シャーベット
夏、次女の所属する実業団チームから、なぜか突然、選手の家族に大玉スイカが送られてきた。
そして、我が家は、家内をはじめとして、瓜系の食べ物が苦手で。スイカやメロンは、売れ残る。
辛うじて長女が少し食べるのだが、私のように食べ尽くすことはない。
家族の中で消費するのは私なのだが、あまりにも大玉スイカ過ぎて、家内はすぐに切ってお皿に入れ込んだものの、冷蔵庫に到底入りきらなくて諦めた。
そしてとった方法が、ラップに包んだ上でジプロックに入れて冷凍するという手法である。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
あれだけの大玉スイカだったから仕方ないな。
そして季節は流れ。半年ほど経ってしまい。
最近、なぜか家内宛に色々な果物や食品が送られてくるようになり、それを冷凍保存するのに冷凍庫が狭くなってきた。
私は、スイカが大好きな人間である。だから、嫌で放っておいたわけではなく。逆に、いつ食べようかと楽しみにしていたのだ。
だが。家内から、ミッションが下った。冷凍スイカを、すぐに食べ尽くすようにと。
実は、けっこう大量にあったのだ。いかにスイカが大好きな私と言えど、解凍してもシャーベット状のスイカを、一気に大量には食べきれない。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、無理すると、ポンポン痛くなるかもよ。
でも、食べた。3食分くらいに分けて。
ポンポンも大丈夫だし、ミッション、コンプリートッ。
そんなこんなを語らおうとしてソファーを振り向くと、家内が足を指さして笑って言った。
あのスイカ、大きかったね。独り占めできて良かったね。
……。
倍返し催眠をかけられ、ミッション発動だ。
マッサージをすると、家内は上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■4日目/66日
放課後ライティング倶楽部主宰のヤスさんが、エグい企画をやっている。66日ライティングランニング。略して「66日ライラン」。
人間が習慣化できるのは、66日間くらいを経てというのが一説にあるという。書く習慣と力をつけようというこの企画。新たな参加者が毎日のように増えている。
下述のヤスさんの記事のコメント欄に始めたいと入れると、マガジン招待のメールが届く。
約束事は、以下の3つ。
①300字以上を目安に書く
②投稿時、必ずマガジンに投稿(#66日ライラン)
③1日でも投稿をサボったら、マガジンから追放
「追放」って…。まじかぁ…。
でも、企画ものが大の苦手の私が、震える手で、参加することにした。まさに、ドキドキで。コメントすると、招待状が届いた。
これで、後には引けない…
まだ、参加できると思う。ご興味のある方は、添付記事のコメント欄にて、ヤスさんへアピールを。
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