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【祝生誕30周年】「女神」岡田紗佳pを語る🌸


2012年〜2016年

その昔、「ネプ&イモトの世界番付(以下世界番付)」(日本テレビ系)という番組がありまして。
世界の国々にまつわる様々なデータをランキング形式で紹介したり、
各国ごとの変わった文化や習慣を外国人タレント及びハーフタレントのレギュラー陣、通称「G20」が紹介するといった内容。
元々世界の国々に関心があった自分は、番組内容の面白さ故にほぼ欠かさず見ておりました。

「G20」にはアメリカ枠にパックン(パトリック・ハーラン)、イギリス枠にハリー杉山さんといったトップクラスのタレントから、
「世界番付」でしか見ないようなタレントまで幅広い顔触れが揃っておりました。

そんな中、2012年のある回にて、中国枠に新顔として1人の若い女の子が入っておりました。
その子を見た時の第一印象はズバリこれでした。


「何、このカワイイ子😍」


顔がカワイイ、顔が小さい、スタイルもいい、まだまだ拙い感じの話しぶりもまたカワイイ。

元々高身長で脚の長い女性に目がなかったこともあり、
以降の「世界番付」は、ほぼ彼女目当てで見るようになっておりました。

その女の子は当時のnon-noの現役モデルでもあり、名前は「紗佳」と言いました。


そう、これこそが「おかぴー」こと岡田紗佳pを最初に知ったキッカケでありました。

当時のおかぴーはまだプロ雀士ではなく、なんならまだそこまで麻雀にも打ち込んでなかった頃。
自分も当時は麻雀には全く興味はなく、いち女性としておかぴーが気になっていた感じでした。


non-noモデル当時のおかぴーの映像がないか探してみたら、non-noの公式チャンネルに残っておりました。
上の動画は2013年に単独での特集が組まれた時の撮影に密着したもので当時は19歳、今とかなり雰囲気が違っていて実に初々しい🥰


こちらは2016年、後輩の武田玲奈さんとの撮影での密着映像。
当時は22歳、顔立ちや声はだいぶ今に近づいてますが、今とは違うロングヘアーが新鮮😌


ちなみに「世界番付」が終わったのも2016年。
当時は他に興味があったこともあり、番組終了後はそこまでおかぴーのことを深追いすることはありませんでした。

2017年

この年、おかぴーは女流勉強会を経て日本プロ麻雀連盟(以下連盟)のプロ雀士に。
さらに麻雀最強戦のアシスタントとしても活動。

麻雀最強戦では第一線で闘うプロ達に自ら打牌について解説してもらう「おかぴーのココがキキたい(ココキキ)」なるコーナーも担当。
この時に出演したプロの顔触れが実に豪華で、
現鳳凰位の佐々木寿人p(上の動画)を始め、多井隆晴p瀬戸熊直樹p小林剛p魚谷侑未pと、
後にMリーグで相まみえることになるプロたちがズラリ。
そんなトッププロたちの思考を間近で聞ける貴重な機会を得ていたのでありました。


一方の自分はというと、当時はデビュー29連勝を記録した藤井聡太四段(当時)に影響を受け、将棋にドップリとハマっていた時期。
おかぴーがプロ雀士になったことは認識はしていたものの、当時はまだ麻雀に対しての興味はそこまで沸かず、
ABEMAは麻雀チャンネルではなく専ら将棋チャンネルを見ていたのでありました。

2018年

この年、Mリーグが発足。
ドラフト会議が行われるも、おかぴーは指名されず。
一方で、芸能人4人が対局し、放送対局として長い歴史を持つ「われめDEポン」にて、番組史上初の九蓮宝燈を和了し、一気に注目度が高まることに。

本人がTwitter(当時)でツイート(当時)しているように、
放送内ではノーテン立直でチョンボになるなど結果としては最下位に終わったものの、
そんなことを吹き飛ばすほどに九蓮宝燈のインパクトは絶大でありました。

そもそもどれだけ狙っても聴牌にすら容易に辿り着けない九蓮宝燈。
そんな九蓮宝燈を、名だたる大御所芸能人たちを差し置いて、当時24歳の美女が生放送中に和了ったという出来事は、
今思い起こしても実にセンセーショナルといえるでしょう。

この辺りから「おかぴー=もってる」というイメージは確立されていったように思います。


そんな中、自分はまだまだ将棋に比重を置いておりました。
おかぴーの九蓮宝燈和了については「凄いことをやったんだな」という感想は持ったものの、まだ麻雀に目は向かない感じでした。

2019年

おかぴーにとって、そして自分にとっても大きな転機を迎えたのが、令和元年でもある2019年。

この年、Mリーグのレギュレーションが変更され、各チームごとに最低1人の女性選手を入れることが定められました。
さらに、KADOKAWAサクラナイツ(以下サクラナイツ)の新規参戦が発表され、前期の7チーム体制から8チーム体制へと移行することとなりました。

これにより、この年のMリーグドラフト会議では最低でも4人の女性プロが指名を受けることとなったことで、どの女性プロが新Mリーガーになるのかという話題が盛り上がり、
Twitter(当時)上では「#次の女性Mリーガーはきっとこの人」で予想もしくは希望をツイート(当時)する人気投票のようなものが行われました。

これが当時の結果(Mリーグ2019ドラフト会議より)

後のMリーガー、あるいは現在でもMリーガー候補と目される有力女性プロが犇めく中で、おかぴーは3位という好位置に。

ちなみに、おかぴーの上にいる2人は、この時のドラフト会議で渋谷ABEMASから指名を受けることになる、当時はプロクイーンの肩書を持っていた日向藍子p(2位)、
前年の夕刊フジ杯にて個人戦優勝(麻雀女王)、
麻雀最強戦でも2017年に女流プレミアトーナメントを制してファイナル進出、人気の面でも麻雀界トップクラスの水口美香p(1位)と、どちらも納得のいく顔触れ。

そんな水口p日向pとともに、ドラフト会議の生放送におかぴーが中継にて出演することとなり、
それまで麻雀チャンネルを全く見ようとしていなかった自分が初めて麻雀チャンネルでドラフト会議を見ることにしました。
ひょっとしたら、おかぴーがビックチャンスをものにするかもしれない、そんな歴史的瞬間を見ておきたいという衝動に駆られたのです。

もっとも、当初はおかぴーが指名されるかどうかについては半信半疑ではありました。
人気投票では上位にきたものの、水口p日向pと比べると明らかに麻雀での実績は足りない、
強みとしては2人よりも若いことと、九蓮宝燈で注目を集めたことぐらい。
あとは芸能人であることもそうですが、それも既にMリーグ入りしていた萩原聖人pと比べると、明らかに芸能人としての実績も知名度も足りない。
そんな状況下で戦力として、もしくはいわゆるインフルエンサーとして指名してくれるチームがあるのかどうか。
正直、そこの不安は拭いきれませんでした。


