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「仕事探し」に悩むあなたへ

この物語は特定の方の相談を受けて、タロットに聴いた物語です。タロットの展開をベースに物語にしています。
相談者そのものの現状を伝えているのではなく、相談者がこの物語読むことで、相談内容に対する解決の糸口やヒントが得られるような、そんなものが隠されている物語です。




私は施設で暮らしている。下の子達の面倒を見ることが好きで自分が幸せな気持ちになる。自分がして欲しかったことを下の子にできると、あの時の私が満たされるようで嬉しかった。
もうすぐ施設を離れなければならない年齢になる。施設に残って、仕事として、下の子達の面倒を見ている兄さんや姉さん達がいる。下の子達は私にもそうして欲しいと言っている。兄さんや姉さん達もそう薦めてくれている。もちろん、私もそのつもりだ。



私は施設で働く、そう思っていた。
ある日、園長室に呼ばれた。園長先生が、その時が来たら施設を出るようにと言った。私がこの施設で得ることはもうない、十分に必要なものを得ていると。だから、外の世界へ行くようにと。
思いもよらないことで、私は衝撃を受けた。
他の道など考えてもいなかった。園長は決定したこと、それが私にとって良いことなんだと、言った。

施設を出る日が来た。
私は大した荷物も持たないまま施設を出ることになった。寂しいかと思っていたが、いざ出てみると自由であることが嬉しかった。自由を求めているつもりはなかったが、周りを気にせず自分の好きにしていいことがこんなに快適だとは知らなかった。周りに気を使ったり同調しているつもりはなかったが、無意識にしていたのだろう。「悪意がある訳じゃない」だから、傷つけないようにと合わせすぎていたのだろう。

仕事は掛け持ちした。それは自分にとっての自由さ快適さを優先させるためだ。
1ヵ所で長時間働くと周りに合わせ過ぎてしまいそうだし、掛け持ちの方が自分次第で時間の調整がしやすい。
金銭的にはギリギリの生活ではあったが、この生活は嫌いじゃない。
だが、このギリギリの生活では新たな何かを探す余裕がない。このままこの生活を続けることはしたくないなと考え出した。
そんなことを考えていたら、向う岸の町に大きな建物が建ち、そして、たくさんの人手を欲しがってるとの噂を聞いた。
その建物がなんなのかよくわからないのだけど、色んな職種があるらしい。
そこに行けば、新たな何かが見つかるかもしれない。
この土地を離れることに少し不安を感じたけれど、色んな人に、色んな事に触れたいと思い、向う岸に渡ることを決めた。


物語が書き換えられます。書き換えられた物語を比較することで今の貴方にヒントが贈られます。



私はその時がきて、施設で働くことになった。
 元々、仲良くやっていたので、そのまま仲良くやれると思ってた。
なのに、なんだかぎこちなくなってしまった。仕事も直ぐに覚えられると思ってたのに…
そんなモヤモヤしたものを持ったまま働いていると園長先生に呼ばれた。

園長先生は私が偏ったことに力を入れすぎている。偏ったことに敏感になり、本来見るべきものが見えてないと。
 「立場が変わったことを知り、立場に合わせた立ち振舞いも必要ですよ。立場を知るためには全体をみようとしないとね。」と言われた。

園長先生に言われたことを考えてみた。
私は今までと同じ感覚でいた。施設で育っていた頃と。
でも、今は仕事としてここにいる。
今までは好きだからしてた。したかったからしてた。それ以上でもそれ以下かでもなく。

 下の子達のお世話は施しでもあるのだろうけど、それで給金を頂いてる。そして、兄さんや姉さん達もそれで給金をもらってる。そのバランスを崩すような偏ったことを未熟な私がしていたのだから、それはギクシャクしても当然だったのだと思えた。
私は距離が近すぎてたのだろう。だから、細かなことが見えすぎて、客観性を失っていた。全体がみれてなかった。
それぞれやりたいことも、やってもらいたいことも目的も違う、そんなバラバラな者達が共に過ごすのだから、バランスも大事。
そう意識して動いていると少し楽にできるようになった。ほどよい距離感がつかめてきたようだ。

 でも、気を許すと直ぐに近づきすぎてしまう。そこで、一人になる時間を持つようにした。一人になって振り返ったりする時間を。
これは距離感を保つのにとても有効的なようだ。
ただ、なんだか、つまんないな…

終わり


物語を声に出して読んでみると、どの部分に自分が強く反応するか分かりやすく、ご自身にとって大事なことが比較的分かりやすいかもしれません。
物語を何度も読んだり思い返したりすると、あるとき、ふと気づき、ストンと府に落ちたりするかもしれません。


【アドバイス】
●書き換え前より
「働き方を変えたい」とご自身にとってもっと自由さが欲しいと望まれることは良いようです。漠然としたものでも。
Wワークはずっと続けるものでは無いようなので、足掛かりとして考えると良いでしょう。
今まで培ってきたのものは無駄にはなりません。自信を持って進んでください。

●書き換え後より
今までの働き方をすることは、中途半端に直ぐに慣れ、その職場を知り尽くしていない段階において、偏った細かなことを以前との比較をしてしまいそう。金銭的なことや体力的なこと楽さと労力などのバラバラを取ることを意識すると良いようですが、それだと、やりがいや張り合いがなく、直ぐに飽きたりして不満が出てきやすいかもしれません。

●書き換え前後の比較より
仕事探しがスムーズにいかずに、焦りや不安感から、以前のような働き方に戻ることを考えるかもしれませんが、それでは、望まない同じことの繰り返しのようです。
自由さを求めることが、あなたには大事なことのようです。
諦めずコツコツと探し続けると
突然、思いがけない仕事が見つかるかもしれません。 
あなたのその感覚は一時的な直感ではなく、培ってきた直観なのです。その感覚に自信を持ってください。

※より具体的なアドバイスは直接、相談者に伝えていますが、偶然、この文章を読まれた方の何か参考になればとアドバイスを掲載しております。

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