アートボード_36_4x

ロゴをリニューアルする時は、社内意識もリニューアルする

こんにちは。Ancarのなかの人、mattsunです。
もう半年経ってしまいましたが、6月3日にロゴをリニューアルをするまでのお話しと、リニューアルしてからのお話しを書き綴ります。正直、リニューアルと言うものは周到な準備をしてリニューアルを終えるかと思いますが、現在進行形で進めるリニューアルをAncarで取り組んでいます。

※この記事は、株式会社Ancarのアドベントカレンダー2019の12/13分として公開されています。

1. 個人的ロゴリニューアル論

ロゴ、リニューアルしたぞ!うぉおおお!と喜ぶのは、ユーザーよりなかの人たちです。例えば、思い切ってロングヘアからベリショにイメチェンした子の顔だけを見て喜ぶ人はいないです。その子自身が変わった事に自信を持って振る舞うからこそ、魅力的なのです。

画像3

「(極上の笑顔で)髪ばっさり切っちゃった〜」なんて言われたらトキメキます。
ロゴのリニューアルをきっかけとして、なかの人達の意識がアップデートされ、それがユーザー側へ還元される様になりサービスの想い・魅力が伝わるのではないでしょうか?

2. そもそも、Ancarとは?

最初にAncar(アンカー)はどんなサービスかをお話しします。
Ancarは「安心・安全な移動体験を提供し続ける」をミッションとしてサービスを提供しています。人が移動する手段に対する価値は普遍です。それがクルマであろうが飛行機であろうが人は移動手段に対して対価を払います。
そして、その価値の前提条件は安心であり、安全であるとこです。

例え、電話レンジ(仮)でタイムリープやピンクの扉を開けて瞬間移動が出来たとしてもそれが安心・安全で無ければ使いたくありません。
(私も正直ゲルバナにはなりたくはない...)

安心・安全だからこそ、移動手段に価値が出てくるのです。
長い前置きでしたが、現在Ancarではクルマと言う移動手段を安心・安全に所有できるサービスを提供しています。

3. ロゴリニューアルのきっかけ

実は、ロゴリニューアルのタイミングを半年ほど図かねていました(ロゴは完成していたがお披露目していなかった)。社内で大規模開発も動いていましたし、新たなサービス・実店舗運営などがいくつも動き始めていてどのタイミングが良いのか...。それは社内にも伝わり、煮え切らない雰囲気に。
さらに、各プロジェクトごとに動きがバラつき始めていました。

そんな時、大規模開発をストップしAncar本来の目的に舵を切る決断が降りました。様々なところで問題が顕著になり、問題を辿るとそれはどのプロジェクトでも同様の内容でした。プロダクトチーム、CSチーム、メディアチーム、経営陣が同じ方向を向き、改めて目的を意識して動く必要性が出てきたのです。

Ancarと言う存在を再定義し、組織として新たに動き出す為に。

ただ外見だけの為にロゴをリニューアルするのではなく、企業の成長に伴い社内意識をリニューアル(再定義)するタイミングが訪れた事がきっかけとなりました。

4. 新しいロゴに込められた想い

クルマの状態や価格に不透明な部分が多い中古車業界。安心・安全を提供する整備士の地位は高くなく、サブ扱い。クルマは乗るけど車検くらいしか意識していないから咄嗟の時に知識がないため困惑してしまう。
「売る人・整備する人・乗る人」それぞれが問題を抱えている悪循環から、クルマとの豊かな暮らしを実現する循環を創り上げよう!と言うAncarの想いをカタチにして行きました。

ロゴ制作は外部デザイナーたもんさんと連携して作り上げて行きました。

スクリーンショット 2019-12-13 17.32.42

Ancar のシンボルは、頭文字の「A」を表すとともに、車を売却する人、購入する人、整備する人、既存の移動を支える中古車売買の関係を健全化させ、安心、安全な車との暮らしを実現する姿勢を象徴的に表現しています。

ロータリーエンジンに採用されている構造、ルーローの三角形がモチーフとなっており、循環と言う想いと移動体(クルマ)が象徴となりました。

旧ロゴについてのインタビューを代表にして驚きだったのが、旧ロゴにそんな思い入れがあって作ったわけではなかったと言う事。「大事なのは事業を動かす事」として今まで走り続けていたそうです!
そんな熱い気持ちとAncarのMissionが結晶となった新ロゴが誕生しました。

5. 走り出したなかの人達

色調整済み

新ロゴのパーカーが完成したのでシンボルのおにぎりマーク(非公認命名)で記念撮影

リニューアル(ロゴリリース)が終わりではない。
ロゴリニューアルをきっかけとして、同時に社内意識もリニューアルする。誰が何をしているかわからない状況から、ロゴに込めた思いを伝え、目的を再定義したことにより社内意識が統一され、目的を持ってそれぞれのロールに慢心する。

時間が経つと原点を忘れがちな事が多い。何を元に行動をしていたのか?すぐに見直せて理解ができれば問題ないのでしょうが、辿り着いた地点からの景色からだと分からなくなっている。

何を起点にどんな行動をするとどう効果が出るか。その重要性が社内で広がりつつあり、リニューアルから1ヵ月経ち良い変化が見え始めました。

リニューアル以降の社内変化
・ユーザーファーストの意識がさらに高まった
・チーム連携が盛んになった
・情報共有の意識が高くなった
・施策の動きが見える化されてきた
・各施策が何の価値があるかを振り返れるようになった

活発に各々が連携しながら走り出したと感じています。目的・意識が明確になった状態で生き生きと活動することで、良いチームワーク・良いプロダクト・良い対応へと繋がり、ユーザー側へ還元される。
間接的でもそこからサービスの想い・魅力が伝わるのではないでしょうか?

走り出したAncarのなかの人達。長距離ランはまだまだだ続きます。
(社内意識のリニューアルの次はインナーブランディング!)

6. 最後に

あらかじめ準備して行動するのは意外と難しいです。ロゴをリニューアルするんだからブランドを構築していこう!と計画を立ててやっていくのが本当はスマートなはず。しかし、色々と検証を重ねながら物事をスピーディに進めて行かなければならないのはスタートアップの宿命。
気構えない、現在進行形なリニューアルも一つの手段なのかもしれません。

正直当たり前のことしか書いていませんが、一参考になれば幸いです。
ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?