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推し活とは 20230526

一昨日、職場でコミュニケーションをとる目的でシャッフルされたグループでの雑談タイムがあった。そこで話題が自然と「推し」についてになっていた。

自分以外全員女性のグループだったのだけど、普段静かに仕事をしている同僚たちが意外とジャニーズのあるグループのファンで、それについて熱く語っていたり、応援しているアーティストを布教すべく「次に出る曲が○○のタイアップなんで聴いてみてください」なんてスラスラ出てくるからすごいなあと思って聞いていた。

でも、自分の話す番が来ると、「やー。推しって言えるほどのファンの人はいなくて・・・。」なんてつまらない発言をしてちょっと反省。苦笑。
そして、自分の好きなことを堂々と人に話して、おすすめしたりって今まで全然してこなかったな・・・と思った。

今まで、何度もライブ行ったことはあるけど、ほとんど友達に誘われて行ったもので、自分でチケットの予約をして行ったのは阿部芙蓉美さんのライブだけだった。
たまたま調べてみたら、ライブのチケットの販売がされていて、衝動的に購入してしまった。
そういう勢いも大事かもしれない。

別にエンタメに興味がない訳でもないし、それなりに(今は全然だけど)触れてきたのに、ほとんど語れるものがない。
あと『推し!』という表現が僕にとってはしっくりこないのかもしれない。
推しというと何となく「ハッピー」で「ポジティブ」で「アクティブ」で「楽しい」「かわいい」「かっこいい」みたいな『陽』の要素で惹かれて『熱狂する』ようなイメージがある。
でも、僕の場合は『微熱』くらいなのだ。どちらかというとちょっと静かな世界観が好きで、その中にちょっとお邪魔して、一瞬その人の世界と自分の世界をシンクロさせる。『寝ても覚めても』的なものではなくて、何となくずっと意識の片隅にはある。みたいな。

こんなでも推しって言っていいのかなー。
以下、阿部芙蓉美さん推しコメント。笑

YouTubeで検索するとメジャーデビュー1stシングル『群青』を新宿の路上で歌っている動画が出てくる。
新宿の雑踏の中にいるのに、彼女の声だけが浮かび上がってくるようで、はかなげなのに強い引力を持っていて、きっと動画に映っているたくさんの聴衆もその引力に引き寄せられたのだろうと思う。
CDで聴くより粗削りな印象の『群青』は夜明け前の「何かが起きそうな」勢いがあって、本当に好きだ。(消されないことを祈る)

またこのアルバムでは特に、
7.さみしい時はどうしてる 
8.涙は乾かない  
9.青春と路地
10.ぼくら平凡 の流れが好きで

たかが青春 消えてなくなれ
眩しい時間の真ん中で
泣きたくなってしまうの 何故 

青春と路地

この部分で、自分の心の中から生まれた結晶が水面に落ちて、波紋が生まれるシーンを勝手に想像してしまう。
静かで染み込んでくるような声が好きなんだと思う。

ここまで書くのに結構時間がかかったけど、こうやって書いてみるとちゃんと好きだし語れそうかも。と思った。
ただ、普段それをしていないからできないだけ。
noteで書く日記を通してこういう事も書いていきたいと思えた。