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思い入れのある曲シリーズ

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曲ごとに絞った解説的なもの。 良い意味でも悪い意味でも思い入れのある曲について語ります。 1ヶ月出来るだけ毎日投稿を目指す。 →31日毎日投稿終了。以降は不定期で更新。
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#思い出の曲

『飛ぶサカナ』南條愛乃(思い入れのある曲シリーズ)

『飛ぶサカナ』南條愛乃(思い入れのある曲シリーズ)

今日は声優でもある南條愛乃さんの『飛ぶサカナ』を取り上げる。

南條さんはfripsideというユニットに加入してアニソンのタイアップを立て続けに務めていた頃から認知していて、fripsideが一昔前のavex感を出していたこともあり、そういったジャンルの音楽を好む人なのだと何となく思っていた。

ところが、ソロとしてのデビューアルバム『カタルモア』にはそういった要素は見られず、よりナチュラルな歌

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『望みの彼方』GRAPEVINE(思い入れのある曲シリーズ)

『望みの彼方』GRAPEVINE(思い入れのある曲シリーズ)

今日はGRAPEVINEを取り上げたい。

少し前にボーカルの田中さんにスキャンダルがあったが、ミュージシャンに品行方正さを求めても仕方ないと思うし、歌詞の世界観が「これ大丈夫かな」と思うような曲もあったので、特にそこまでの衝撃はなく受け入れられた。

プライベートでの償いはしっかりとしてもらって、引き続き素晴らしい楽曲を生み出していってもらえればリスナーとしては満足です。

GRAPEVINEに

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『キヲク』Every Little Thing(思い入れのある曲シリーズ)

今日はEvery Little Thingの『キヲク』について。

ELTは『Shapes Of Love』辺りから認知した。
その頃は当時の流行のTK的なサウンドを踏襲していたが、五十嵐充さんの脱退があり、『愛のカケラ』以降は徐々に王道のポップスサウンドに傾倒していくことになる。

個人的にこの『キヲク』が収録されているアルバム『Many Pieces』 から『Door』の辺りまでが楽曲的にもサ

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『HEAVEN』Janne Da Arc(思い入れのある曲シリーズ)

今日はJanne Da Arcついて。

Janne Da Arcには楽器を始めた高校生の時に特にどハマりしていて、曲を聴くと共にギターやベースのコピーもしていた。

当時現役で活動していた他のV系バンドと比べるとテクニカルな演奏を割と押し出していたので、同じタイミングでバンドを始めた周囲にもJanneのフォロワーがたくさんいたように思う。

筆者も当然テクニカルな要素に惹かれて聴いていたのだが、

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『アイソトープ』ACIDMAN(思い入れのある曲シリーズ)

今日はACIDMANを取り上げる。

ACIDMANを熱心に追いかけていたのは高校〜大学時代の辺りで、アルバムでいうと『創』〜『LIFE』の頃だった。

当時自分は楽器を始めたこともあり、色々な音楽を聴いて、演奏の参考になるような材料を集めようとしていた。

どちらかというと各楽器の演奏に焦点を合わせており、曲全体の構成やコード進行についってはあまり気を向けていなかった。

そんな中で、その姿勢を

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『宙』武藤彩未(思い入れのある曲シリーズ)

今日は武藤彩未さんというシンガーの『宙』という曲を取り上げたい。

この曲に関してはどのようにして出会ったのかあまり記憶がないが、確か誰かがTwitterで紹介していて、Youtubeに公開されていたPVを観たのが最初だったように思う。

観た時の感想は「若っ!」ということと、「なんとも言えない曲だけど何故かクセになるなぁ」ということだった。

前者については、この『宙』が発表された当時武藤さんは

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『sky needle』Annabel(思い入れのある曲シリーズ)

