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いつも見守ってくれた保育園の先生に

息子の保育園の卒園式が近づいてきた。
コロナ禍中であり、とにかく無事に無事に、卒園までの期間を過ごすことができれば、もうそれだけで有難い。

謝恩会も企画できないし、保護者と園児だけで飲食店などに集まるのも無理。せめて、担任の先生にアルバムを渡そうと企画してくれる方がいた。今、アルバムの台紙が手元にある。表に写真と先生へのメッセージ。裏に子供の赤ちゃんの時の写真を貼って欲しいと手紙が添えてある。

いい写真はないかなと探していて、ピッタリな写真を見つけた。
運動会のサーキットレースで息子が笑顔でゴールテープを切っている場面。
テープを持っている先生、そばで見守る担任の先生、園長先生。
その写真に写っている先生方の、息子を見るまなざしが本当に優しくて、あたたかくて…。


0歳から保育園に通っていた息子。3歳ごろまでは、保育園にも慣れて毎日楽しそうに通っていた。でも、4歳ごろだろうか。朝登園した後、まっすぐに絵本コーナーに向かうようになった。
「絵本はつまらない時に読むんだ」と教えてくれてびっくり。
少し注意深く様子を見てみると、登園時も、夕方のお迎え時も絵本コーナーにいることが多い。赤ちゃんから幼児に成長する過程で、今までとは違いうまくお友達と関われなくなっていたようなのだ。

そんな時期に最初のコロナ流行があった。保育園も一時休園になって、
その後、再開して再び通い出した。
しばらくは、以前と同じく朝は絵本コーナーに直行していたが、デュプロブロック遊びが男子ではやり出した頃。お友達のところに直行して一緒に遊ぶようになった。夕方のお迎え時もデュプロで遊んでいて、どんなものを作ったのか見せてくれる。友達と遊んだことを家でもよくしゃべってくれるようになった。

「お友達とすごく遊べるようになりましたね!」

そんな変化を、先生もしっかり見ていてくれた。「あまりお友達と遊べていないようだ」という悩みを話したことはなかったのだけれど、しっかり見守ってくれていたのだ。

保育園は子供の成長を喜びあう場所

息子が笑顔でゴールテープを切っている写真は、そのことを思い出させてくれた。いつも見守ってくれる保育園の先生に感謝を込めて。残りの園生活を楽しんでくれたらと願う。






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