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ただ飯食らい

はじめに

みなさんはTwitterなどのSNSをどのように使われていますか?SNSの種類によって用途を分けているはずです。ちなみに僕はTwitterをnoteの記事を拡散するツールとして使っています。それ以外にもつぶやいたり、情報収集で使ったりしています。Twitterをしていると「○○について勉強したいです」や「ツイートを見て感心しております」というリプをもらうことがあります。本人はそのつもりはないのでしょうが、失礼に当たることがあります。それがなぜ、失礼に当たるのかについて書いていきます。


立ち読みとファンレター

Twitterは140字の制限があるため、しっかりとした意見を述べるときはその字数で収めることが難しいです。そのため、要点だけかいつまんでつぶやくことが多いです。そのため、飛躍していることはよくあります。毎回、毎回、何ツイートにわたってつぶやくのは見ている側もうっとうしいはずなので、端的につぶやくことが多いです。ツイートだけで議論の本筋を理解するのは相当難しいのです。

では、その詳細はどこに書かれているのでしょうか?その人がよくシェアをするリンクやプロフィール画面にあるリンクがその人が持っている別コンテンツであることが多いです。その人はTwitterを拡散ツールとして使っていて、あることに対する意見はそのコンテンツを見ないとわかないことが多いです。つまり、Twitterはあることに対する意見や議論の入口であって、そこが目的地ではありません。それで納得するのは至難の業ですし、理解しているように見えて実は全く理解できていないということもあります。Twitterで勉強させてくれというのは怠慢でしかありません。本当に勉強したければ、Twitterを媒介手段として使います。

そういうコンテンツを持っている人に対して、いつもツイートを拝見して感心しておりますというのは、試食でいっぱい食べて美味しいですねと言って、何も買わずに去っていくのと同じです。普通Twitterでこのようなことを言う人はいません。本人は礼儀正しくしているつもりなのかもしれませんが、これは失礼に当たるので、どれだけ礼儀を正そうが、与える印象は良くありません。Twitterしか見ていないんだという印象になります。仮に他のコンテンツを見ていますといった内容であれば、そんな印象を与えることはなかったでしょう。

コンビニで立ち読みした漫画が面白く、その漫画(買わずに立ち読みだけ)にハマった人が作者に対して、「いつもコンビニで立ち読みしていて、面白くてハマりました。次の新刊を立ち読みしたくてウズウズしています」と言っているに等しいです。これが失礼に当たらないと思わない人はいないはずです。作者にメッセージを伝えるほど好きなのであれば、実際に買って読めばいいものを、なぜ、コンビニで立ち読みしかしないのだと思ってしまうでしょう。


利益を生まない消費

以前にお金の話題の時にお金は正当な対価として支払うものであって、常に無料を求めるのは間違っていると書きました。この章についても、その内容と重複します。自分が良いと思ったものには正当な対価を支払う必要があります。何もかもを無料で消費しようというのは卑しい考えです。今回のケースにこれを当てはめてしまうと、noteにスキだけじゃなくて、サポートもしろよと言っているように思われるかもしれませんが、そうではありません。

僕がnoteを原則、無料で公開している以上、お金を要求する権利は特にないと思っています。この場合、無料の消費はツイートだけを見るという行為で、それに対する対価を支払うことはnoteを見ることに当たります。サポートのように実際にお金が絡むものはチップという位置づけで考えています。ツイートだけを楽しみに見て、本来見てほしいコンテンツであるnoteを完全スルーするのが卑しいというわけです。ツイートに本当に感心しているのであれば、そこから興味が湧きますよね?そこで止まっていて、感心していますとリプを送るのは筋違いです。noteを見て面白くなくて、そのようなリプをしたのであれば、強烈な皮肉でこちらが精進しなければなりません。素直に面白いと思ってそのような感想を述べたのであれば、言葉を選ぶ必要がありますし、行動を見直す必要もあります。

称賛のコメントについても言葉を選ばなければ、失礼に当たります。褒める言葉だから何でも言っていいというわけではありません。最低限のマナーがあります。何でもかんでもタダで消費できるわけがありません。むしろ、そう思っているのであれば、それは単なる傲慢です。そういった態度を正す必要があります。これは余談ですが、そういったリプをするのは40代以降の方が多かったです。会社で働いていれば、何でも無料で消費できるわけがないというのが分かるはずです。むしろ、10代、20代でそのようなことを言う人はほとんどいません。彼らの方がマナーを弁えていると思います。


最後に

何かを面白いと思うきっかけは、無料の消費から始まっていると思います。最初からいきなりお金を出して、というのはハードルが高いはずです。入りはどんなことでも構いませんが、本当に面白いと思うのであれば、その世界にのめり込むようになるはずです。ツイートが面白いからフォローしよう、どんなことしている人なのかなといったことが思い浮かぶはずです。YouTubeやっているんだとかブログやっているんだと新しい発見があるはずです。他のコンテンツを持っている人のツイートは入り口です。そこから本来見てほしいコンテンツへ誘導します。僕もその1人です。本当に面白いと思うものであれば、その人が見てほしいコンテンツを見るべきです。それを見ずにツイートだけを評価するのはどうかと思ってしまいます。

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