今日はAnnabelの『sky needle』について。

Annabelは日本とアルゼンチンのハーフで、とても麗しいルックスのアニソン界隈のアーティストだ。

元々は同人系の音楽に携わっていたようで、そこから『My Heaven』という曲でデビューし、アニメタイアップが増えていく。

アニソンタイアップをしつつ同人系の音楽活動も継続していて、そこで出会ったと思われるschool food pun

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『I Don’t Know』Lostprophets (思い入れのある曲シリーズ)

今日は久々の洋楽ということで、Lostprophetsを取り上げたい。

Lostprophetsはウェールズ出身(珍しい!)のバンドで、日本ではスクリーモ系のバンドとしてThe UsedやHoobastankらとともに括られていた印象がある。

2000年代前半のこの界隈はスクリームが入りつつもメロディに重きを置いているように感じられるバンドが多く、中でもLostprophetsの2ndアルバム

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『沙羅双樹の子護唄』Kagrra,(思い入れのある曲シリーズ)

今回は懐かしのバンドKagrra,。

日本らしさ、和をメインコンセプトに掲げたV系バンドは数多くあれど、個人的にはこのKagrra,が至高だと思っている。

活動していたのがV系冬の時代とも言えるようなタイミングだったので、そこまで人気に火がついていたわけではなかったけれども、他にはない稀有な魅力を持った素敵なバンドであった。

和テイストをバンドコンセプトの中心に据えるのはなかなかにリスキーで

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『Garnet Moon』島谷ひとみ(思い入れのある曲シリーズ)

今回は島谷ひとみさんの『Garnet Moon』を取り上げる。

島谷ひとみさんは2000年代前半辺りからよくテレビに出ていて、筆者は『解放区』という曲で初めて認知した。

その頃はそこまで大人気というほどではなかったが、次にリリースされた『パピヨン〜papillon〜』から一気に人気に火がついていた。

ここからトライバル感というか、『パピヨン〜papillon〜』の歌詞でも歌われているアジア的

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『SEASON’S CALL』HYDE(思い入れのある曲シリーズ)

HYDE×K.A.Zの世界観リリースまでの流れ

今回はHYDEのソロ楽曲『SEASON’S CALL』を取り上げる。

HYDEはL'Arc〜en〜Cielが『Spirit dreams inside』をリリースして活動休止状態になった後ソロ活動を開始し、静的なサウンドに振り切った超名盤『ROENTGEN』をリリースした後、対照的な動的なサウンドをフィーチャーした『666』をリリースする。

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『Baby Don’t Cry』安室奈美恵(思い入れのある曲シリーズ)

聴くとその当時の光景が蘇るような楽曲、そんな楽曲ってないだろうか。

今回取り上げる安室奈美恵の『Baby Don’t Cry』が自分にとってのまさにそんな曲だ。

正直安室奈美恵は楽曲を継続的にチェックしていたわけではなく、当時はよくTVを観ていたので、そこで良いなと思う楽曲があればチェックするという程度だった。

と言っても『I WILL』以降はほとんど聴いておらず、一時期の爆発的な人気からす

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『feedback』school food punishment(思い入れのある曲シリーズ)

今日はschool food punishmentを取り上げたい。

このバンドはメジャーデビュー前後で分けて語る必要があると思われる。

メジャーデビュー後の方向性

分かりやすいのはメジャーデビュー後の方だ。

『futuristic imagination』でデビューして以降はアニソンとのタイアップが多く、アニソン界隈のアーティストとして語られることもあるように、キャッチーなメロディがまず耳

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『蒼の世界』レミオロメン(思い入れのある曲シリーズ)

今日はレミオロメンを取り上げたい。

昨日のTRICERATOPSに引き続き、スリーピースバンドであるレミオロメン。

自分自身そこまでコアなファンではなかったので知識はあまりないのだが、周囲のよりコアなファンの反応を見ていると、初期の楽曲が好きなファンは後期になるにつれてどんどん離れていったような印象がある。

小林武史さんがプロデュースにつき、次第にその影響がアレンジに色濃く出るようになってい

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