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止まない雨はないという月並みの言葉に殺意を抱くワケ

午前8時、目が覚める。

カーテンの隙間から木漏れ日が差した。あれ?と思った。
今年何度目かの台風の影響で今日は終日雨予報のはずだ。

気になって寝ぼけ眼のまま台風情報を調べた。
台風がそれたのかもしれない。そんな期待をよせてみたがそうではなかった。台風は着々と進路を走行中でこちらに来るのは明日の朝だということだった。多分今日も昼から天気が大きく崩れることだろう。

しかし、今朝の天気を見ているとそんなのはどこ吹く風といったところだ。雲はあるものの、光は差している。おまけにセミまで鳴いている。このまま台風など来ないのじゃないかと思える。





とてもどうしようもない瞬間が時々訪れる。
どう考えても八方塞がりで現状の好転が見えない。
こんな状況が一生続くのじゃないかという時だ。後からみればそれは刹那的なことでも、その瞬間は永遠にさえ思う。そしてそんな時に「止まない雨はない」という月並みの言葉に殺意を抱く。だってそうだ。雨を止ませる方法が知りたいのに、時間が解決するなんて言われたらひとたまりもない。その時間の間はずっと耐えなくてはならない。前回の雨は三日続いたけれど今回の雨はひょっとしたら一生続くかもしれないのだ。


その反対にとてつもなく楽しい瞬間が訪れるときもある。一切のややこしいことは頭の中から消え去るぐらいの楽しいことが脳内を埋め尽くしてくれる。その瞬間に、これは一生続くかもしれない、今までの他の悩みが些細なことでくだらなく思えてくる。

しかし楽しいことも一生続くこともなく、それはまさしく振り子のように悪いときもある。
どうしたっていい時もあれば悪い時もある。それがバイオリズムというものなのかもしれない。
ならばどうすればいいかと考えた時、とるべき行動は見えてくる。
悪い時が訪れることが避けられないのならば、悪い時からいかに立ち直りをよくするか、悪くならないように予防するかのこの二つだ。

それは今まで生きてきた経験の中で大抵のことはわかってきたつもりだ。経験を重ねて多少の免疫はできている。これはいつものパターンだと思えればなんとかやり過ごせる。前回、切り抜けた方法を参考にしてみてもいい。今までこのパターンに対してどうやってごまかしてきたかを思い出すのもいい。


僕の性格としてはそういうときはごまかしたり逃げたりしている。それはそれでいいと思うのだけれど、「ここでうまくやれないようじゃどこへ行っても同じね」なんて言葉も浮かぶ。闘わなければまた品を変えて同じような局面にぶつかる気がしている。
さて、今回はどうしようか。どんな作戦でいこうか。ニヤリと不敵な笑みを浮かべる余裕は無くさないでいたい。




外の様子は相変わらず晴れている。なんだかさっきよりも日差しが強いように思える。けれど午後からはきっと天気が崩れる。そんなことは今までの経験から分かっている。とるべき行動は不要な外出をさけ、正しい情報をとること。

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