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【Mリーグ2023-24】セミファイナル進出争いと個人タイトル争い


前回の投稿の件

前回の投稿に2件のコメントをいただきました。
内容を要約すると以下のとおりです。

実況者が「終戦」を口にするするなというのは分かるが、2チーム以上を相手に都合よく条件を満たすのは麻雀では非常に難しい。
間にBEASTが入っているのを軽視しすぎている。
これについては日吉さんを責めるのはちょっと酷ではないか。

「途絶えた。」という断言と、「途絶えたと言っても過言ではないような着順という結果となりました」には、だいぶ差があるように思う。
「途絶えたと言っても過言ではない」すら言い過ぎと感じられたのであれば仕方ないが。

いずれも、日吉辰哉pが3月25日の第2試合で発した、

雷電とフェニックス、雷電残り2ゲーム、フェニックス4ゲーム、これはレギュラーシーズン通過の夢が途絶えたと言っても過言ではないような着順という結果となりました。

という実況に対しての自分の反応についてのコメントです。

まず先に言いますと、当該箇所は決して投稿の内容の本筋ではなく、あくまで
「雷電とフェニックスのセミファイナル進出の可能性は本当に厳しいのか?」
という本筋への導入部分として書いたものであり、そこに重きを置きたかったわけではありません。
ただ、自分の「途絶えた」という言葉への違和感に対して上記の内容のコメントがついた次第です。

それまで雷電とフェニックスに対して比重がかかっていたように感じたところから突如「途絶えた」という言葉が出たことで、
リアルタイムで実況を聞いた際は強烈な違和感を覚えてしまったのですが、
冷静になって受け止めてみれば、確かに可能性としては決して高いものではなく、
「途絶えたと言っても過言ではないような着順という結果」
という表現自体はそこまで違和感のあるものではありません。
ただ、本当に「途絶えたと言っても過言ではない」と言えるのか?と思ったのが前回の投稿の起因でもありました。

この導入部分に関しては極端な話でいえば別になくても成立はできますし、もっと簡潔にすることもできましたが、
キッカケになったnoteの投稿に感化されたところもあってああいった内容になりました。
そこに対してコメントがつくということに、日吉pの人気の高さを改めて窺い知れた気がしております。

前回の投稿を見て日吉pのファンが何かしらの不快を感じたのであれば、その件につきましては申し訳なく思っております。

あらかじめ断っておきますが、自分は日吉pの実況自体にはほぼ何の抵抗もないですし、1つの個性の結晶としてこれからものびのびやっていただければと思っております。
唯一、レギュラーシーズンの終盤戦のときに、ボーダー争いのチームに比重が寄りすぎてるように感じるところはありましたが、
それもたまたま当該チームにチャンスが多い試合展開だからということもあるのかもしれませんし、
やはりこちらの受け止め方というのもあるのかと思います。

結局、どういう形をとろうと、視聴者全員を納得させられる実況なんてほぼ不可能だと思いますので、
視聴者の立場として、もっと許容の心を持たねばなと反省するのでありました。


上記のコメントをいただいてからずっとモヤモヤしておりましたので、まずここで1つの区切りをつけさせていただきました。
コメントしていただいた皆様、ありがとうございました。
このことを少しでも今後に活かせるよう精進致します。


では、ここから今回の本題に入らせていただきます。

セミファイナル進出争い

当初の想定として、3月25日にEX風林火山がポイントを減らし、3月26日にTEAM 雷電orセガサミーフェニックスが素点を稼いだ上でのデイリーダブルを獲れれば、
雷電orフェニックスにもセミファイナル進出の可能性はあると見ていたのですが、
まず3月25日に風林火山がトップ・3着のデイリートップでポイントを上積み。
続く3月26日では雷電が2着・ラス、フェニックスがラス・トップと大きくポイントを伸ばせず。

雷電・フェニックスともにセミファイナル進出の可能性が完全に消滅したわけではないですが、その確率は天文学的に低いものであるため、
これこそまさに「途絶えたといっても過言ではない」という状況となりました。

さらに同じ3月26日に7位・BEAST Japanextも3着・3着に終わり、残り2戦で6位・風林火山とは約180pの差に。
この2チームはレギュラーシーズン最終日の3月29日に直接対決を残してはいますが、
BEASTが約180pの差をひっくり返すには、風林火山とのトップラス2回がほぼ必須条件。