そんな中で始まったドラフト会議の生放送。

当時はMリーグを全く見ていなかった自分は当然Mリーグ関係者の知識もまだ皆無で、
この時が初見だった小林未沙さんはアナウンサーの方かと思ってましたし、
その横の張敏賢pはMリーグ審判と紹介されてましたが、プロ雀士ではなくて麻雀界に詳しい関係者か何かだと思っていたレベルでありました。

これが当時のおかぴー
後にチームメイトとなる内川幸太郎pがちょうどA2リーグ戦を闘っていた連盟の夏目坂スタジオからの中継出演。
「緊張してきた」と話してはいたものの、見ている限りではそこまでガチガチでもなく、来たる瞬間を楽しみにしているように感じられました。


ドラフト会議は進み、各チームの指名発表へ。

その先陣を切ったのが新規参戦のサクラナイツ
右が当時の森井巧監督(なんか新鮮)

この時、解説の張pはこんな予想を口にしていました。

まず内川(幸太郎)選手というところが入ってくるんじゃないかなと。
そしてもう1人、女子は、内川pの所属団体のプロ連盟さんということもありまして、岡田(紗佳)さんがやはり入るんじゃないかなと思っております。

張pからハッキリと「本命」と名指しされたおかぴー
その理由について張pはこう語っておりました。

タレントとしての知名度、人気というところは勿論なんですけど、プロ歴は浅いんですけどね、ただ、そこ先行じゃないんですよ、僕が評価してるのは。
麻雀も別に遜色は僕はあまりないと思ってますし、そして放送対局の実績というのが、ご覧になった方も多いと思うんですけど、いきなり何かね九蓮宝燈和了っちゃったりとかね、3回、4回ぐらい番組で優勝してるんですよね。
やはり、ご職業柄というか、数々の大舞台を経験されてますから、そういうところで「もってる」感というかね、スター性があるという評価が下されるんじゃないかなと。

自分の中では、番組内での対局はエキシビジョンみたいなもので、公式戦で結果を出した人の方が評価されるものかと思ってましたが、
張pが「われめDEポン」での九蓮宝燈に言及し、おかぴーのスター性を高く買っていることは嬉しかったし、当時はよく経歴が分からなかったものの、張pがここまで言うのなら本当に指名されるかもなと期待感が膨らんだのでありました。
そして、張pが最強位経験者であると知った今は、その言葉により重みを感じているのであります。


そして、運命の瞬間へ。


「選択選手、KADOKAWAサクラナイツ、日本プロ麻雀連盟…」



何千人といるプロ雀士の中から最大32人(この時は29人)しか入れない、まさにスターの中のスターしか入れないMリーグの世界におかぴーが飛び込んだ瞬間でありました。

ちなみに、当時25歳での指名は未だにMリーグドラフト会議での最年少指名記録であります。
おかぴーと同じ年のドラフト会議で赤坂ドリブンズから指名された丸山奏子pは当時26歳、
昨年のドラフト会議でBEAST Japanextから指名された中田花奈pは当時28歳での指名であり、
25歳で指名を受けることがいかに特異かということがわかります。

前年の「われめDEポン」での九蓮宝燈和了、「てんぱいクイーン」などの放送対局での優勝、そしてサクラナイツの新規参戦、
様々な要素が重なった中で生まれた、まさに奇跡のような指名でありました。

この指名を受けて、それまで麻雀の対局を見ようとしてこなかった自分が、
初めてMリーグを見てみようかなと思わされました。

それまでもおかぴーは「RTD Girls Fight!!!」などでABEMAでの放送対局は経験していたものの、当時はまだ嗜好が将棋寄りだったこともあり、わざわざ見ようとはしていませんでした。
ただMリーグとなれば、既にMリーグで活躍しているトッププロたちとおかぴーが相対することになるわけで、
実際問題どこまで通用するものなのか、ひょっとしたらそれなりの成績を残すのかもしれないという期待を持ったこと、
そして何よりおかぴーの対局姿をじっくり見られる機会が増えたなと思ったことが大きなキッカケとなりました。

そしてここから、猛烈な勢いで自分は麻雀の沼へと引き込まれていくことになるのです。


記念すべきMリーグデビュー戦の入場シーン
まだ勝手が掴めていないのか、正面ではなく、
自分が座る席の方を見ているのが実に初々しい

将棋のときもそうだったのですが、どうせMリーグを見るなら、しっかりと情報は入れておきたいと思い、
サクラナイツでのおかぴーのチームメイトである内川p沢崎誠p、対戦相手の選手たち、さらには実況・解説陣に至るまで、周辺人物のパーソナルデータは開幕前に一通り覚えました。
元々は将棋チャンネルのために入っていたABEMAプレミアムで、Mリーグの2018シーズンもある程度は見返しました。
その中で麻雀のルールについても少しずつ頭に入り始めていきました。

ちなみに、自分が麻雀に触れたのはこの時が初めてではなく、実は大学生のときにゲームセンターでちょろっと麻雀格闘倶楽部をプレーしたことはありました。
ただ、その時はほぼほぼ役を知らず、役牌と断么九以外は何も作れないレベルで、そもそも立直がどうやったら打てるのか、いわゆる聴牌の状態すらろくに分からない有様でした。

そんな状態で役牌と断么九をコツコツ和了っていたら、相手に跳満や倍満を和了られてあっと言う間に捲られるということが続き、
あまりに勝てないことに心が折れて以降、パッタリと麻雀からは遠ざかっていたのでありました。

それがMリーグを見始めて、選手たちが様々な役で和了るところを目にすることで、七対子だとか三色同順といった役を理解できるようになり、
立直が打てる聴牌の状態についても分かるようになっていきました。
特に平和に関しては、おかぴーが頻繁に和了っているのを見て、
「3つの数字の連続形(=順子)を3組と2枚の同じ牌(=対子)を1組作って、前か後ろに欲しい牌がくれば3つの数字の連続形が作れる形(=リャンメン待ち)が作れれば立直が打てる(=聴牌)」と、
その形について理解することができました。
今でも心の底から「平和はおかぴーに教わった」と思っております😑



自分の中で麻雀に対する知識が深まっていくとともに、おかぴーが高い手を和了って他者を圧倒してトップを獲っていく画を見ているうちに、沸々とこんなことを思うようになりました。

