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摂食障がいの克服87【不器用】

 ロンドンは、朝の5時です。

 久々に眠剤飲んで寝てみても、やはり、4時間。…とはいえ、けっこう眠れたような気がします。

 睡眠って難しいですよね。
 
 営業の仕事をしていた時、器用な同期は、16時に退社していました。そして、小さな子供を迎えに行く。同じ仕事のはずだけど、私は20時まで掛かったりする。なんなら、帰宅して一連の家事して、夜また仕事する。土日もです。営業なので、自分次第なんですよね。

 1日でいいから休みたい。1日でいいから眠りたい
 何度そう思ったかな。でも、土曜でも日曜でも、お盆でも上司は、朝の8時に電話をかけてきたり、お客様は、土日しかお時間がなかったり。成果や、成績がないと、頑張り続けてしまう。
 
 何日かキャンセルが続いてからの、日曜かな、お客様の元に自転車で向かって、そのまま自動車にはねられました。嘘みたいに飛んで、頭がごん、って着地。あのころ、疲れてました。家族にも普通に接することが難しいほど、追い詰められました。成績はそう悪くなかったんです。でも、もっと、もっと、私はがんばらないと、そう思ったんですよね。

 さすがに、車にはねられると、1週間休んでもよかったんです、お金は補償される。でも、翌日も出社しました。昨日事故に遭った…と同僚にはなすと、上司に、そろそろ、黙ってねって、優しく目配せされ。みんな営業だから、そんなネタ、迷惑なんですよね。

 厳しい世界。みんな、みんな、生活を良くするために働き、強い人たちが残る
 私の勤めた会社はそんな、性質の強い会社が多いかな、逆にいうと、自分勝手ぐらいがちょうどいいのかもしれません。

 生きるって本当に難しい。お金を得ることも難しい。器用に生きることも難しい。

 本当に器用に生きることって、自分を最低限、もしくは常に大事にできること、なんだろうな。

 自分を犠牲にしてまで、みながんばらない。みんな、自分が生きることを大切にしていて、みんな、自分の心を守れるんだと思う。

 自分が壊れても、その都度必死になる性質で、自分がすり減って、無理するし、生き方下手な人が、イコール摂食障がいにもなってしまったりするのかも。hspも。

 しんどくても、ラインには返信『しなければ』
『読まなければ』

 ヘトヘトだと上手く返せないのにそんな気持ちで開いたり。でも、逆に私は家族にも未読スルーされてます。以前なら悲しくて過食してしまいそうだけど、自分が傷ついて、過食しても、誰も何とも思わないと過食はなんのため?

 過食症になると、過食のきっかけなんて、あらゆるところにあるけれど、人に冷たくされて傷ついて過食はもったいない。自分を労わる過食や、自分の飢餓感、心やからだの疲労を癒す過食だとしたら、それは、必要だから起きている。

 ノートを始めて、好きなnoterさんから、ハートを押してもらえたり、好きなnoterさんのノートを読ませて頂けることが、すごい幸せです。

 写真はロンドン3日目のハードロックカフェです。これは、ミニバーガーで、3つで、確か2000円ぐらいかな。息子はめちゃ大きなバーガーを4000円で食べた後私のを手伝ってくれました。私は、ミニバーガーひとつ半で満腹。息子は大きなバーガー食べて私のを半分食べて、その後おうどん食べてます。

 過食症にはなったけれど、それも何年もの間、悪魔が過ぎ去れば小食だったりもして、いつもいつも、過食症の自分や拒食症の自分という、カテゴリーで、考えなくてもいいし、そもそも不器用だから、食べれたり、上手く食べられなかったり、そんなこともある。今日も傷ついて、今日も悲しいんだなって、そう自分に感じてあげられたら、それでいいんだと思います。

 


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