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摂食障がいの克服81 【時間薬】

 今日は、3時間スコットランドのエディンバラを歩きました。今日歩いた街全体が世界遺産で、とてもキレイで、現地のガイドさんにご案内頂いたので、必死に聞き取って、歴史のお話など聞きながら観たエディンバラの街は想像以上に興味深く、どこも美しかったです。

 ガイドさんにお勧めしてもらったレストランで、スコットランドの有名な、ハギスを頂き、最初にビールを、その後赤ワインを2杯飲みました。

 写真は、その、ハギスです。
 食べ終わるまで、私たちは1時間半掛けていますが、やはり、現地の方は速い。ランチとして食べて、その後どちらかで飲んだりするのかな。

 息子は食べるのが速いのですが、ちょっとゆっくりしよー、と言ってわたしのペースでお願いしました。

 ハギスは3分の2かな、食べて、息子にも手伝ってもらいました。見た目より、(更に)ボリュームがありました。

 『これは、おいしいですか?』って、お店のスタッフさんが聞いてくれて、ありがとうって言って、帰りチェックしたら、『おりがとう』とメッセージカードもらいました笑
 『お』りがとう。

 こんな遠いスコットランドで、ひらがなまで書いてくれて。かわいいねーって息子と。  

 昨日今日泊まっているホテルは、1800年代に建てられたビルの一角にあります。めちゃ外観ステキです。

 ガイドさんに、エディンバラでのスタンダードな朝食やディナー、人気の職種、色々聞いたりしていました。やっぱり食べ物のこと、話すことは楽しいし、旅行の楽しみであり、また、スーパーなど見ていても楽しいです。

 昨日のエディンバラ初日の、日本食レストランも、メニューを買いたいぐらいに、おもしろいメニューで。毎ページに、たぶん日本の方でない方が、日本語でメッセージを書かれていて。

 『人生には無駄はない』
 『あなたはあなたのままでいい』
 『困難を乗り越え、明るい未来が待っているように』 
 『朝の来ない夜はない』←豚骨うどんのページ
 『笑顔はね、幸せにする魔法なんだよ』←オムライスのページ

 わかってるよ、そんな人生理想論でいかないこと、なのに、メニューは、いくら?って聞きたいぐらいほっこりしました。

 ノートには書けないのですが、私はまだまだ、と言っても後メイン、みっつぐらいかなあ、トラウマにもなりそうな、出来事も経験してるんです。よっつかな。

 もちろん、アンラッキー過ぎる出来事はたくさんありましたけれど、これまで書いてきて、今後も書けないような内容がみっつ、よっつあり、人の残酷さ、残念さ、無神経さ、無神経以前に気づくことのできない、配慮のできない心だったり、支配欲、自己顕示欲、憎しむべき、人の心をたくさん見てきました。それで苦しんだ、私には、原因があるからまだましなのかもしれません。

 でも、来る日も来る日も涙が止まらず、でも、働かないと、って、もう気力だけですね。這いあがろうとすれば、手でしっしってされたり。何とも人間って何なんだろ、と。そんな人たちも人の親で、にこにこしてるんですよね。

 結局傷ついた側が、拒食したり、私の場合はメイン過食になったりしています。

 あの頃は辛かったな。仕事は必須、お金を稼がないと無論生きていけない、涙は止まらない、人前ではその傷ついたことすら、笑い話みたいに話してしまう、家帰ったら家事するけど涙は止まらず食べられないのに、夜中に隠れて食べる。

 そんな私にも、時間薬が訪れました。
 今考えても、あの時のあの状況、思うと涙は出るんですが、あの人たちとはもう、何の接点もない、また、出会っても、ニコッと笑えるところまで、漸く来たんですよね。

 そんな、心の分からない人たちのそばに居なくて、良かったと今は思います。離れないと、逆に。

 何もかも失った。そんな私でも、子どもと一緒に、好きなロンドンやスコットランドに来れたというのは、本当に、幸せなことなんだと思います。

 食べられるようになったし、旅行もできるし、でも、あの時のあの状況も、私は絶対に一言一句忘れない。でも、そこに立ち止まっていたら自分が、かわいそうだし、だから、時間の薬を借りて、忘れたふりを私の脳はしているから、私も忘れてます。

 朝の来ない夜はないって、明けない夜はない、やんなあ。と息子がつぶやいていました笑。
 


 

 


 

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