「自分も高い手を和了ってみたい」
「今なら麻雀でトップを獲ることもできるんじゃないか」

ただ、麻雀格闘倶楽部をやるためにゲームセンターに通うのもなかなか大変だし、プレーの度にお金が減っていくのも躊躇するものがありました。
ならば、将棋でいうところの将棋ウォーズのようなスマホでプレーできる、何なら基本無料でプレーできる麻雀のアプリはないものか。

そう思って探してみて見つけたのが、麻雀格闘倶楽部のアプリ版である麻雀格闘倶楽部SpやSEGAが運営しているMJのアプリ版であるMJモバイル、そして、ちょうどこの年から日本でのサービスが始まった雀魂でありました。
これらのアプリでひたすらに麻雀を打ち込み、そこでトップを獲る喜びを感じ、相手に和了られた手を見て新たな役を覚え、といったことを続けていくうちに、
いつしか一通り麻雀が打てるようになり、高打点の手、さらには役満も続々と和了れるようになっていきました。

こうして、打ち手としての「門前の虎」のベースは作られていったのでありました🐯

2020年

Mリーグ参戦初年度のサクラナイツは2019シーズンでファイナルへ進出。
ファイナルでは12戦で1トップも獲れず4位に終わるも、初年度としては十分すぎる結果でした。
おかぴーはレギュラーシーズンはマイナスで終わったものの、そこまで大きなマイナスにはならず。
セミファイナルでは2戦1トップのラス無しで個人スコアもプラスで終えられました。

今やセミファイナル名物となった、
カメラ前でのダブルピース✌️✌️もこのシーズンから


ドラフト会議では当時の雀王だった堀慎吾pを加えて4人体制に。
この堀pの加入が、おかぴーにとっても1つの大きな基点となりました。

また、個人としては麻雀最強戦2020で自身初のファイナル進出。
この年から麻雀最強戦もABEMAで見始めた自分は、こちらでも楽しませていただきました😊


一方の自分はというと、麻雀の経験が増したことで自信がつくようになり、この年、意を決してあることを始めました。

そう、麻雀格闘倶楽部の年1の恒例イベントである投票選抜戦への本格参戦です。

それまでは存在こそ知ってはいたものの、ろくに勝ててなかったこともあり参加をためらっていたのですが、対局に対しての経験と自信が深まった今なら十分に闘えるだろうと決意が固まったのです。

事前に軍資金もそれなりに貯め込み、最寄りのゲームセンターに通えるだけ通い、闘えるだけ闘い抜きました。
勿論、投票するのはおかぴー、それも一切他のプロには投票しないという一本気で、そのスタンスは今でも変わっておりませぬ😑

当時の(おそらく)最終投票数

当時は将棋の「推し活」用のTwitter(当時)アカウントは持っていたものの、麻雀の「推し活」用のアカウント(=「門前の虎」としてのアカウント)はまだ無し。
ただ、当時の写真が何枚かスマホに残ってはいました。

参戦初年度にして投票数は3500票オーバー(余裕のDiamondSSSサポーター)。
当時は初めて麻雀でおかぴーに少しばかり貢献ができる、言い換えれば恩返しができるという嬉しさからか、かなり気合が入っていたのかもしれませぬ😅

ちなみに、おかぴーと初めて麻雀格闘倶楽部で同卓し、
初めてトップラス(三麻)できたのもこの年
「プロ雀士本人撃破」の文字は、
嬉しさと自信をより一層深めていくことに

これ以降、投票選抜戦には毎年参戦を続け、昨年まで4年連続でDiamondSSSサポーター(=投票数1500票以上)を達成。
一昨年と昨年はおかぴーへの投票数で上位サポーター(トップ100以内)に名を連ねるまでになりました。

歴代のイベント参戦記録
そのほとんどがDiamondSSSサポーター
一昨年は35位、昨年は31位となり、
2年連続での上位サポーター入り

麻雀を打つ楽しさをより感じるようになったのと並行して、麻雀を通しておかぴーに貢献できることの充足感を覚えていった、そんな1年でありました。

2021年

Mリーグ2020シーズンではファイナルでEX風林火山の猛チャージの前に屈し、準優勝に終わったサクラナイツ。
チームとしては悔しさの残る結果でしたが、おかぴーはレギュラーシーズン、セミファイナル、ファイナルと全てのステージで個人スコアのプラスを達成。
他の3人よりも出場機会が少なかったとはいえ、少ない中でプラスを持って帰ってこれたことは、おかぴー推しとしては誇りでしたし、戦力として機能し始めたことに安堵感も覚えたものでした。

ただ、チームはMリーグ優勝まであと一歩足りなかったこともまた事実。
それまではABEMAでMリーグを見るまでに留まっていて、「桜騎士団(サクラナイツファンの総称)」としてそれ以上のアクションは起こしていなかったものの、
優勝までのあと一押しとして、自分も「桜騎士団」としてもうワングレード上に行かねばならないのではないか。
そう思った自分はこの年、来たるMリーグ2021-22シーズンの開幕に向けて大小様々な動きを実行に移したのであります。


まずは麻雀の「推し活」用のTwitter(当時)アカウントの作成。
ここで遂に「門前の虎」が産声を挙げました。

「門前」は自身の雀風から、
「虎」は自身の干支が寅であること、阪神タイガースファンであることに加え、麻雀格闘倶楽部で白虎タイプに分類されていたことから名付けました。
ちなみに白虎タイプの特徴は立直率の高さと平均和了翻数(≒平均打点)の高さであり、まさに門前高打点型の象徴なのであります🐯

アカウント作成後はMリーガーやMリーグ関係者、そして「サクラナイツ」でユーザー検索をかけて目についた「桜騎士団」のアカウントを立て続けにフォロー。
その中には、作成して間もないアカウントにもかかわらず、すぐにフォローバックをくれた方々もおり、その優しさが心に沁みておりました🥹


次にサクラナイツのオフィシャルサポーターへの登録。
それまでは年会費が高いと思っていて躊躇していたのですが、
やはり「桜騎士団」としてワングレード上に行くには必須だと思い、まさに一蓮托生の想いで登録に踏み切りました。

ちなみに、このオフィシャルサポーター登録の件を、ひょんな件から某漫画家の方にTwitter(当時)で報告したところ、こんな言葉が返ってきました。


何かと一部の麻雀系アカウントから目の敵にされる「ウヒョ助先生」こと塚脇永久先生ですが、
自分の中ではMリーグや麻雀界を何だかんだで盛り上げてくださっている心優しき御方だと認識しております。
どうかキツいリプ等に屈さず、これからも独自のスタンスで麻雀界全体を盛り上げていってくださいませ🙏


かくして「桜騎士団」として本格的に動き始めた自分。
そしてMリーグ2021-2022シーズンの開幕に先駆けて、1つの大きな決意を固めました。
それこそが、

おかぴーの今期初トップ獲得で、オンラインパブリックビューイング(以下オンラインPV)にて赤のスパチャを投げる」

というものでした。


2020シーズンからサクラナイツの公式YouTubeチャンネルにて始まったオンラインPVは試合開催日当日の控室の様子を生中継するというもので、
チャット欄ではコメントを書き込むことができ、選手はそれをリアルタイムで見ることが可能。
さらに、一定金額を課金することでコメントが色付きの枠で表示されるようになり、より選手に気づいてもらいやすくすることも可能で、これが「スパチャ」ことSuperChatと呼ばれるものです。

サクラナイツのオンラインPVや多井pの「たかちゃんねる」などで既にスパチャの存在には気づいていた自分。
ただ、課金が必要ということもあり、当時はスパチャも躊躇していたところがありました。

しかし、よくよく思い返してみれば、スパチャの収益は配信者に一部還元されるわけで、
実際のところはわかりませんが、おかぴーへのコメントのスパチャなら一部はおかぴーに還元されるかもしれない、
そして何より、おかぴーに推しとしての想いが少しでも伝わるかもしれない、そう考えた時にスパチャは有意義なものなんだと考えるようになりました。

そして、人生初のスパチャをおかぴーに捧げる決意を固めたのです。
しかも、どうせ人生初なら大きく目立たせたいと思い、最上位である赤のスパチャ(以降赤スパ)を投げると決めました。
その課金額、実に10,000円。
1回のスパチャとしては間違いなく高いですが、一生に1度のことと思えば十分に踏み切れる額でした。


そんな決意とともに始まったMリーグ2021-2022シーズン。
前期の2020シーズンでは自身の個人初戦で初トップを決めているおかぴー
今期も早い段階でサクッとトップを獲ってくれるものと思っていました。

しかし、この時の自分はまだ知る由もなかったのです。
おかぴーの初トップ、そして赤スパへの道程が想像を絶するほどに長く険しいものになることを。


2022年

Mリーグ2021-2022シーズンでは自身初となる開幕戦登板を任されたおかぴー、しかし結果は4着。
その後もなかなか和了が出なかったり、捲り合いに負けたり、高打点に放銃したりでトップが獲れない日々が続きます。

過去に苦しいシーズンを送っていた選手を何人も見ていた自分は、当初はそういうことが起こるのも仕方ない、いずれどこかで悪い流れは止まるものと楽観視していました。
しかし、11月が過ぎてもトップは獲れず、12月でも遂にトップは獲りきれず。
Mリーグ発足後以降では初となるシーズン未勝利での越年となってしまいました。

それでも、この時の自分はまだ「年が変われば」と希望を持ってはいました。
さすがにこれ以上悪いことにはならないだろうと。

そして迎えた1月3日、2022年のMリーグ初登板。


このスタッツを見て、
それまで繋ぎ止めていた心は完全に折れることに

本来なら晴れやかな気分であるはずの年始なのだが、この時の気持ちは完全に底をついていました。

勿論、麻雀は運に左右されるものだとはわかっていますし、勝者の陰で敗者が生まれることもわかってはいます。
ただ、そういった運の面では十分に他者と張り合っていける、何なら凌駕できるまであると思っていたおかぴーのここまでの惨憺ぶりを見て、さすがにもうポジティブな考え方はできなくなってしまっていました。

そして遂に、おかぴーがここまで勝てないのは自分が桜援に入っているからではないのかと、自分で自分を責め始めるようになりました。

当時のツイートを改めて見返してみましたが、字面だけでも当時の気持ちの辛さが伝わってきて、思わず少し涙が出ました🥲

上のツイートで書いているように、いくら応援をしても必ず和了れるわけでもないし、配牌をよくしたり裏ドラを乗せることも人為的にはできません。
あくまで配牌とツモに身を任せ、その中でより和了に近づく術を探るのが麻雀というもの。

そんな麻雀の応援って、改めて考えると一体何なんだろうか。
トップを獲ったら祝福の言葉をかけ、ラスになったら励ましの言葉を送るというのはわかる。
ただ、どれだけ励ましの言葉を送っても結果がついてこないのなら、さすがに誰かが何かを変えなければいけないのではないか。
そう考えた時に、1度自分が身を退いてみるというのもあるのではないか、そんなことが浮かぶようになっていたのです。


そんな中で迎えた1月14日、おかぴーの個人13戦目。


風林火山・松ヶ瀬隆弥選手との死闘、
オーラスまでトップの行方がわからない熱戦を制し、
遂に今シーズン初トップを獲得

この時の細かい心情については以前書いたnoteでも綴っていますが、
トップを決めた瞬間は、それまで自分の心に厚く降り積もっていた雪が一気に溶かされたような、そんな感覚を覚えたものでした。


今期初となるトップでのインタビュー、おかぴーが口にしたのは「桜騎士団」への感謝の想いでした。
勝てない日々が続き、もっと厳しい言葉も覚悟していた中で、「桜騎士団」から次々に暖かい言葉をもらい、桜援されていることを改めて実感したと。

この時、自分の「桜騎士団」としての気持ちが折れてしまっていた中で、「桜騎士団」のみんなはずっとおかぴーのことを信じてくれていたことを知るとともに、
いつしかおかぴーが勝つことを信じられなくなってしまっていた自分の情けなさを痛感したのでありました。
本人より先に心が折れてどうするんだ。
本人の心が折れそうな時に支えていくのがファンとしての基本的な姿勢じゃないのかと。

これ以降、どれだけ辛いことに出くわしても、おかぴーに対しての桜援の姿勢が崩れることはなくなりました。
麦が踏まれて強くなるように、自分の「桜騎士団」としての心も大いに鍛えられたのでありました。


そして、おかぴーが今期初トップを獲ったということで、いよいよアレを実行に移す時もやってきました。


おかぴーが今期初トップを獲った1月14日はちょうどオンラインPVの開催日。
興奮と安堵が入り交じる気持ちを抑えながらの赤スパ投下。

「人生初スパチャが赤スパ⁉」と驚く内川選手
おかぴーへの相次ぐスパチャに納得がいかないと愚痴を言う堀選手、
そして「すごい…」と噛み締めているかのようにリアクションをとるおかぴー

人生初の赤スパは十分すぎるほどのインパクトを残せたと実感することができました。

そして、これ以降、おかぴーのMリーグでのシーズン初トップ獲得での赤スパ投下は、いつしか「門前の虎」としてのルーティンと化しました。
もはや1人の「おかぴー推し」としての矜持となっております。



遂にMリーグでの未勝利から脱出したおかぴー
結局、レギュラーシーズンでは1勝のみに終わったものの、セミファイナルでは3シーズン連続でトップを獲得(しかも2回)。

セミファイナル恒例のダブルピースも健在

ファイナルでは沢崎選手が病気の療養のために欠場、さらに終盤では堀選手が足を骨折(原因は本人の不注意だけど)と、まさに逆境だらけの中で闘い抜き、サクラナイツは見事に参戦3年目でのMリーグ初優勝を達成🌸


サクラナイツの優勝決定直後
まさに大号泣のおかぴー
療養の沢崎選手、骨折の堀選手がいない、
前代未聞の2人での優勝シャーレ掲揚

ちなみにMリーグ優勝を20代で経験したのは、この時のおかぴー(当時28歳)が今のところ唯一の例。
そもそも20代でMリーガーになることすらなかなかに狭き門である中で、そこからさらに優勝となればまさしく至難の業。
個人としての成績は決して良くなかった中でそれを成し得てしまったのですから、やはりおかぴーは「もってる」と言えるのかもしれません。


さて、この時の表彰式では、こんな印象的な出来事がありました。

それは、サクラナイツ選手の各選手の名前が司会者から紹介された時のこと。

おかぴーは「岡田紗佳選手」ではなく
「岡田『サキ』選手」と紹介されてしまったのだ

勿論、選手名を間違える司会者の方にも落ち度はあるし、自分も最初は「何でこんな大事なときに…」と「おかぴー推し」として憤りを感じたりもしました。
しかし、ふと冷静になって考えた時に気付かされたのです。

世間的に見れば、おかぴーの知名度なんてまだまだそんなもんなんだろうなと。

プロ雀士としては、九蓮宝燈和了や放送対局での優勝はあったものの、当時はまだ公式戦での優勝はまだ果たせていない。
芸能人としても、当時はまだそこまでお仕事をいただけているわけでもない。
そんなおかぴーがまだまだ名前を覚えられていないのは、ある意味で当然と言えば当然なのだろうなと考えさせられたのです。
裏を返せば、岡田紗佳という素晴らしい雀士、素晴らしい女性の存在を、
より外に広げていけるだけの余地は十分にあるということなのだと。

ファイナルの結果報告会にて投げたスパチャは、自身の今後に向けての決意表明でもありました。
所詮3桁台のフォロワーしかいないアカウントではあるものの、自分の想いを込めたツイート(当時)が誰かしらの心に刺さり、
それが少しでもおかぴーの存在を外に知らしめるキッカケになれば、そう考えていたのです。

ただ、結果として、自分がそういうことに取り組む以前に、
おかぴーは自らの闘牌で一気に実績と認知度を押し上げていくことになりました。
それも、Mリーグ2021-2022シーズン閉幕から2022-2023シーズン開幕までの約5ヶ月の間に。

まずは6月。


伝説の「国士無双十三面待ち」での和了です。

萬子、筒子、索子の1と9の牌、7種類の字牌(東南西北白發中)を1枚ずつ揃えた上で、この13種類の中でどれかがもう1枚あれば和了ることができる役満、それこそが国士無双。
基本的には配牌の時点で手牌に1と9の牌や字牌が多く、立直に行ける手が組めそうにない時に作られることが多い手役。
ただ、それ故に比較的作りにいきやすいともいえ、体感的には1番頻出している役満ともいえます。

ただ、聴牌の時に13種類が1枚ずつある形(=十三面待ち)というのはそもそも狙っても簡単に作り出せるものではなく、大半はそうなる前に13種類のうちのどれかが2枚になってしまうもの。
1種類待ちのツモ和了の形から2枚ある牌を切って無理矢理に十三面待ちを作ることはできますが、それはフリテンとなり他者からの出和了(ロン和了)ができず、
公式戦では1種類待ちの国士無双と打点は変わらない(一部ではダブル役満になるローカルルールあり)ため、まず実行されることはありません。

十三面待ちという概念こそ理解はしているものの、実際の対局、しかも公式戦でお目にかかることなんてあるんだろうか、
下手したら1度もその瞬間を見届けないまま人生を終えるんじゃないか、そう思っていたりもしました。
だからこそ、実際の国士無双十三面待ちの瞬間の興奮と高揚は半端なかったと今でも記憶しております。


それこそ、ありとあらゆる運命が重ならなければ具現化しないだろうと思っていた国士無双十三面待ち。
思えば試合出場までの経緯から、既に運命の歯車は回り始めていたように思います。

舞台は国内最大の参加人数(アマチュア含む)を誇る麻雀最強戦とMリーグが初めてコラボレーションした「Mリーグスペシャルマッチ」。
当時Mリーグに参加していた8チームから1人ずつが参加してトーナメントを開催、優勝者がファイナル進出を果たすというもの。
KONAMI麻雀格闘倶楽部などがメンバー同士の直接対決で出場選手を決めたりしている中で、
サクラナイツは先述の通り、沢崎選手は病気の療養中、堀選手は骨折からのリハビリ中、そして内川選手は自身の著書の出版記念イベントと、それぞれが都合により出場が叶わず、結果としておかぴーが出場することになりました。

この時のおかぴーは既に麻雀最強戦の予選に出場していて、その時は丸山奏子選手(当時)に小四喜を親被りされての予選卓敗退と、早々にファイナルへの道が絶たれていたのですが、思わぬ形で再度のチャンスが巡ってきたのです。

もし沢崎選手が健在だったら、堀選手が骨折してなかったら、内川選手のイベントが別日だったら、どれか1個でも世界が違っていれば、そもそもおかぴーはあの卓にすらいなかったのかもしれないのです。


迎えた「Mリーグスペシャルマッチ」。
予選卓では2位となり、ある意味での因縁を持つ渋谷ABEMAS・白鳥翔選手とともに勝ち上がり。
そして、Mリーグ2021-2022シーズンMVPのU-NEXT Pirates・瑞原明奈選手、赤坂ドリブンズ・園田賢選手白鳥選手と闘った決勝卓の東3局で伝説の瞬間が訪れることになります。


おかぴーは配牌で8種8牌、第1ツモが中で9種9牌
親番ではなく、ここまで手牌がバラバラならば、
狙いはやはり国士無双
その後、4巡目までに北、白をツモってきて、
早くも11種11牌が揃う
十三面待ちまでは二向聴

ただ、この辺りまでは今までも割と見てきた光景なので、この時点ではまだそこまでの興奮はなく、むしろ無事に仕上がるのかなと不安にさえ思っていました。

俄に動揺が始まったのは7巡目
南を引き入れて遂に12種12牌が勢揃い
山に2枚の9pが入れば十三面待ち聴牌

そもそもフリテンのない十三面待ち一向聴に辿り着くことすらそう簡単なことではないだけに、この瞬間が見られただけでも幸せなことではありました。
また、たとえ十三面待ちにならずとも13種類のどれかが入れば国士無双聴牌だけに、さすがに聴牌が入れば和了れるのではないかと期待も高まってきていました。
後はどれだけ早く聴牌に辿り着けるのか。

その時、おかぴーの対面から聞こえてきた発声。

「チー」
上家・白鳥選手が切った8mを
瑞原選手がリャンメンでチー
1鳴きで2sと4mのシャンポン待ち聴牌に辿り着く

まだ各者の点数がそこまで離れていない東3局、
親の園田選手に高い手を和了られる前に躱し切るという狙いで言えば当然の「チーテン」。
これでおかぴーの国士無双も幻に終わるのかと不安が頭をよぎります。
しかし、結果としてこの「チーテン」で運命の歯車は大きく動き出すとともに、瑞原選手は伝説のもう一方の主役へと追い込まれることになるのでした。


瑞原選手の「チーテン」の直後のおかぴーのツモ番、

その手に握られていたのは山に残っていた9p
これにて国士無双十三面待ち聴牌が完成

画面の中で起こっていることは決してドラマでも映画でもなく、紛れもない現実。
しかも舞台は生中継の麻雀最強戦の決勝卓。
事の重大さを瞬時に把握するとともに、興奮と高揚は一気に最高潮へと達しました。
実況の日吉辰哉pを筆頭に、実況席もかつてないほどの興奮と動揺が渦巻いていました。

しかし、1度冷静になって考えると、これはまだ聴牌をしたまでの段階。
十三面待ちは確かに強い、ただ瑞原選手の和了牌の方が先に山にいる可能性はある。
果たして本当にこの手を和了り切れるのか、この手を躱されたら一生では済まないくらいに悔しさを引きずるかもしれない。
そんな不安が徐々に自分を襲い始めていました。


熟考の末におかぴーは立直を選択
フリテン無しのため13種類のいずれも出和了可能
先に聴牌を入れていた瑞原選手はシャンポン待ちから
おかぴーの現物(=安全牌)待ちとなるカン5m待ちへ
その5mを持っていた園田選手は一向聴となり、
一向聴をキープしつつ、おかぴーの現物の3p切りへ
十三面待ちの一発ツモとはならず
そして瑞原選手が当たり牌の1mを掴んでくる


この翌年の麻雀最強戦予選「因縁の決着」で同卓することになるおかぴー瑞原選手

その時の事前PVにて、
瑞原選手がこの場面について語るシーンが

瑞原選手はこう語っていました。

(以下、要約)
何かはハッキリしてないけど高打点の聴牌がメチャクチャ濃厚だとは思ってた。
この手を和了られると1戦勝負では3人とも苦しくなりそうな手が入ってそうだなというのは2人ともわかってるだろうなと思った時に、私の手が安いと見て差し込み(あえて放銃しに行く打ち回し)まで期待できると思っていた。

「国士無双だとしたら1mは危険牌だけど、
だとしてもまだ13分の1だと思って切ったら、
13個全部当たりだったっていう」


おかぴーに32000の点数申告をされた後の瑞原選手
「ハイ」と応えるその顔には
「してやられた」感が滲み出ていたような

天鳳で最高九段まで上り詰めた理詰め力を持つ瑞原選手をもってしても読みきれなかった、
それだけ「国士無双十三面待ち」は滅多にチャンスは訪れないし、考えるにも至らないというものなのです。

もしあの「チーテン」がなければ、おかぴーが十三面待ち聴牌となる9pを引き入れることも、瑞原選手が放銃となる1mを掴むこともなかったわけで、その時はまったく別の結末となっていたことでしょう。

麻雀とは自分の選択だけでなく、相手の選択が1つだけでも全く違う結末になる。
だからこそ難しいとともに面白い。
そんな麻雀の真髄にまた1つ触れることができたなと実感させられました。

そして、ありとあらゆる運命を全て手繰り寄せて歴史的な和了の主役となったおかぴーは、やはり何か特別なのかもしれないと、
そのスター性に改めて惚れ込むとともに、「おかぴー推し」としてまた1つ誇りに思うのでありました。

ここで特筆しておきたいのは、「われめDEポン」での九蓮宝燈和了を当時24歳、麻雀最強戦の国士無双十三面待ち和了を当時28歳で達成しているということ。
どちらも何十年かけても1度も和了れないかもしれない、まして放送対局で和了るなんて不可能と断言してもいいほどの和了を、ともに20代で成し得てしまっているのです。

ここまで来るともはや「運がいい」の一言で片付けることすら憚られるものがあり、今や自分は「運命に愛されている」と評するようになりました。
おかぴーの日頃の努力と勝負への姿勢が、きっと様々な運命を引き寄せているのだと。


結果として「Mリーグスペシャルマッチ」決勝卓は白鳥選手園田選手の猛追を振り切ってトップとなりファイナル進出。
ファイナルでは1st Stageで敗退したものの、年末まで楽しませていただきました。


そして、麻雀最強戦公式YouTubeチャンネルにアップされた国士無双十三面待ち和了の動画は公開から約1年半で1250万回再生を突破。
チャンネル内の動画としては2位の二階堂亜樹pの清老頭聴牌時の動画(約365万回再生)にトリプルスコア以上の差をつけるブッチギリの1位となっています。

まさにあの「われめDEポン」での九蓮宝燈和了のように、おかぴーは1回の役満和了でその名を一気に知らしめたのでありました。



さらに7月には女流プロ麻雀日本シリーズ2022で優勝し、遂に公式戦での優勝を達成。
いわゆる「連盟の森山茂和会長の推薦枠」での出場ではありましたが、
限られたチャンスを活かして優勝まで辿り着けたのは「おかぴー推し」としても嬉しい限りでした。

この時の決勝のカードも実に素晴らしいものでした。
過去には王位、さらにこの年には後に十段位を獲得するなど、男女混合の舞台でもビッグタイトルを手にしてきた魚谷侑未p
過去に2人しか成し得ていないプロクイーン連覇の実績を持つ日向藍子p
当時の女流雀王にして現女流雀王、女流雀王は現在4期獲得(歴代最多タイ)と日本プロ麻雀協会の中では最強の女性プロの1人である逢川恵夢pと、まさに泣く子も黙るような猛者揃い。
その中でおかぴーは、解説に入っていた勝又健志pをも感心させる勝負がけでチャンスを掴み取り、初の栄光を手にしたのでありました。


Mリーグのオフシーズンの約5ヶ月の間に、国士無双十三面待ちでの注目度の高まりと公式戦優勝の実績を一気に手にしたおかぴー
そんなおかぴーの活躍を見て、遂に自分はある決断をしたのでありました。


1度でいいからおかぴーに会ってみたい。
だから、サクラナイツのMリーグ壮行会に行こう。


ずっと「おかぴー推し」を名乗りながらも、それまで1度もおかぴーに会ったことはなかった自分。
このままおかぴーに会わずして「おかぴー推し」を名乗っていてもいいのかという疑念、
そして、単におかぴーに1度会ってみたいという想いが自分を突き動かしました。

芸能人という肩書も持つおかぴーは、他のプロ雀士と違い雀荘にゲストで入ることはほぼ皆無に等しく、会える機会があるとすれば毎シーズン恒例の壮行会および結果報告会ぐらいでありました。

当時は山口県在住だった自分。
ところざわサクラタウンで開催される壮行会に参加するにはさすがに日帰りというわけにもいかず、交通費の他に宿泊費も必要となり、当然ながら纏った金額が必要になります。
以前はその金額の高さ故に二の足を踏んでいたのですが、遂に会ってみたいという想いがそれを上回ったのです。

かくして人生初となる東京(→埼玉)へと旅立った自分。

そして、遂に実現したおかぴーとの初対面。
上のツイート(当時)にあるように、この時は正直、他の3選手のことはほぼ見えてませんでした😅

慣れない遠征で体の節々が痛かったりしたのですが、それを一気に吹き飛ばすほどに「推し」のパワーは偉大でした😌💕

「桜騎士団」としても「おかぴー推し」としても更にもう何段階かグレードが上がったような、そんな気がしました。

2023年

沢崎選手の勇退により渋川難波選手を新たに迎え入れた新生サクラナイツでしたが、
Mリーグ2022-2023シーズンでは、その渋川選手に加え、それまでは常にプラスをもたらしていた堀選手までもがマイナスで苦しむことに。

そんな中でおかぴーは前シーズンの無念を晴らすかのようにトップを重ね、終わってみればレギュラーシーズンでは自身最多となるトップ6回を記録。
ラスも7回記録したものの、個人スコアもプラスで終えることができました。

続くセミファイナルでは堀選手が4戦して3着1回、ラス3回というドツボにハマり、内川選手もMリーグでの半荘最低スコアを更新する-54500点を記録するなど大ブレーキに。
そんな中、トップ3回と気を吐いた渋川選手とともにおかぴーも同点トップ1回を含むトップ2回をマーク。
特にセミファイナル最終戦となる5月4日の第1試合では、オーラスの冷静な場況読みが光り、格闘倶楽部・伊達朱里紗選手に並ぶ同点トップとなり、苦しみ続けた「桜騎士団」に一時の喜びをもたらしてくれました。

結果としてサクラナイツはセミファイナルで敗退。
「桜騎士団」としては初めてサクラナイツがいないファイナルを迎えることになりました。
もっとも、ファイナルを迎えられなかったチームはサクラナイツ以外にもたくさんありますし、ファイナルを逃したといってもまだチームにとっては1回目であり、
「いずれはこういう時も来るさ」というくらいの軽い気持ちではありました。


その後、シーズン終了後に開催された結果報告会に参加し、おかぴーと2回目の対面。
不思議と1回目ほどは緊張しておらず、おかぴーにまた会えたことに終始ウッキウキだったように記憶しております。


この年、おかぴーには年間を通して大きな変化がありました。
それこそが、各テレビ局の番組への出演ラッシュです。

その1つの基点と言えるのが年始に放送された「アメトーーク」の「プロ麻雀・Mリーグ芸人」でしょう。
過去に「麻雀芸人」こそあったものの、Mリーグが「アメトーーク」で扱われるのはこの時が初。
しかも、「熱闘!Mリーグ」のMCでもある爆笑問題の田中裕二さんが番組初登場として出演するというところに「アメトーーク」の本気度とやらが伺えました。

おかぴーは田中さんとのスペシャルマッチの対戦相手として多井選手寿人選手と共に出演。
当時12人いた女性Mリーガーの中では唯一の出演でした。
元々芸能人だということも大きいんだとは思いますが、この貴重な機会をいただけたことは非常に嬉しかったです😊


その「アメトーーク」以降、次々に各局の番組へと出演していくことになるおかぴー
その中には初出演の番組もあれば、かなり久々の出演となった番組も。

元々「世界番付」のレギュラーだった時代に、現役のnon-noモデルにして現役の青山学院大学生(国際政治経済学部)という学歴を持つ、いわゆる「若手インテリ」枠として数多くの番組を経験していたおかぴー
自分がずっと見ていた「Qさま」もその1つで、この時は2012年(当時18歳)以来、実に11年ぶりの出演。
しかも前回出演時は「プレッシャーSTUDY」というチーム戦の一員だったため、「Qさま」での個人戦はこの時が初。
結果としては振るわずでしたが、割と映ることが多く、「おかぴー推し」としては満足の出演でした。

かつての「若手インテリ枠」の時と違うのは、「現役non-noモデル」だとか「現役大学生」という肩書は既にないということ。
そして、その代わりに「プロ雀士」「Mリーガー」という肩書が増えているということ。
「Qさま」ではおかぴーのサクラナイツのユニフォーム姿の写真も使われており、肩書も「モデル&プロ雀士」として扱われていました。

その他の番組でもおかぴーはプロ雀士として話題を振られることが多く、番組内で麻雀に関する話題や言葉を目にする機会もグッと増えたように感じました。

おかぴーの所属事務所の方針については部外者なので分かりかねますが、少なくとも以前よりもおかぴーについては売り込みを始めたのかなとは感じました。
それはMリーグで優勝し、公式戦でも優勝し、プロ雀士として一定の成果を挙げられたことに加えて、あの国士無双十三面待ちが名刺代わりになっている側面もあるのかなと。

そして、Mリーグの盛り上がりとともに各メディアの麻雀界への注目もかつてよりは高まってきた感があり、そこに「プロ雀士✕芸能人」の二刀流であるおかぴーがちょうどハマったのかなと。

もちろん、男女問わず惹きつけられる魅力を持つ「役満ボディ」であるとか、バラエティ向きの話しぶりもまた需要を集めているような気もしております。


番組出演ラッシュの中で、ビートたけしさん、明石家さんまさん、所ジョージさん、和田アキ子さんといった数々の大物芸能人とも共演していったおかぴー
特にさんまさんとは、先日の番組にて念願だった対局も実現し、プロ雀士として存在感を示すことにもなりました。

そんなおかぴーをテレビで見て、Mリーグを見始めたり麻雀を始めたという人たちも、体感として増えてきているように感じております。
Mリーグが掲げている「熱狂を外へ」をどのMリーガーよりも実現できているのは間違いなくおかぴーだと、今なら堂々と胸を張って言い切れます😊


2024年

新規参戦チームであるBEAST Japanextを加えて9チーム体制となったMリーグ2023-2024シーズン。
おかぴーにとっては芸能人Mリーガーの後輩であり僅かに年下でもある中田花奈選手も参戦し、おかぴーは参戦5年目にして初めて「最年少Mリーガー」の肩書が外れたのでありました。

そんなおかぴーは個人初戦こそラスに終わったものの、個人2戦目で今期初トップを獲得すると、
その後も2着、2着、トップ、トップで5連続連対を達成。
10月24日には自身の意向もあって初年度以来行っていなかった同日連闘で2着→トップとなり1人で2戦合計86.2pを荒稼ぎ。

いつしかチーム内では「岡田様」と、まるで神のように扱われるようになっておりました。

2021-2022シーズンのあの苦しみを知る者としては、この好調もいずれどこかで止まるだろうからなと、結果が出ていることは喜びつつも決して楽観視はしてはおりませんでした。

しかし、おかぴーの安定ぶりは年が変わっても大きく崩れることはなく、
今年の年初からはトップ、2着、2着、トップで4連続連対を達成。
20代最後の試合こそ何もできずのラスに終わりましたが、2月16日終了時点で個人スコアは8位(+174.1p)と既に自身のキャリアハイを大きく上回っており、個人MVPもまだまだ狙える位置につけております。

チームとしても前シーズンは苦しんだ堀選手渋川選手が見違えるほどの結果を残し、ともに個人MVPも狙える位置に。
あとは、ここまでのチームに襲いかかる不幸を一手に引き受けた感がある内川選手に明るい材料が揃ってくれば、2シーズンぶりのシャーレ奪還は盤石でしょう。

今期はレギュラーシーズン敗退なら規定によりメンバー入れ替えとなるシーズンでしたが、今となってはそんな心配は1ミリもありません。


そして2月19日、おかぴーは生誕30周年の節目を迎えます。


誕生日当日にも出演番組の放送があるおかぴー
その裏で、ABEMA麻雀チャンネルでは「岡田紗佳誕生祭」からのMリーグでのサクラナイツの試合。
当然「桜騎士団」「おかぴー推し」としてはバースデー登板を臨んでいるのですが、果たしてどうなるんでしょうか。

そして、30代最初のMリーグの試合では一体どういう結果を残すのでしょうか。
その答えは運命のみぞ知るところです。

エピローグ

過去のnoteで書ききれなかったところだとか、ここ1、2年でのおかぴーの八面六臂の活躍もあって、書き始めたときから「これは長期戦になる」と覚悟を決めてはいましたが、
結果として実に20000文字以上の超大作になってしまいました😓

ちなみに20000文字は400字詰め原稿用紙50枚分に相当。
そんな文字数を個人の事情により全てスマホ1つで書いたため、労力としては相当なものになりました😫

それでもここまで書き進められたのは、おかぴーの生誕30周年というこの節目でおかぴーのこと、そしておかぴーに導かれながらいろいろな経験を重ねることになった自分のことを、少しでもいろんな人に知っていただきたいというモチベーションによるものです。


いちハーフタレントとしてのおかぴーを知ってから約12年、Mリーガーとしてのおかぴーの桜援を始めてから約4年半、
今までおかぴーにはいろいろなものを教わったり気づかせたりしてもらいました。

麻雀を打つことの楽しさと難しさ、Mリーグを見ることの楽しさ、
そして、誰かのことを本気で追いかけて、そこに時間とお金を捧げる「推し活」の楽しさと、そこからもたらされる人生のモチベーション。

ハッキリ言って、「世界番付」でおかぴーを知り得なかったり、おかぴーがサクラナイツに入っていなければ、自分の人生は今と相当違っていたと思います。
少なくとも麻雀にここまでハマることはなかったでしょうし、Mリーグの視聴習慣がつくこともなかったでしょう。
そして何より「桜騎士団」のみんなと縁することもなかったはずです。


自分にとっておかぴーはある意味で人生の恩人であり「最強で無敵のアイドル」とも言えます。
そして、そういった存在を一言で表すならば、まさに「女神」という言葉がしっくりくるのです。

現在のおかぴーの二つ名である「完全武装アフロディーテ」の「アフロディーテ」とは、ギリシア神話に登場する愛と美と性を司る女神のことであり、戦の女神としての側面も持つといいます。
おかぴー本人は先日、この二つ名を変えたいという意向を示していましたが、
おかぴーのことを「女神」と称する自分としてはこの二つ名はものすごく気に入っていて、これこそおかぴーが背負うべき二つ名であるとさえ思っているのであります。


そんな「女神」に対して、自分が今までいただいた分を少しずつでも返していくことが、今の自分の人生での1番のモチベーションであったりします。
それはMリーグでの桜援であったり、各大会での応援であったり、関連グッズの購入であったり、SNSでの情報拡散だったりいろいろです。
ある意味で、この記事もその1つだと思っております。

たとえいただいた分の100分の1だとしても1000分の1だとしても、おかぴーに対して何かしらの還元をしていくことで、
おかぴーがさらなる領域へと進出していき、それがひいては自分にも新たに還元されていくものだと自分は思っています。


20代としての10年が終わり、30代としての新たなる10年へ。
20代は20代であまりに濃すぎる10年だったと思いますが、
30代の10年がおかぴーにとってさらなる成長と充実をもたらす10年となりますように。

そして、自分はこれからもおかぴーのことを追い続け、応援し続け、愛し続けるとともに、
おかぴーに常に何かを還元し続けられるような、そんなファンで居続けられるように引き続き精進する所存です。


まずは手始めに、おかぴーの生誕30周年記念日から始まる、麻雀格闘倶楽部の女流プロ雀士サポーターズバトル2024でしっかりと貢献せねば😑✨


というわけで、本当に長くなりましたが、ここらで締めさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇

少しでもおかぴーの魅力が伝わっているのであれば幸いです😌


それでは最後に。


おかぴー、HAPPY BIRTHDAY🎂




LOVE🥰

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