見出し画像

今週読んだマンガたち vol.3

■とんでもスキルで異世界放浪メシ (5巻 未完結)


『勇者召喚』に巻き込まれ、異世界に転移してしまったサラリーマン・向田剛志。異世界の王様の話に胡散臭さを感じた向田は、早々に国外脱出を決意し一人旅に出ることに。旅で頼れるのは、召喚時に唯一得られたスキル【ネットスーパー】。それは、異世界にいながら現代日本のスーパーの商品を取り寄せられるという便利スキルだった!

タイトル通り、異世界転生系の作品。
有名作ドラクエ含めゲームに疎いわたくし、異世界転生モノの前提知識がなくてスライムが弱いことすら知らないレベル。
そのため正直、異世界転生モノが苦手だったのですが、この作品はチートスキルがECを使えるスキルという分かりやすさ!
さらにスキルを使って異世界で食を楽しむという、グルメマンガなんです!
料理に使う食材は異世界の獣たちという、ファンタジー要素はありつつも、それを感じさせないくらいに食欲をそそる描写。
感情の抑揚が少ないので、疲れた時の一呼吸として読める癒しマンガだと思います!

■ 執事たちの沈黙 (13巻 未完結)


箱入りお嬢様の椿に仕える、品行方正な執事・和巳。
しかし、それはあくまでも彼の“表”の顔でしかない。
素顔は女遊びとパチンコをこよなく愛するクズだった。クズでしかなかった。

執事がクズ男という、個人的に最高なキャラ設定。笑 (ダメ男好きなのではなく、しっかりして見える人がたまに崩れるのが好きなだけなんだけどね!笑)
設定はほぼファンタジーですが、和巳がリアリティのあるイケメン発言を繰り返すので本当に癒し。
執事は女子向けの異世界転生かもしれない。
少女マンガは、主人公とその恋の相手で話が進行し、彼と結ばれることがたいていのゴール。
そのため人物が多くて混乱することはないけれど、その分感情の起伏が激しくて繊細。
対して少年青年マンガは、強くなるにつれて登場人物も増えていく印象です。

■鬼滅の刃 (22巻 未完結)


時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!



今更ながら、この作品を読まないと仕事をする資格がないな…と思い読みました!
ブームの理由は様々あると思いますが、個人的にはこの3つが気になりました。
・設定に組み込まれた現実とフィクションのバランス
・五感を揺らす描写
・友情・勝利・努力 +セーラームーン

物語の設定は、未来でも異世界でもなく日本の大正時代。
近代化していく様子も描かれていてリアルで親しみやすい。対して、鬼の存在や繰り出される技はファンタジーなので、そのバランスが幅広い読者に受け入れられているのかもしれません。

また匂いや音などについて、おそらく意図的に描写されていて、世界観に入り込みやすい。
アニメではどう音を描写されているのか気になる。

ストーリー展開は、ジャンプらしい友情・勝利・努力をしっかり踏みつつ、戦うかわいい女の子が登場。
彼女が普通の女の子の心を持っているところに、セーラームーンみを感じ、これが女性にも読者層を広げている理由の一つでは?と感じました。
あと少年マンガの良さは、負けた者のストーリーの描写にこそありますね...そういうシーンで毎回泣きそうになる。(歳のせいかもしれない笑)
映画化のタイミングなので、街の中にも鬼滅の刃が溢れていますね。これからどうなっていくのかも楽しみ。



この記事が参加している募集

#マンガ感想文

20,045件