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新境地

今日約2年間働いていたお店を卒業した。明日から新しい店で働く生活が始まる。

初めて今の店に足を運んだのは2018年の11月。九州から関東に引っ越してきて、1社目のバイト先を3日で辞め、未来に不安を覚えながら面接に足を運んだことを覚えている。

まさかここでのお仕事がこんなにも続くとは私自身も思ってはいなかった。

面接をしたときは、正社員の仕事が見つかるまでお世話になりたいですと言っていたはずだったのだが、今の職場で3回もクリスマスを迎えてしまった。


ここの職場には思い出が多すぎるほどある。入ったばかりの頃の、キッチンにいる歳下の男の子への一目惚れ。非正規雇用に不安を覚え、職場にいる掛け持ちパパさんに人生相談に乗ってもらった退勤後の時間。学生さんたちとこっそりつまみ食いをして一緒に怒られたあのとき。帰り道コンビニでアイスを買って食べながら帰った日々。


本当にここの職場の人には沢山温かさをもらいました。あと青春を過ごしたような、ワクワク感と儚さ、とにかく大切がたくさん詰まった記憶がわたしの中に柔らかく大事に残っています。


なんか本当に、学生時代よりも青春っぽさを感じていたなあ。心から大好きだ。職場も仲間も。


今回は人からお仕事のお誘いを受け、正社員でお仕事が出来るようになったので店を離れることになった。でも、こうやってお声掛け頂く形で転職することになって良かったかもしれない。居心地が良すぎたから、自分の意思では今の職場、離れられなかったかもしれなかった。


職場も好きだったけど、お店がある街も本当に好きだったなあ。わたしが今後誰かとお付き合いをして、結婚をして、家庭を築くことになったら、この街で生活をしたいなと思うほど大好きです。

とりあえず、早いけど明日から違う職場で仕事なので、余韻もほどほどにして寝る支度をしなければ。

 
本当に生きてきた25年間の中で、大切で忘れられない2年間の思い出になりました。今の職場に出会えてよかった。しあわせです。ありがとう。

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