これを風林火山サイドから見ると、まず第1試合で

①BEASTより上位を獲る
②BEASTにトップを獲らせない
③自分たちがラスにならない

のいずれかができればほぼセミファイナル進出。
仮に第1試合でトップラスを決められても、第2試合で①〜③のいずれかができればセミファイナル進出と、相当に有利な条件が残りました。
この有利性を風林火山が無駄にするとは到底思えません。

ハッキリと条件が厳しくなったBEASTが最後にどういった闘いを見せるのかが最終日の1つの注目点になりそうです。


さらにここからは、各個人タイトル争いについても。

半荘最高スコア

半荘最高スコアに関しては赤坂ドリブンズ・鈴木たろう選手(112800点)でほぼ決まりでしょう。
最後の1戦まで逆転の可能性は残ってはいますが、ここまで100000点に到達した試合が1試合のみですし、ここから相当な「風」でも起こらない限りは逆転は厳しいでしょう。

4着回避率

4着回避率に関しては、KONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗選手で「確定」といっていいでしょう。
現在1位の伊達選手が90%(2/20)で、2位の格闘倶楽部・高宮まり選手、U-NEXT Piratesの鈴木優選手がともに88%(3/25)。
2位の2選手が残り2試合で4着回避しても伊達選手に届かず、伊達選手は2試合とも出場しなければ他の選手に逆転されることはありません。

4着回避率で1位となった3月4日以降、チーム内での個人スコア1位にもかかわらず、ずっと登板していない伊達選手
チーム内での方針ということもあるでしょうが、この辺りから4着回避率を意識していたということでしょう。
チームの稼ぎ頭が出てこないことには違和感がありますが、既に規定の最低出場試合数はクリアしてますし、戦略的には何の問題もありません。

Mリーグ1年目での半荘最高スコア、2年目のMVPに続いてとなる、史上初の個人タイトル3部門獲得も「確定」となった感があります。

MVP

そして、史上最も激戦といえるMVP争い。
その先頭にいるのはPiratesの瑞原明奈選手で378.4p(3月26日終了時点)。
それを追うのが風林火山の勝又健志選手で305.9p。
さらにその下にPiratesの鈴木優選手(287.6p)、同じくPiratesの仲林圭選手(266.5p)が続きます。
他にも可能性を残す選手はいますが、実質この4人での争いとみていいでしょう。

ここで1つ押さえておきたいのが、3月28日にまずPiratesが先に全日程を終えて、風林火山が最終日の3月29日に闘えるということ。
つまり風林火山はMVPへのボーダーが見える状況で闘えるという優位性が残っているのです。

それを踏まえた上で気になるのが、3月28日のPiratesの選手起用。


(追記)
3月28日は瑞原選手が女流最高位戦Aリーグに出場することを失念しておりました😓
その点を踏まえて当初の内容を修正しております。


瑞原選手は女流最高位戦Aリーグ出場のため、そもそも登板はできない状況。
よって、瑞原選手の個人スコアは動かないことになります。

まず考えられるのは第1試合で2位の優選手が登板、そこでトップを獲れずにMVPの可能性が残れば連闘というパターン。
優選手がトップを獲って瑞原選手を逆転、もしくはMVPの可能性が厳しくなれば、あえて関係ない小林剛選手を出すのではないかと。

もう1つのパターンとしては、まず4位の仲林選手が登板し、そこで優選手を上回れば連闘、上回れなければ優選手が登板というパターンもあります。

果たしてPiratesの木下監督は誰をMVPの第1候補と見ているのか、そしてPiratesにMVPをもたらすことができるのか、その選手起用に注目です。


一方の風林火山は、まずはPiratesの結果を受けてということになります。
瑞原選手勝又選手より上であることが確定した以上、第1試合は勝又選手になるでしょう。
そこで瑞原選手もしくは暫定首位の選手を上回れば第2試合は登板なし、それができなければほぼ連闘になりそう。
風林火山としてもまだ獲得できていないMVPへは執着がありそうですし、当然のように狙ってくることでしょう。


大勢が決したところもありますが、まだまだ何が起こるかわからない今期のレギュラーシーズン。
まだ出ていない役満が出るかも含めて、残り4試合も全力で楽しんでまいりましょう。




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