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環境と買い物について

先週のnoteでは、ビジコンに企画を提出して悔しい気持ちでいっぱいということについて書いた。それから1週間たってもちっとも気持ちが晴れない。

過去は変えられないので、気持ちを切り替え前に進むのが正解なのはわかっている。

わかってはいてもずーっとモヤモヤしていて、ビジコン前に集めた資料とかを見直して気づいたことがあった。モヤモヤの原因は他にあって、それについて考えてみた。

モヤモヤの原因は環境問題そのものについてだ。

今年の夏は本当に暑くて、北海道の我が家でもエアコンの設置が必須であることを思い知らされた。まさに異常気象という暑さ。「温暖化や気候変動が進んで人類が住みにくくなる世界」が近い未来に差し迫っていることを感じた人も多いかもしれない。

けれど、実際はすでに気候変動ははじまっていて、すぐに対策をしなければならない状況だ。

日本は2050年までにカーボンニュートラルを目指す宣言をしている。今から27年後だ。30年近い年月の遠い未来の目標。けれども、その目標を達成するために2030年度に"温室効果ガス46%削減(2013年度比)"を目標に掲げている。残りたった7年しかない。

環境問題=気候変動ではなくて、水資源の消費や、海洋・大気・土壌汚染、生物多様性などいろいろある。気候変動にだけ焦点を絞られている感じが、またモヤモヤするけれど、あと7年しかないとなると仕方がないとも思える。

ではどうしたらいいの?ってずっと考えている。

今のところ、全ての人々が今の生活から環境負荷の小さい生活に変えていくしかないと考えている。

けれど、その方法は十人十色。それぞれが日々の生活を見直して、変えていくしかないんだよね、とも。

車を使わずバスや電車を使った方が環境には良い。
けれど、全ての人がバスや電車の恩恵に預かれるとは限らない。
私が育った地元は病院へ行くバスは1日3本しかないところで、車は生活必需品だ。

肉の生産は環境負荷が高いから、環境問題に真摯に取り組んでいる人にベジタリアンが多い。けれども、全ての人がベジタリアンになるべきとは思えない。将来的に環境問題が進み、肉の値段が高騰して、一般市民がなかなか買えなくなるかもしれないけれど…

だから、自分の生活を見直して出来ることをするしかない。

例えば、肉を買うなら国産にして、地産地消を意識する。
食品は計画的に買って、腐らせて捨てないようにする、とか。

ペットボトルを買わないように、水筒持参とか。

生地がしっかりして、丁寧に縫製された服を買うとか。

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そして、つぎに買い物に行くたびに、手に取る商品についてよく考えてみてほしい。本当に買う必要があるのか?どこで、どうやって作られたモノなのか?


めんどくさい!って思う気持ちもわかる。
けれど、現代は資本主義なので「何を買うためにお金を使うのか」で私たちの社会が作られている。

私たちが環境問題に向き合わなければいけない原因は、過去の私たちの消費活動の結果だ。

「安い」や「便利」を追求した結果だ。

「でも、高くて買えないって」言いたくなるけれど、本当にそうだろうか?

ファストファッションを例にとると、「安くて、環境に悪く、強制労働」で作られた、製品であふれかえっている。しかも、数回洗濯しただけで、ヨレヨレになってしまったり、壊れてしまったりするクオリティー。購入回数を減らして、ずっと着たいと思える丁寧に作られた製品を買う方がコスパが断然良い。

2~3回しか着ない衣服を買うことをやめるだけでも、環境に対するインパクトは大きい。

私も環境問題に興味があるけれど、ベジタリアンではないし、オーガニック以外の野菜も食べる。
出来るだけ、自転車にのったり、バスや電車を使うようにしているけれど、子ども2人を連れて出る時や、天気の悪い日は車だ。

というわけで、あまり難しく考えず買い物の時に、ちょっと商品を裏返して表示ラベルを見て、どこからきたものなのか思いを馳せてほしいです。



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