見出し画像

唯我独尊

俺はこの世のあらゆる物事に興味がない。大衆が新型のウイルスに怯えていようが、有名人が死のうが、どこの誰がどんな不祥事を起こそうが・・・

最近ではワールドカップなんてのがあった。日本人の多くが日本チームの勝利を願い熱狂したのだろうが、それにも興味がない俺からすれば、何も起きていないのと一緒だ。何一つ変わらない日常がそこにはある。

正直、日本チームがどんな成績で終わったのかすら知らないし、知る必要もない。何故、そんなことでいちいち盛り上がるのか理解できない。

自分が好きなことや、興味を持つこと以外の情報はシャットアウトする。自分に必要でない情報は端から存在しないのと同義だからだ。
俺は自分と自分の周りの一部の人間にしか興味がない。
とは言っても俺は自分と関わりのある人間には興味がないとは言えないし、縁のある人間まで無下にするなんて以ての外だ。

だが俺は人に合わせるとか、同調とか、そういう忖度みたいなのは大嫌いだ。

それは誰が相手でも変わらない。あの人がワールドカップを面白そうに見ているのだから、自分も見てみよう。なんて微塵も思わない。有名人の誰かが死んでしまって、悲しんでいる人が居るから一緒に悲しんでやろう。なんて思うはずもない。有名人の不祥事にも興味がない。どうでもいい他人が俺にどういう印象を抱こうがいちいち興味ないし、人の目を気にしたりもしない。

だいたい、人の目を気にするなんてのは弱い奴のすることであって、それは俺の役割ではない。

勘違いされないよう言っておくが、俺は他人に一切の興味がないだけで基本的に無害な人間だ。

むしろ、他人に興味がある奴の方こそ有害だと俺は思う。
他人に危害を加えるというのもまた、他人に興味があって仕方ないような、かまってちゃんのすることだからだ。

ほら、居るじゃないか。所謂ヤンキーとか不良とかいう種類の頭悪いタイプの輩。

この間も朝から騒がしいなと思ったらチンピラみたいなのが二人組でなにやら騒いでたもんな。
ああいう行動は明らかに他人の視線ありきの行動と言ってもいい。他人の目線を気にしてビクビクしてるタイプとは別のベクトルに向いた自意識が暴走しているのだ。

他人を威圧すると皆、俺に道を開けるんだ!

「道を開けろ!俺達が通る!(ドヤァ」
(これが俺の存在の証明だ!)
「ほら!みんな俺を見て!」
(俺はここに居るんだ!)
   ↑
(爆笑)

他人に興味があって他人の目線が気になってしょうがない奴は、結局どいつもこいつも弱いのさ。自分の存在も自分で認められない。

本来はそんなのは全くもって関係ないのに。

どんな無能でもどんなに他人から必要とされなくても、自分の存在価値なんてのは自分で勝手に決めてしまえばいいのだ。俺は利害がない限り、他人の中で定められる俺自身の価値に対して興味がない。だって、そんなことを気にしたところで、それを知る術なんてこの世のどこにも存在しないだろう?

俺は中学生のとき、同じクラスにめちゃくちゃ嫌いでよく喧嘩する女子が居たんだ。俺はあの女子のことが本当に嫌いで、あの女子も俺のことが嫌いなんだと思って疑わなかった。だがある日、あろうことか俺はその女子に告白をされたんだ。

分かるだろう?このように他人が自分を本当はどう思っているかなんてどうやっても分からないんだよ。逆も然りで、自分を好きだと言う異性や友達が居たとしても心の中ではものすごく恨まれているかもしれないのだ。

「他人の気持ちなんて、いちいち考える必要はない」なんて言ったら世間じゃサイコパス扱いされてあっという間に社会不適合者の烙印を押されるだろうが・・・

でも、おそらくそれは逆なんだ。

他人への興味や承認欲求が強いやつほど無駄に他人に干渉したり執着したりするんだよ。

俺はどうでもいい他人には干渉しないし、自分の価値は自分で決めるし、自分と自分が大切にしたい人しか大切にしない。

本来はこれが正しい人間らしさなはずなんだ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?