのに


すると、家内が言った。

コジくんは、せっかくの機会を、こうして無駄にするのよね。連れてきた甲斐がないってものよ。

横で、長男が、黙ってうなずいていた。

私は、話をらすために、長男にキックオフの時間を確認した。

ちょっとした静寂が小志朗こじろうを包んだが、エスパルスファン仕様の車が多いことに気付いた家内が、長男に声をかけて事なきを得た。

それにしても、ミスった。私は、いつも、こうなのである。


(注1)我が家の車には、小志朗こじろう、という名前がついている。


少し霞んでいるが、富士山が絶景だった


■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。

■追記②■
また、スタエフで配信します。もしも御時間があれば、お付き合いください。アーカイブも、後日、貼り付けます。

西尾さんはじめ、面ゆるメンバーは面白い人ばかりです
もしもお時間があれば。ライブでも、アーカイブでも、ながらラジオで聴いてください

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