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真田丸第15話について その2

今回異例の真田丸第15話について その2です。次回放送のネタバレになるかも知れませんので、楽しみをとっておきたい方は読まないで下さい(笑)。

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………………………………では。

前回秀吉と上杉景勝との対面シーンで、

秀吉「越後の本領は安堵。今後は東の要として、関東を押さえてもらいたい。ただし、これより後、真田への肩入れは無用とせよ」
秀吉「真田安房守はな...お主とは違って、いくらわしが上洛せよと言っても一向に返事を寄越さぬ、不届き者じゃ。ここは、懲らしめてやらねばならん」
直江「恐れながら殿下。それは徳川と真田が戦になった時、真田に加勢をするなということで御座いましょうか?」
秀吉「そういうことだ」

何故いきなりこういうことになったか、ということです。秀吉はその前のシーンで大層信繁のことを気に入っているにもかかわらず、真田家を言わば見捨てるような真似をするのでしょうか....。

発想を逆転させるのよ、なるほど君!

大谷吉継は、秀吉は才気のある若者を好むと言いました。そして、一度気に入った若者は、始終そばに置きたくなる、とも言っていました。ここにヒントがあります。

秀吉は前回、徳川家の筆頭家老であった石川数正を手中にして、徳川家の軍事上の機密を手に入れたばかりです。徳川家康は(史実は違ったかも知れませんが、ドラマ上では)いつ徳川が攻めてくるか戦々恐々としていました。

ここは秀吉は徳川に恩を売るチャンスで、完全に真田にメンツを潰された徳川は是非とも真田を血祭りに上げたいはず、そして徳川を真田にけしかけて徳川を手なずける、と上杉景勝に伝えました。義に厚い上杉景勝は、自ら真田家を全力で外敵から守ってやると言ってしまったこともあり、真田信繁に「ちょっと話が違ってきた...」とはとても言えません😅💦(茶室の前で何か言おうとしましたが、凄い苦いお茶であった、というのが精一杯でした)。秀吉はそこまで読み切っていました。

実は本当に手なずけたかったのは徳川家康ではなく真田信繁であったのです。

真田信繁を手に入れ、自分の手元に置きたいがために、真田昌幸がなかなか上洛しなかったのを口実に、それも自分は一切手をわずらわせずに、徳川を使って真田を攻めさせ、あわやというところで、秀吉が止めに入る、というわけです。ただし、停戦の条件として、真田信繁は秀吉の元で預かる、という前提で。それ以降は一切徳川は真田に手出し無用。こういうわけです。徳川も軍事上の機密を秀吉に握られている以上、言うことを聞くしかありません。真田昌幸に至っては、徳川から睨まれ、信繁を人質に取られ、手も足も出ません。

全ては真田信繁を手に入れたいがため、というわけです。

恐るべし、小日向秀吉(笑)!

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