#20 自動販売機について
普段意識していなければ気づかないことでも、意識した途端に気づくことがある。
携帯電話の電池が切れて電話をかけようとしたときに公衆電話がどこにもない。
携帯電話の電池が切れて初めて公衆電話の必要性に気づくのである。
あとは流行りの時計が欲しいなと思った時に街行く人の腕時計に目をやる。すると途端にあの人もこの人もあの時計をしているのではないかと気づくのである。
そんなことを心理学ではカラーバス効果という。別に今までの状況とは何も変わらないのにその対象に意識することによって情報が集まるのである。
今日も今日とてやたら暑い。
喉が渇いたので何かキンキンに冷えたものが飲みたいなと思った。
ビールが飲みたいが車を運転しているからここは我慢だ。ゴクゴクと飲めるものが欲しいと思って自動販売機を探した。
もしかしてなぜ自動販売機を探すのかとお思いだろうか。
なぜコンビニやスーパーではダメだと思うだろうか。
コンビニ?スーパー?
ノンノンノンである。
僕が今あなたの前にいたとする。そうしたら僕は全力で人差し指を振りながらノンノンノンをしてやりたいと思う。
では自動販売機を探す理由を説明しよう。
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