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年越しそば


家内は季節のもの、行事、催事を以外に気にしていて。ある程度きちんと行おうとしてくれる。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

なんか、ちょっとディスっているように聞こえる。


去年の年末、年越しそばを作ってくれた。

おー、シンプルイズベスト


この蕎麦、年末にスミセイレディからもらった年末の挨拶そばだが、ちゃんと新鮮なうちに料理として出てきた。これならば、フードロスハンター(注1)としての出動はなさそうだ。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

やっぱり、ちょっとディスっているように聞こえる。



去年も一昨年も、緑の手抜き、いや、たぬき、だった。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

これ、ディスっているように聞こえるじゃなくて、確実にディスっているぞ。


今年の年越しそばは、良かった。3年ぶりに、良かった。緑の手抜き、いや、たぬきも美味しいが、手作りで、そばもちゃんと使い切って、良かった。



年末の思い出の、そんなこんなを語らおうとしてソファーを振り向くと、家内が足を指さして笑って言った。

なんか、私のこと、悪く言ってた?


いや、気のせいだろう。それより、マッサージ、いつもの倍、やってあげよう。


わーい!



年末の思い出話で3倍ディスったので、2倍の自主トレ(注2)を申し出た。夜ごとのミッション発動だ。


マッサージをすると、家内は上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。





だから。





これで、いいのだ。



(注1)世界中で社会問題にもなっている、フードロスを無くすために、まずは身の回りの賞味期限切れを無くすように、ひとたび賞味期限切れとなった商品をチェックし、たとえ賞味期限が切れていても、匂いや色や味見から食べられるかどうかを真剣に判断し、食べられるものと判断したものは、無闇に廃棄せずにきちんと頂く。そういう活動をする、ボランティアのこと。私が勝手に作った造語である。

(注2)私は、家内のマッサージを、よくする。家内に促されずに、自らの申し出で家内のマッサージをすることを、自主トレと、勝手に呼んでいる。

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