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360°フィードバック、始めました!

DS事業部では、この度「360°フィードバック」を開始しました。
360°フィードバックとは、自分の行動が一緒に働く仲間にどう見えているのか?を確認するための仕組みです。

今回は、どのように360°フィードバックを行ったのか、また実際にやってみてみんながどう感じたのかをご紹介したいと思います。

DS事業部の360°フィードバック

特徴

DS事業部の360°フィードバックの大きな特徴は以下の5つです。

・指名制(最大3名)
・Continue、Start、Stopの3項目からのフィードバック
・Valueに則した3つの観点からの回答
・評価ではなく、あくまでフィードバック(どう生かすかは自分次第!)
・フィードバックの全体共有

全体の流れについてはこちらの資料をご覧ください。

また、指名・回答はどちらもGoogleFormを使用して回収しました。
下の画像は3つある質問項目の一つ、「Continue」です。関連するValueを選び、則したフィードバックを行います。

目的

今回の360°フィードバックは以下を目的に行われました。

・自分が客観的にどう見られているのかを知る
・自分の強み、弱みを多角的に知ることで、とるべきアクションを明確化
・メンバーのモチベーションアップ
・1on1を補完する

また、裏の狙いとしては「他者にフィードバックを行うこと」から、人物ないし組織を一歩引いた目で見て言語化するイメージを持ってもらいたい、またその楽しさや難しさを知ってもらいたい。という部分もありました。

苦労した点・工夫した点

目的の明確化による効果の最大化
360°フィードバックのみに限らず、さまざまな人事制度全てに関しても言えることだと思いますが、「なぜ、これを行うのか?」についての社内共有が重要です。人事チームでしっかりと話し合い、目的を明確にした上でみんなへ共有しました。

多角的なフィードバックを行うための工夫
フィードバックに固定された項目を用意することで、多角的なフィードバックを行いやすくしました。

また、それぞれの項目のフィードバックをさらにValueに則した3つの観点「Results」「Proactive」「Collaboration」から行なっていただくようにすることで、普段の行動からValueを意識しやすくなるようにしました(3つの観点から一つを選び回答してもらいました)。

DS事業部のValueについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。


素直にフィードバックを受け取れるようにするための工夫

余計な忖度が行われないように注意を払いました。
メンバー全員で共有すること、そしてそのことを事前にみんなにお知らせすることで「見られる意識」を持ってフィードバックを行なっていただき、個人への忖度や過度なフィードバックを避けられるようにしました。

実際に行ってみてどうだったのか?

人事チームの雑感

実際に360°フィードバックをおこなってみて、まず感じたことは「思った以上に素直なフィードバックが出揃った」という点です。どのフィードバックもボリュームがあり、自分へのもののみならず見ていて勉強になる部分が多かったですし、事業責任者に対しても忖度なく「Stop(やめてほしいこと)」項目が書かれていたのは印象的でした。

また、全体共有されることの利点として、「自分がどう見られているか」だけではなく、「この人はどんな感じ方をするのか」も掴むことができたのは、元々の目的を超えた部分での収穫でした。

反省点としては、指名制にしたことにより人によって負担が異なってしまった部分です。とはいえ、指名制はできれば存続させたいという思いもあるため、次回以降は回答期限の延長等で調整できればと考えています。

みんなはどう感じたのか?

人事チームとしては手応えを感じた360°フィードバックでしたが、みんなはどう感じたのでしょうか?アンケートを取ったのでご紹介します。

Q. 360°フィードバックをやってみて、どうでしたか??

普段はフィードバックを受けることの方が多く、上の人に対してのフィードバックはかなり勇気が必要でした。何回か続けてみてフィードバックすることに慣れていきたいです。
自分に対してのフィードバックはもちろん、他の方のフィードバックも見ることができ、普段の業務で関わりが少ない人のことも知れてとても良かったです。(エンジニア)

自分に対することもそうだが、他の人への評価が見えるのが面白かった。
共感できる部分もあるし、他の人の良い部分を新たに知れる箇所もあった。(PM)

評価する側としては、言葉選びに苦労したのと情報が少なすぎて評価できない人が多い。
評価される側としては、直せるかもと思えるものもあれば、さすがに難しいと思うものもあった。(QA)

自分を見つめ直す機会を得られた事がよかった。加えてフィードバックをする事される事に慣れる面でも良い機会になったと思っております。全員の回答がオープンになったのもよかったです。(採用)

普段聞けない意見を聞けて良かった。
直属の上司ではなく別の視点から評価されるのは今後の業務にも生かせそう。(PM)

自分がどう思われているのかという単純な疑問から、的確なフィードバックを貰うことができてすごく良かったです。
いろんな気づきがあり、これからの自分の指針となるような意見もあったので、意識して改善を心がけていきたいと思いました。(エンジニア)

フィードバックだけをいただいた側なのですが、自分の働き方を改善する情報を聞けるいい機会でした
このように前向きで素直に、お互いのためにお互いのことを振り返るのが大事だと思います。(エンジニア)

おそらく自分自身もフィードバックを行う立場でもあったことが影響していると思うが、人からのフィードバックをとても素直に受け入れることができた。また、評価を行う側の大変さが少し理解できた。(採用)

業務の取り組み方やコミュニケーションの部分でどう思ってるんだろうという部分が知れて良かった。(エンジニア)

自分にとって気づきがあったのがとてもよかった。
何気なくやっている事は自分は何も考えずに行動しているものなので、自分で振り返ったところで何気なくやっていることは振り返りのポイントにはなかなかならない。その為、今回のように「継続した方がいいこと」「開始した方がいいこと」「やめた方がいいこと」を自分とは別の視点で見てもらえるのはありがたいなと思った。(エンジニア)

フィードバックを記載する前はテキストなので変に捉えられてしまうかもな。と、少し心配した。
ただ、行ってみてそんな心配は必要なく少し踏み込んだ事でも大丈夫なんだと感じた。良い組織だなと改めて感じられた。(PM)

Q. 次回の360°フィードバックに対する要望または改善点などお聞かせください

今回具体的に気になるフィードバックがあった訳ではないのですが、ネガティブな意見を書く場合はアイメッセージを使いましょうなど、注意事項はどこかに記載してあった方が良いと思いました。(エンジニア)

メンバーとの関わり合いの濃さが極端なので、指名されても評価が難しいメンバーが存在する。
ある程度評価できるほど関わる時間を作る必要があるのではないかと思う。(QA)

まとめ

DS事業部で新しい試みとして始まった360°フィードバック。フィードバックを行う、フィードバックをもらうという水平な相互関係が作られることに、組織運営としての可能性を感じました。

今後クオーター毎に行う予定ですが、定期的に行うことでどのような変化が出てくるのかが楽しみです!


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