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気づく力の育て方

みなさんこんにちは!
現役の小学校の先生をしながら、学校に行けていない不登校の子たちに体験学習や探究学習の場を提供している。ひかぴー先生です。

3年生の理科の授業で「モンシロチョウの育て方」という単元があって、その授業の中で、感じたことをみなさんにお伝えしたいと思います。

観察は冒険!小さいな小さなたまごを発見したらすごいよ!


みなさん!モンシロチョウって見たことありますか?
ありますよね!
では、幼虫は?さなぎは?たまごは?
なかなか普通に生活している中では、見ることがないかと思います。

特に、たまごは本当に小さくて、キャベツの畑に本気で見つけにいかないと見つけることができません。

授業では、いざ観察に行く前に、「すっごーーーく小さいから見つけられる人はいないかもしれません!だから、見つけた人は大発見です!」なんて言って観察に行くと、みんな、観察するモードができているから、たくさん見つけました!

たまごをキャベツの葉っぱごと取って、今度は、教室で虫眼鏡を使って、よく観察をします。

「色は何色?」→「黄色!」『オレンジ!』などと元気いっぱいに答えてくれました。
「他の色は?」というと、「先生!白もある!!」「下の方は、青っぽいよ!」などと他の色もあるということに気付いていく子たちがたくさん!

黄色一色!オレンジ一色!という生き物なんていませんよね!葉っぱとかも同じ緑色一色なんてことはない!

だから、自分の想像している世界から脱却して、目の前にあるたまごを構成している色をじっくり見ることができたら、これは、すごい気づき!
はなまる!

この感覚をもってこれからも授業をしていきたいです。

下手くそでいい!

いろいろなことに気づき、発見したことを観察カードにかいていきます。

この時にも気づきに集中できる声かけを!

観察カードって、絵をかくのが苦手な子にとって嫌ですよね。
私も、これまでに理科や生活科を担当した時には、観察カードを配った瞬間に「俺、絵が下手だから、嫌だ!」ってなる子がたくさん!

「理科や生活科って図画工作の授業じゃないから、絵の上手い下手なんて関係ない!」

そう言ったことを、観察の授業の時に毎回話しています。

間違っても、「絵がうまいね」と言ったフィードバックはしないで、「よく見ているね」と言ったフィードバックができるようにしていきたい。

よく見ているかどうかを判断するには、観察カードではなくて、観察カードをかいている子どもたちの様子を見ることからしか、わからない!

どうしても、結果物の観察カードを見て、評価してしまいがちだけど、観察カードでの評価なんかより、虫眼鏡を握りしめてよーく観察したことをかこうとしている!この姿が見れたらもうはなまるです!

結果ではなく、プロセスを重視した指導を頑張っていきます!

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