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Mr.Speakers AEON FLOW Open-Back

新年明けましておめでとうございます。新年早々またまたヘッドフォンの話題です。今回紹介するのは2017年11月10日に発売されたMr.SpeakersAEON FLOW Open-Backというヘッドフォンで、このヘッドフォンも平面磁気駆動方式の開放型ヘッドフォンです。

Mr.Speakersとは

Mr.Speakersは2013年4月にDan Clark氏によりアメリカのカリフォルニア州サンディエゴに設立された比較的新しいヘッドフォンメーカーです。これまでETHERシリーズやETHER FLOW シリーズ等高価格帯の平面磁気駆動方式のヘッドフォンを作っていましたが、今回Mr.Speakersの製品の中では小型・軽量で廉価なAEON FLOWシリーズを2017年夏と秋にリリース、まず2017年7月15日に密閉型のAEON FLOW Closed-Backが、そして同年11月10日に開放型のAEON FLOW Open-Backが発売されました。

AEON FLOW Open-Back

上記は外箱の中身で、本体と1.8mの3.5mmステレオヘッドフォンケーブル、6.3mm変換プラグ、保証書、クリーニングクロス、音質調整用のシートが3種類付属します。写真には写っていませんが英語の薄い説明シートも付属します。

上記は横から撮した写真で、ハウジング部分に「FLOW」と印字されていますが、海外向け製品には「ÆON」と印字されているそうです。

ヘッドフォンケーブルは脱着できるようになっており、特殊な4ピンコネクターが使用されています。これはETHERシリーズやETHER FLOW シリーズと共通みたいです。

ヘッドフォンのバンドワイヤ部はニッケル・チタン合金製の形状記憶合金でかなり軟らかく軽量に作られています。ハウジングも樹脂製で、重量は321gとなっています。人工皮革製のイヤーパッドは肌触りもよく、また側圧も強くもなくまた弱すぎるということもなく、非常に付け心地が良く快適です。

面白いのはヘッドフォン内部にシート状のフィルターを入れることで調節出来るようになっていることで、最初からノッチが1つ入っているシートがヘッドフォンにセットされています。

音質

一言で言えば音が柔らかくて定位や空間表現力に優れたヘッドフォンです。Acoustic Research AR-H1や、final D8000と違って解像感やクリアさよりも聴きやすさを重視して作られたヘッドフォンと言えると思います。音場は広く、特に中域がとても魅力的で、超低域や超高域は抑えめですが、それがかえって刺さりのなさや聴きやすさに繋がっているように思います。個人的にはオーケストラや女性ボーカルもの、ジャズ等に向いているようで、特にアナログレコードから取り込んだ音源などは非常に魅力的です。インピーダンスは13Ωと低いのですが、駆動にはそれなりのパワーが必要で、Hugo2だと問題なく楽しむことができます。

まとめ

平面駆動方式のヘッドフォンの中では非常に小型かつ軽量で比較的リーズナブルなヘッドフォンです。聴きやすく装着感も良いのでリラックスして音楽を楽しめ、音楽もそのようなジャンルが向いているヘッドフォンと言えると思います。

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