認知症のテレビ。

母は、やたらと健康番組や、認知症にならない方法みたいな番組をよく観てメモなどもしており、そういう貼り紙なども家の中にしていたが、今日はさすがに、「認知症云々の前に、ずっと前から精神障害があるから、それ以上ひどい認知症にはならないよ」と言ってあげた。

これは私の親切心で言っているのだ。何故なら「自分は精神障害者かも?」と変な不安やコンプレックスで悩むよりも、自分を認めて、心情的にラクになると思うからだ。

「そう?」と言ってきたので「うん」と答えた。

仲の良い人が、「○○は不細工でアホな顔してるんだから」と言ってもらった方が、「不細工と思われてるのかな?」と気を揉むより、気がラクというのと同じだと思う。

うちの母は、そういうのを隠して(隠せてないけど)きたから、こんな事になったので、そりゃあそうだよな、としか思えない。

そういえばエピソードの一つ。この前聞いたのだが、見合い結婚した母が、私の祖母(義理の祖母)に、結婚式の集合写真に写っていた娘(義娘)の顔がそれこそ何も考えていないようなバカな顔をしていたので、残念がってたようだ。と母から聞いた。確かに、祖母は美人でかわいいタイプの人だったので、そういう祖母から見れば、やはり残念な娘だったのかもしれない。そして、母は本当に何も考えていなかったのだろう。私は小さいときから、ある程度の歳まで、祖母と母は本当の親子だと思っていたけれど、二人のタイプの違いに、本当に不信を抱いていた。顔つきも似ていない、性格も違う、母は自分の親にしては遠慮しているように感じたし、祖母は母に対して無関心であるように感じた。

他は知らなかったからそういうものだと思っていたけれど、やはり不安は不安のままだったので、もう少し早い段階(15歳くらいで)教えておいてくれたら良かったなと今は思う。(もう返らないけど)

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