見出し画像

企業価値ってなんだろう?

広報として働いていた3年間、「企業価値を上げること」が目標に掲げられ、それを達成するために日々仕事をしていました。

しかし、企業価値との定義とはどのようなものでしょうか?
一番目に見えて分かりやすいのは株価。そして広報としてはポジティブな記事が多く掲載されること。

...今改めて考えてみると、企業価値を誰にとってのどんな価値なのかが明確にしないまま目標にしていたと思います。

不特定多数の人々に何かモノやサービスを提供している限り、会社は社会のもの。
従業員だけのものでもないし、ましてや経営者のものではありません。

しかし企業買収、M&Aなどというと、従業員や経営者が苦労して築いたものを血も涙もなく買うようにも思えます。
わたしも社会人歴8年の間に何度か自社の統合があり、従業員として当事者になったこともあり、少なからず冷徹な印象を持った過去があります。
またコーポレート職種として、冷徹にも見える側にも立っていました。

しかし前述の通り会社は社会のもの。
誰かが独り占めするべきものではなく、社会の中で分け合いつつお金で買えた方がむしろ平等だとも言えます。

そう考えると、企業価値とは、社会の中で共有している会社が、社会に価値(=目に見えるのはお金)をもたらせるかどうかで決まるのでしょう。

働き方や会社員として、社会人としての帰属意識とはまた別軸として考えるべき会社に関する事実なのだと思います。



この記事が参加している募集

読書感想文