やっぱり"本音"のあるコンテンツは強い | 〜「有隣堂しか知らない世界」をみて
最近、有隣堂のYouTubeチャンネルにどハマりしている。
一応説明しておくと、有隣堂は神奈川、東京に店舗展開をしている老舗書店チェーンだ。とくに神奈川県民で知らない人はあまりいないだろう。
ブッコローというミミズクのキャラクターがMCとなり、本や文房具、ときには雑貨、ときには食品について毎回ゲストに語ってもらうという番組だ。
タイトル・番組内容からお察しの通り、完全に某番組からインスパイアされて作られている。←
この番組の最大の魅力。それはMCブッコローの毒があり、忖度のないツッコミ。そしてゲストたちの包み隠せない変人っぷりだ。
たとえば最近の動画だと、アレがひどかった。人気占い師・しいたけさんのゲスト回。
しいたけさん著作の占い本について、実際に本にしたがってみんなで占ってみたり、散々盛り上がったところ。
著者本人を目の前にしてですよ。ひどい。ひどすぎる。そしてそれが最高におもしろい。
しかし出演ゲストたちもこれに負けない。
たくさんのクセの強いゲストたちが毎回登場するが、なんといっても有隣堂の社員さんたちが本当にすごい。
たとえば有隣堂の文房具バイヤー岡崎さん。
彼女はこのチャンネルで恐らく最も人気のある出演者だろう。
ゆった〜りした喋り方と、繰り出される天然ボケの数々。それに対するMCブッコローの容赦ないツッコミ。このコンビネーションがたまらなく良いのだ。
文房具バイヤーの方なのでもちろん文房具を紹介するのだが、よく有隣堂では買えない商品を紹介してくる。
記念すべき第一回目に紹介した"キムワイプ"という特殊なティッシュは、今でこそ有隣堂で置かれるようになったが、紹介した当時は店頭に置いていなかったらしい。
でもたとえ店頭に置いてなくても自分が良いと思ったものを持ってくるこの我の強さ。このあたりに「有隣堂しか知らない世界」の魅力が詰まっているなぁと思うのです。
やっぱり私たち、「本音」のあるコンテンツに惹かれるところが少なからずあるのだと思う。
ジャ○ネットよろしく、売りたい商品をひたすら褒めるということもできる。
でもそれ以上に、「ぶっちゃけ感」とか「忖度のない意見」とか、抑圧された社会()で生きる我々にとってはそういったものが心に刺さるんだろうなぁ。
ここ1週間くらいでアップされている動画のほとんどを見終わってしまった。イッキ見なんていつぶりだろう...。少しでも興味を持った方はぜひ一度ご覧あれ!
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