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「賢い人」ってどんな人?

前職の転職エージェントで働いていた時、求人条件で「地頭がいい人」を採用したい、とオーダーをされる機会がとても多くありました。

「地頭がいい」とは便利そうな表現だけれど、定義はかなり曖昧で、たぶん「賢い人」の別表現なのだと思います。
つまり「地頭がいい人」は、どのような会社、どのような職種でも必要とされる人材の条件なのでしょう。

では、「賢い人」の条件は何でしょうか?
その特徴の一つとして思いつくのが、説明が上手い人。
説明が上手い人の特徴をさらに分解すると、具体化と抽象化の往復が得意な人と言えると思います。

たとえば、喩えることが上手な人。
喩えるという行為は、伝える表現を見つけ出すという点で物事を具体化をし、伝えたい相手の特徴を把握するという点で抽象化しています。

こうして具体化と抽象化の往復が得意な人は、組織の中でも抽象度が高い役割を担うのに向いているのだと思います。

チームの方針を決めたり、ビジョンや長期戦略を考えるなどの仕事は、抽象度が高い仕事の代表ですが、そんな抽象度の高いことを、具体的な表現に落とし込んで他人に伝えられれば最強。
トップに立つ人には、その能力が求められているのだと思います。








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