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#19 コンビニについて

今までいくつかアルバイトを経験したが、一番多かったのはコンビニだった。

ミニストップにセブンイレブンに今はなき99ショップ。
コンビニでアルバイトをしていたのには理由がある。


1.楽そう


2.廃棄をもらえそう



この二点だ。
僕は働くのがめっぽう嫌いだった。今でも嫌いだが当時はめっぽう嫌いだった。
なので楽なところがいいと思った。となると真っ先に浮かんだのはコンビニだった。

しかしこれは大きな間違いだ。楽かどうかは店舗にもよる。駅前など客足の多い店はひっきりなしに客がくる。その合間を縫って商品の陳列や返本をしなければならない。


少し客足が途絶えたと思い商品陳列をしようものなら、レジお願いしますと応援を頼まれる。そんなに楽な仕事ではない。逆に暇なときは暇でただただ時間が過ぎるのが苦痛で仕方がない。

5時間以内の勤務では休憩できないし時給も高くない。それに加え廃棄弁当ももらえない。

そして何より厄介なのがコンビニという名前だけあって便利を追求している点だ。どういうことかというとコンビニは商品の販売だけではなくサービスとしてお客さんに提供しているところにある。ゲームの予約販売や宅急便。何から何までの仕事を引き受けている。時々処理したことない業務を頼まれると困る。イレギュラーなことをされると対応できるのは店主だけだったりする。特に今は僕がバイトしていた頃よりサービスが多様化しているからバイト君は大変なのかなと思ったりもする。

また客層もまちまちで子どもからお年寄りまで。ヤンキーから清純派までと多種多様だ。夜になると酔っ払いに絡まれることも多い。

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