![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88345238/rectangle_large_type_2_5594a472b685fa46e46d0442d63578df.jpeg?width=800)
藤田美術館
2017年の長期休館から
2022年4月ににリニューアルした美術館です。
実業家であった藤田傳三郎のコレクションからなる私設の美術館です。ガラスで囲まれたエントランス空間。モダンな雰囲気です。お抹茶を楽しめるお茶屋さんもあります。
かかる国の宝は
一個人の私有物として秘蔵するにあらず、
広く世に公開し、
同好のとものよろこびを分かち、
またその道の研究の資料にせまほしく
藤田傳三郎【1841-1912】
![](https://assets.st-note.com/img/1664952089291-U13zyvny8y.jpg?width=800)
国宝、重要文化財を含む2000件ものコレクションを有しています。その一部が期間毎変わり、今回30点ものコレクションを観ることができました。コレクションの一つ南宋時代の『曜変天目茶碗』は見れなかったけれども、十分に満足できる内容でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1664954457326-US57LzCv12.jpg?width=800)
美術館を身近に。というコンセプトから入館料千円で展示品の撮影もOKとのこと!じっくりと観ていたら写真におさめる事をすっかり忘れてしまいました。固定概念を無くして作品を感じて観る。というメッセージもあり、詳しい説明はネット解説となっています。時間帯により30分程度の学芸員さんの解説がありました。数点ですが、生の声で聞ける解説はしっかりと頭に入ります。
中でも印象深くうっとりと惹きつけられたものが
快慶『木造地蔵菩薩立像』
明治時代、政府による神仏分離の政策、廃仏毀釈により荒廃した興福寺から救われたものの一つです。
お寺は復興の為に破損仏、仏像達を売却し維持存続を図ったそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1664955256493-cE2F6HLCJC.jpg?width=800)
塗り直しなしで美しく色も残っており、本体は木造、後光は金属です。展示スペースではスポットライトを浴びてドラマチックに佇んでいます。眼のガラスまでは確認できませんでしたが、360度観れる展示になっていて、隅々まで眺めることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1664956416062-OU9jiNLvc3.jpg?width=800)
美術館を出ると旧藤田邸後公園に続いています。
ゆっくりお散歩に最適!
![](https://assets.st-note.com/img/1664954013872-mQXCYsHHjx.jpg?width=800)
彼岸花がツヤツヤとしていて綺麗でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1664954015553-S6pgEPLATg.jpg?width=800)
川沿い、都会の喧騒から離れた公園。
![](https://assets.st-note.com/img/1664956827091-dhDKvkYwHL.jpg?width=800)
https://fujita-museum.or.jp/exhibition/2022/07/29/2669/
またお目当てのものを観に、再来したい
藤田美術館でした。おすすめです♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?