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守備チームがやっていることは2つしかない

こんにちは。
M.Y. Trainingです。

今回は自分たちが攻撃している時に相手は何をしているのか?
ということについて考えてみようと思います。

「何を言っているんだ。自分たちが攻撃しているということは、相手は守備しているだろ!」こんな声が聞こえてきそうですね。間違いないですッ!
それでは、もうちょっと詳しく考えていきましょう。

◯守備チームがやっていること

自分たちが攻撃している時に相手がしていること。これはもう2つしかありません。
「ボールを奪いにきている」「ゴールを守っている」
このどちらかです。この2つしかありません。

「ボールを奪いにきている」
プレッシング・アプローチ・タックル・・・このようなプレーを相手がしてきているということは,相手は自分たちの「ボールを奪いにきている」ということですよね。組織的に守備してくるチームではボールを奪いにくるタイミングはある程度決められています。このエリアに侵入してきた相手に対してプレッシングをかけたり、後ろ向きの相手に対しては激しくアプローチしたりするような感じです。

「ゴールを守っている」
ゴール前でブロックを作っていたり、ハーフライン付近で陣形を整えて待ち構えていたりするのは「ゴールを守っている」ということになります。チームのレベル差が激しい場合、レベルの低いチームが勝つ手段は、ほぼほぼ守って守ってカウンターになると思います。ゴール前にブロックを作ることで強いチームを引き込み、ボールを引っかけたところで背後の大きなスペースを突くという戦術です。ボールを奪いに来るのではなく、点を取られないように・背後を取られないように・抜かれないようにプレーすることです。

◯攻撃チームは何をするのか

攻撃チームの目的といえば、ゴールを奪うことです。点を取りたい!!と思っても相手がいるのでそう簡単にはいきませんよね。しかし!その相手がしていることは2つしかないということが分かりました。相手チームがしていることは「ボールを奪いにきている」か「ゴールを守っている」か、このどちらかです。
では、相手がこれら2つのことをしている時には、攻撃している自分たちは何をすれば良いのでしょうか?

相手が「ボールを奪いにきている」とき
まず、相手がボールを奪いにきているということは「抜く」チャンスです。
なぜかというと、ボールを奪いにきている選手は勢いを持って飛び込んで来ることが多いです。つまり、大きな矢印を出しているということです。大きな矢印が出ているということは、この矢印を少しズラすだけで相手の力を利用して簡単に逆を取ることができます。車と一緒で人間も急には止まれないということですね。前線からプレッシングをかけているチームが面白いように逆を取られて、簡単にボールを前に運ばれチャンスを作り出されているシーンを観たことがある方は多いと思います。相手がボールを奪いにきた時にヤバいヤバいと慌ててしまうのではなく、相手がボールを奪いにきたぞ!これはチャンスだ!と考えられるようになりたいですね。

相手が「ゴールを守っている」とき
ゴールをガチガチに守っている相手からチャンスを作り出し、ゴールを決めるということはかなり難しいことだと思います。いくらものすごい攻撃力を持ったバルサがレベル差のあるチームと対戦したとしても、ゴール前をガチガチに固められたら、そう簡単には得点できないと思います。攻めても攻めても得点を奪えず、ちょっとしたミスからカウンターをくらって失点というのは、サッカーにありがちな展開ですよね。
ゴールを守っている相手に対して点を取りたかったら、点を取りやすい状況を作り出すことです。それはどんな状況だったでしょうか?「ボールを奪いにきている」時でしたよね。
ゴールを守っている相手に対しては「ボールを奪いに来させる」。
バックパスを使ってみたり、あえて奪われるかもしれないヘンなパスを出してみたり、、、ゴールを守っている相手には攻めずに奪いに来るまで待って奪いに来させるプレーをします。

◯まとめ

基本的に守備チームがやることは2つです。2つしかすることがないと分かれば、あとはこれに対して自分たちが点を取るために何をするのかです。攻撃は相手に対してやるもので、相手を観て、相手は一体何をしているのかを把握することが重要です。

***おわり***

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