見出し画像

自己成長のためのワンポイントアドバイス①

ミスと失敗、日常ではあまり区別して使われませんが、これを区別して捉えると結構便利です。
辞書(大辞林)でミスを調べると
「失敗すること。やりそこなうこと。」
一方、失敗は
「やりそこなうこと。目的を果たせないこと。予期した効果をあげられないこと。しくじり。」
とあります。
辞書のうえでは、あまり違いはないのですが、私はあえて分けて使うようにしています。

ミスは回避可能でよくないもの(ネガティブ)

私は、ミスは回避可能でよくないものと定義しています。
例えば、私がコンサルタントとしてまとめるレポートに誤字があったり、数字の桁が間違っていたりするのは、注意して作業すれば回避可能です。
しかも、マイナスはあれど、プラス面の効果はほとんどありません。

失敗は学びの手段(ポジティブ)

辞書の失敗の意味に「予測した効果をあげられないこと」とあります。
すなわち、失敗は予測と結果があるという捉え方が重要です。
失敗は「実験、トライ、チャレンジ」の結果の1つという考え方です。

私の例で言うと、講演の仕事で
「今回の講演参加者の方々には、こういう話を入れると興味を持ってくれるに違いない!」
という予測を立てて講演に臨み、結果として、あまり受けなかったとします。
これは、ミスではなく失敗と捉えます。
この内容なら受けるという予測が外れたということです。
そして、大事なことは、失敗には学びがあるということです。
今回の内容は、この方たちには響かないということが分かったのです。
次回、同じような機会があれば、この失敗を活かして工夫することが出来ます。

致命傷回避、かすり傷上等!

失敗は学びの手段とは言え、失敗したら気持ちも落ち込みますし、場合によっては、仕事にマイナスの影響が出る可能性も当然あります。
そこで、私は、失敗した時の影響を見積もることにしています。
失敗したら致命傷になり、リカバリー不可能なトライは、余程の事情がない限りはしないようにしています。
一方で、失敗してもかすり傷で、十分にリカバリー可能なトライは、積極的にするようにしてます。
かすり傷の数が増える程、成長出来ると思っています。

組織で部下を持つ方は、
「ミスと致命傷は排除して、部下にかすり傷を負わせるぐらいのつもりで、仕事を任せる」
と成長が早くなると割り切るといいと思います。
部下のかすり傷とは、失敗しても自分が手に負える範囲の失敗です。

失敗は成功の母

「失敗は成功の母」という格言があります。
「ミスは成功の母」ではありません、ミスと成長を分けて捉えることで、成功を手にすることが出来るのです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

今後もビジネスコンサルタントとして実践的な内容を発信していきますので、「いいね」や「フォロー」をいただけたらとても嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました! コメント欄への感想、リクエスト、シェアによるサポートは大歓迎です。