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摂食障がいの克服65【舞台上】

 心に元気がなくなると、次第に、普通にできていたことができなくなりますよね。私は何度か書かせて頂いたように、まずおふろが面倒です。

 朝、起きてからしばらく(数十分とか)動けず、漸く起き上がって、体重を測ったり、洗顔したり(でも、もうお水で洗うだけとか・・・)、コーヒーメーカーセットして、お湯を沸かしたり、目玉焼きやいたり、トースト焼いたり、ごみを出したり。(今朝はトースト、目玉焼き、コロッケ、納豆、ヨーグルト、珈琲、コーンスープ食べました。)これが、すっと、できていた時期もあったり、今ちょっと時間かかっています。

 洗濯したり、掃除したり。息子がもう大きいため(一応、拠点的には、独立しています)、負担はミニマム。でもこれってかえって、しんどいのかなあ。自分のために何かすることの大変さ。人にお食事は作れるけど、自分のことするのって大変ですよね。

 まだ、ルーティーンならいいけれど、何か筋道立てて考えるとか計画立てるとか、書類を書くとか・・ものすごいエネルギーのいることです。それこそ、引っ越しもこの1年で2度していますが、もう苦しかった。後ちょっと今計画してることがあって、でも難しい。

 回復してきたところ、そしてまだまだの課題、たくさんありますが、今日書きたいことは、私は、『元気に見える』ということ、です。『元気にみえる』=『元気』にイコールの変換をしてしまうと、危険です。1日がんばると、回復に数日かかる、今の私はそんな感じです。

 仕事をしているとき、『いつも笑顔』『いつも元気』、もちろん、『まめ』『まじめ』『働き者』・・・お客様や上司に、そう言ってもらえることは素直にうれしく、またがんばろう!って思えました。
 マイナスがひとつでもあれば、ボロボロにへこたれますが、足を止めるということは許されないから、必死に働く。元気に、にこにこ、それでもまじめに、働く。

 お仕事にもよります。表に立つ側としてはやはり、笑顔や明るさは大事、支える側としては、それより正確さ、そして迅速さ。誰のための、何のためのお仕事で、それぞれの役割をこなし、対価をもらう。私はいくつか転職しているので、色々経験しています。

 好きな本に、『夢をかなえるゾウ』がありますが、人を喜ばすということ。目の前の人を笑顔にするため、喜んでもらうため。生きていることの、基本ってきっとここにあるんでしょうね。

 子供に笑顔になってもらう、家族に笑顔でいてもらう、同僚にできることばあればするし、人の役に立てることがあればしたいし(例えば道に迷ってる人がいたら、私目的地を一緒に探して回るタイプです)、そして、お誕生日におめでとうを伝えたい、とか。先日も、おばあちゃん、大丈夫かなあ・・ってぐらい心配なご高齢の女性をみかけて、思わず戻ってきて、声をかけたり笑・・・一歩間違えればただの迷惑です。

 問題は、本当に元気なら、いいけれど、元気を演じているケースってあると思いました。

 仕事をしているとき、誰しもが舞台上にいて、舞台上であれば、『元気にがんばれる』ということ。

 有名な芸人さんのNON STYLE石田さんが、M1で優勝されたとき、実は鬱を患っていたそうです。(事実と若干違っていたら申し訳ないのですが、感じたことを書いております)

 石田さんは、そんな症状が出られるほどつらくても、漫才であれば、あの、めちゃくちゃおもしろい、石田さんとして、私たちを笑わせてくれていた。けれど、舞台をおりると、元気のない石田さんがいて。

 舞台上で、めちゃくちゃおもしろい漫才ができる、つまり、台本というか、あらかじめ考え抜いた、いわば、脚本があるとそのとおりに、演じられる。でも、フリートークなどは苦手だったそうです。

  私も、きっと仕事をしているとき、規模は、何万分の1であれど、『on stage』だった。きっと仕事をする上で、こうやって、ネゴしようという前もってのたくさんの思考、お客様にこう伝えよう、そう思って何度も練習を重ねたり。だから、舞台上ではがんばれた。お客様に、2時間でも、世間話から始まって、様々なお話ができて、ビジネスの話もできた。

 お互いが楽しめるような空間づくりを心掛けていたし、お客様の笑顔をみたい、ご納得頂ける提案がしたい、そうやってがんばれたんだとおもうんです。どんなビジネスであっても、相手は人だから。お誕生日であれば、それこそおめでとうの気持ちを伝えたいと思っていたり、利益だけではない、人と人とのつながり。日本のお客様でも海外のお客様でも、どんなご年齢でも。

 朝早くても、夜遅くても、土日でも、祝日でも、事前アポイントだとか、期日があれば、それまでに自分なりに考えます。どれだけ睡眠削っても、色々掛かっても、考えます。

 そうか、それって、舞台上の自分だったんだ・・・・・。

 全然元気がないです。って主治医に伝えて、わかったことでした。
 舞台にいたんだね・・・仕事してるとき、って言われて、初めてそんな風に思いました。

 舞台上の自分ががんばれて、ちゃんと、オフの自分もそれなりに楽しいとか、発散できるとか、何より、休息できる。それなら、バランスは取れますが、バランスを失うと、舞台上では、表面上、いつもどおりですが、裏で、自分の中の、バランスが失われます。

 鬱であれば、眠れない、食べられない、いつものことができない。体が鉛のように感じる、だとか、摂食障がいでいえば、食欲コントロールの不可につながる。食べられない、ではなく、もう脳が欠乏して、どんどん食べてしまえ、ってなったり。

 朝から出かけてきたので、それこそエネルギーはあまりなく。

 カレー作りました。

 野菜を炒めて、(にんにくとしょうがを足して)、出汁は、コンソメとか色々たして、赤ワインと、オイスターソース、ウスターソースたして、バターと小麦粉炒めて、ちょっとずつ出汁をたして。りゅうじさんをみながら、あるもので。

 

 


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