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FIREのある生き方

「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」
アメリカで生まれて、昨今日本でもムーブメントを起こしている、生き方・考え方のひとつ、FIRE。
「FIREに導くコーチ」という肩書きを名前につけているくらいなので、わたしもこの考え方は素晴らしいと思っています。

ただこのFIRE、ネット上、Twitter上でも賛否が分かれている様子です。
わたしとしては、FIRE自体が良い悪いではなく、FIREを目指す目的や理由、価値観の部分が最も重要なのだと思っています。

アメリカでは50代、60代になって経済的自立をした人たちが、余生をのんびりと過ごすために移住するエリアがあるそうなのですが、そこに移住した人たちの多くが10年以内に亡くなってしまう確率が高いのだと聞いたことがあります。
脳科学を学んで少し分かったのですが、人間の脳は、その人が学ぶことや成長をやめたと感じた時に、働くことをやめるそうです。
現役を引退して退職した後に急に老けたように感じたり、伴侶を亡くして一気に老け込んだり、という人がいるのと同じように、脳が生きることをやめてしまうのです。
だからこそ、FIREしたら何をしたいのか、その先の未来をどう生きたいのか、何に貢献したいのかを明確にしておく必要があると思っています。

ただFIREをしたら働きに行かなくて済むからだとか、楽をしたいからといった、現状から逃げるためだけの理由であれば、その人はFIREを例え実現できたとしても、幸せにはならないでしょうし、早死にするのではないでしょうか。
そのような考え方でFIREを目指すという理由なら、わたしも全く賛同しません。

彼とわたしが目指すFIREの形。
それは最終的に、本当にやりたい仕事を収入を気にせず貢献ですること。
彼は、大好きなウイスキーを扱うBarを開いて、原価で提供してウイスキーの楽しさを伝えたい。
わたしは、コーチという仕事を無償ででも人に提供して、幸せになる人をひとりでも多く増やすことに貢献したい。
だからわたしのFIREは、生涯「サイドFIRE」という選択肢しかありません。
自分と大切な人たちを経済的にも心身も満たした後は、それを周囲の人や地域社会に還元して行くことこそが、FIREを実現した人としての役割だとも思っています。
十分に生活できるだけの資産があるのに、全てを自分たちのためだけに使おうとする人、自分たちさえ幸せならそれで良いと考えるような人に、人はついて行かないでしょう。

わたしにはFIRE以上に、もっともっと大きな夢を描いています。
その夢はあまりにも大きくて、誰にも話していないけれど、わたしが肌身離さず持っている大切な手帳の「願望リスト」に書いています。
自分たちだけの夢を実現するのには、不動産資産に換算すると10億円で足ります。
ただ、40億を目指している理由は、その願望リストを実現するために必要な金額がそれくらいだからなのです。

あなたがもし、FIREを目指しているのだとしたら…
その目的は、明確ですか?

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