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卓球の福原愛氏が説明責任を果たしていない社外取締役退任問題       徒然なるままに社会にもの申す⑤

卓球女子でオリンピック2大会連続メダリストの福原愛氏と、元夫の江宏傑(ジャン・ホンジェ)氏との間で泥沼化していた「長男の連れ去り騒動」が3月15日、和解が成立し区切りを迎えた。

2021年7月、福原氏と江氏は双方合意して、離婚が成立。共同親権を持ち、2人の子どもは当初、江氏の元で暮らしていた。だが、2022年7月、福原氏は「夏休みの間だけ」と言って長男を連れ去り、そのまま音信不通になってしまった。

同年10月、江氏は東京家庭裁判所に長男の引き渡しを求める申し立てを起こし、福原氏は単独親権に変更する調停を申し立てた。2023年7月、東京家裁が福原氏に、子供引き渡しの保全命令を出したが、子どもを返さないままになっていた。そして、今回の和解で、長男は江氏が暮らす台湾に帰ることになる。

離婚、長男連れ去り騒動が続いている最中、福原氏が上場企業の社外取締役に就任していたことを知っている人は少ないだろう。2021年12月、卓球Tリーグに参加する「琉球アスティーダ」の運営会社、琉球アスティーダスポーツクラブの社外取締役になっている。

だが、2023年6月、福原氏は琉球アスティーダスポーツクラブの社外取締役を退任。福原氏が社外取締役に就任したときや、卓球などのイベントに参加した際、琉球アスティーダスポーツクラブはニュースリリースを出してPRしていたが、退任時にはリリースを出さず、福原氏も何の説明もしていない。

上場企業の社外取締役とは、人知れず消えていいほど、軽い存在なのだろうか。

女性の社外取締役の問題について、情報サイト「プレジデントオンライン」で記事を書いているので、興味のある方は読んでみてください。

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アマゾンのキンドル出版で『黒い糸とマンティスの斧』(前原進之介著)という小説を上梓しました。大手出版社で起きた実際の事件を基にしたノンフィクション・ノベルで、会社を支配し、傍若無人に振る舞う人々と、それに立ち向かうカマキリ(マンティス)の闘いを描いています。
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