見出し画像

結婚、おめでとう

こんにちは。

今日、新聞の結婚欄を見ると小学生時代の同級生の名前があった。それは、小学生時代の私を傷つけた言葉、「目の細いタコ」と言ってきた野郎だ。

ちなみに、「目の細いタコ」とは小学生時代の私の顔の見たまんまの表現で、言った本人も多分悪気がない。そもそも、小学生が人をからかう理由に大抵深い意味はない。

しかし、私は傷ついた。
(以前書いた:目の細いタコ)

小学生時代は1学年1クラスで、6年間同じメンツで過ごした。そして中学は引っ越しや他の中学に進学しない限り、全員同じ中学校に進む。そこは、6校の小学校から集まり1学年5、6組になる。ヤツとも同じ中学に進んだ。

ヤツは真面目だ。そして、正論を吐く。周りと比べるとそれが浮いて見えた。そして、中学生時代はその性格が小学生時代よりも、より現れるようになった。
大人になると、まあ、こんな面倒くさい人もいるよね、で終わるが、中学生にはそれがうざったい、苦手だと感じる人も多かった。
ヤツとは3年間同じクラスにならなかったが、嫌われている、というのは違うクラスにいても耳に入った。

そんなヤツが生徒会長に立候補した。
立候補者の演説、選挙(紙に立候補者の名前が並んで書いてあり、その名前の上の枠に○を付ける)もあるが、生徒会のそれぞれの役員の定員と立候補者の人数は同じだ。
ようするに、落選しない。事前にそうなるようにしてあるのだろう。(詳しくは知らない)

演説後、教室に戻り選挙用紙を記入する。私はやりたい人はやればいい!と(毎度のことで)何も考えずに全員に○を付けた。

その後、クラスメイトが「○○(ヤツのこと)に入れた?」「入れてないー」「うちもいれてない」と笑っていた。

私は入れた(○を記入した)。入れたことを言えなくて、ただ笑っていた。

聞いたら、他のクラスの友だちもヤツに入れなかった。

そして、驚いたのは部活の後輩の1年生2人も入れなかったことだ。

どんだけ、嫌われているんだ。
私もヤツは好きか嫌いかと聞かれたら嫌いだった。
でも嫌いだからと言って投票しないのは別だ。
嫌いだが、ヤツは何だかんだ真面目だ。ちゃんと生徒会の仕事をきちんとこなすだろう。それに、中学の生徒会なんて大体の活動を目の入る所でしてない。正直、一生徒としては関わりがない。だったら誰がやっても同じ(個人的意見)だから、仕事を真面目にしてやりたい人がやればいい。



もちろん、生徒会長に当選した。しかし、票は今までの投票の中で少なかった...というのは選挙管理委員でも生徒会でもなんでもない私の耳にも入った。その大半は面白半分で入れなかったのだろうが。もちろん本人にも伝わっているだろう。それでも学校に来て生徒会長を全うした。・・・メンタル強っ

中学を卒業して、ヤツとは別の高校に進学した。その後は成人式後に小学生時代のメンツで集まって見ただけだ。
その後、ヤツが地元の会社に就職したのは知っている。

そんな、小学生時代だが女子(私)を傷つけ、面倒くさい性格、周りから浮いていたヤツが結婚した。

現在、ヤツを好きか嫌いかと言ったらどちらでもない。道で会っても「あ、〇〇やん、久しぶり」と言える。あれから10年以上経っているから性格も柔らかくなっているだろう。だから、「あんなクソみたいなヤツが結婚するんか(驚)」とも思わない。あの性格のままだと奥さんになる人は、一緒に暮らすのはキツイだろうし。・・・いや、その性格が良いっていう女性がいるのかもしれない。人の好みはそれぞれだ。

て言うか、2日前にnoteに書いた人が結婚欄に出ててビビるわ。

今は人を傷つけることを言わずに、周りに上手く合わせることのできる人になっているのだと願う。
結婚、おめでとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?