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「言うのは、簡単なんだよ」

先日、千葉の「ターザニア」に家族で行ってきました。

7歳息子と一緒にアクティビティにトライしてみて、ふと口に出た言葉
「言うのは簡単なんだよ」
色々なことに、当てはまるなぁと思ったので、noteに書いてみることにしました。

ターザニアってどんなアクティビティ?

写真のように、背の高い木の途中に様々なアクティビティが設置してあります。高さは10メートルくらいでしょうか。

専用の命綱であるハーネスをつけて、木から木を移動。手すりはなく、足を踏み外すと落ちてしまう感じがします。ハーネスがあるから大丈夫なんですけどね。落ちないとわかっていても、やっぱり怖いです。

私は7歳息子と、キャノピーコースという少し簡単めなコースにトライ。簡単と言っても、アクティビティの設置高さは同じ。

いや十分に怖いです。
子供がいなきゃこんなのトライしようとも思わなかった。

1つ目の難しいアクティビティ

2つ、難しいアクティビティがありました。
スタッフさんはハーネスつけた後は遠くに行ってしまうので、渡り方がわからなくて困りました。

足元は、2本の紐が渡してあるだけ
ハーネスが吊り下がる紐が上部に1本

いや、これ。
2本の紐だけしかなくて、どうやって渡れと?

とはいえ、7歳息子の前でオロオロするわけにもいかない。遠くに見えるスタッフさんを必死に呼んでやり方を教えてもらいました。

「上の紐をつかみながら、足元の2本の紐を足の裏ですり足するように渡るんですよ」

うーむ。やり方聞いたところで怖いです。

やる順番は、1番目が息子。2番目が私。
一度ハーネスを設定してしまったら、その順番を変えることはできません。
まずは、息子を励ますところからスタート。
下からはスタッフさんも見守ってくれています。

「足元2本じゃなく、1本ですり足した方がいいよ」
「途中まで、ジップスライドで進んで、止まったらそこから足で進んだらいいよ」

スタッフさんのアドバイスで、息子も私もなんとか渡りきることができました。はー、ヒヤヒヤした。

2つ目の難しいアクティビティ

足元には、なにもなく
木から木にぶらーんと1本紐が渡してるだけ

こちらも、困りました。
足元がないので、おそらく紐をひっぱりながら進むのかな?と思って、息子をなんとか励まします。

「途中まで、ジップスライドで行って、その後に、紐をひっぱりながら進めばいいいんじゃない」
「ハーネスがあるから、落ちないし大丈夫」

なんとか息子に渡ってもらえるよう、声がけします。
息子は思い切ってジャンプ!
3分の2くらいまで、ジップスライドで進み、最後は紐を自分で引っ張って、次の足場まで到達できました。

足元ないのに、よくできたなぁ。
次は私です。

息子がもう先に進んでいるので、早くいかなきゃと心はあせります。
迷っている暇はありません。
でも、こわい。足元がないんですよ。こわいですー。
すごく勇気がいります。

「ちょっと待って、言うのは簡単なんだよー」

と大きな声で叫んでいたら、下を通りかかったスタッフさんが「ふふっ」と笑った気がしました。

なんとか、次の瞬間には私もジャンプ。
息子と同じ方法で、次の足場に到着できました。

他にもある、言うのが簡単なこと

今回はターザニアのアクティビティでしたが、言うのは簡単でやるのがめっちゃ難しいことってあります。小学生の娘息子たちはそれを毎日頑張ってやっている。

例えば、宿題。
2年生の息子は、毎日漢字の宿題をしています。
先日「曜」を練習しながら大粒の涙をこぼしていた息子。「曜」は18画もあります。まだ手の抜き方を知らない息子は、一画一画丁寧に書いていて、全然終わる気配がありません。まだ他の宿題もあるのに。。

私は毎日、なんとか心折れないで宿題が終えられるよう、励まします。
でも、ほんと「言うのは簡単」なんですよね。

あまりにもつらそうだったとき、こっそり私が書き取りをやってあげました。いつも走り書きでしか文字を書かなくなって〇十年。丁寧に書くって、本当に骨がおれます。

言うは易し行うは難し

「早く宿題終わらないかなー」などとつい思ってしまうけど。
ターザニアでの出来事を思い出して、すごく難しいことを頑張っている子どもたちを、ちゃん見ていってあげたいなと思います。



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