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副腎疲労と低血糖⑨/毒親育ちの私 たどり着いたところ

私は親に対する毒を出し切ったと思う。
もしかしたら残っているかもしれないけど、そのときはそんな自分をちゃんと守るから、もう大丈夫という感じ。

許す許さないもなくなった。

毒親本の多くは「親を許さなくていい」と、書いてあるけれど、ある本には、ちゃんと親に会ってハグをしろ、というようなことが書いてあった。
そうじゃなきゃ、あんたのその目は治らないと(その人は目に症状が出でいた)

その頃の私の心は、ぎゅっと固くなった。
そんなことできるか、と。
わたしには一生無理だと。

私の思いを母にぶつけて、伝わらなくて、諦めて傷ついて、そんな中祖母が亡くなって、そしてすぐまた母に会うことになった。

妹と母が衝突して、その流れでまた母と話をした。私はもう本当のことしか言わなない。
親戚とのことも私の思う意見を言った。

母は自殺するかも?と思った。長々綴ったラインの返信が来るとほっとした。

娘の運動会のために母が泊まりに来た時、私はなぜか、母を抱きしめようと思った。
会ったときに、娘が抱きついた流れで3人でハグをした。

一週間過ごして、帰る日にじゃあねとハグをした。

「涙が出そう…」と母が言った。

母は知らないんだ、と思った。
祖母は母を抱きしめなかったんだと思った。
母をみていない、祖母の姿と、一人でいる母の姿が見えた。

それから、何にも思わずに今日まできた。
私の思う愛を渡そう。その中で引っかかることがあったらちゃんと言おう。
別に喧嘩しようが理解されなかろうが期待なんかしていない。
ただそういう事をする、ってだけ。

今までの色々なこと、一周回って父も母も好きだと思った。

そして「毒親育ち」って言葉が、もういいな。と思った。私はもう毒親育ちではない。