正義など、どこにもなし
『村に火をつけ白痴になれ/栗原康』という本を読みました。伊藤野枝と言う人の伝記を中心に書かれた本で、野枝はアナーキスト(無政府主義者)だそうです。共感できる所も、できない所もあり、ふぅんこういう人がいたのかぁ、といった感じで特段には惹かれることはありませんでした。ただ、野枝が書いたという『火つけ彦七』という話は読んでみたい気がしました。
部落差別を受けて村を飛び出し新たな生活をしている彦七の所にわざわざ村人が来て「そいつは部落民だァ」とばらして回るそのバカのために生活を破壊さ