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翡翠の商人 / Jade Merchant

デザイナー:Hiroshi Nishimura
アートワーク:Tori Hasegawa
出版社:SPA Game
プレイ時間:20分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

隊商の長として様々な商品を集めていくゲームです。競り値を下げていくちょっと変わった競りