心と体の天秤
(トップの写真は我が家の黒猫の背中に体温計)
風邪をひいた。
昨晩から喉が腫れている感じがしたし、ご飯もあまり美味しく感じられなくて「おやおやこれは疲れているのか?」と思っていたけれど、今朝、爆裂な咽頭痛を感じて飛び起きた。
毎年、春先にひどめの咽頭炎になり40度くらいの熱を出しているので、こりゃ良くないやつやぞとアズノール系の抗炎症うがい薬でうがいをする。あいも変わらずまずい。
そして、まだ熱は出ていないかと計測してみると、体温は36度台で、まだ酷くはなってなかったと胸を撫で下ろした。
それかはだるくて動けなくて、布団にもどって安静を試みるが、どんどんどんどん体が熱くなってきて、割れそうな頭痛がする。
昼過ぎに頭が痛すぎて「いたいよーーーもうやだよーごめんなさいー」と何かに謝りながら泣いていた時に体温を測ると、38度を超えていた。
もうこれじゃらちが開かないと、鎮痛解熱剤を飲む。
普段から頭痛持ちで、鎮痛剤をがばがは飲んでいるので、こんな時に効かなかったらどうしようと不安になったが、ちゃんと効果をみせてくれた。
化学って、医学ってすげーー!!!!と化学漫画のドクターストーンを読んだときのような感想を抱く。
そして、だいぶ辛さが和らいだ体に感謝をした。
突然話はかわるが、わたしは双極性障害を患っている。
普段は鬱々と生きていて、薬が欠かせない。
そして、時々強い希死念慮がやってきて「もう生きていたくない」と健康に動き続ける自分の体を憎む。
ちょうど先日も良くない波が来ていて「もうこの心臓を誰かにあげたい」と切に思っていたのだが、今日はメンタルが妙に落ち着いている。
体の調子が悪いと、わたしはなぜかメンタルの方が健全になるのだ。
そして、普段はなかなか思えない「生きてて良かった」という感情さえ感じる。
まるで天秤のようなこの関係が不思議でならない。
どちらにも釣り合いがとれているのが普通の人なんだろうなーと思うけど、そうは行かないのがわたしだ。
いま、解熱剤の効果がなくなってきて、体はまた辛くなっているけども、心はとても穏やかだ。
普段からこれくらい穏やかな気持ちで過ごせたらいいのに!!!とポカリスエットを飲みながらぐちる。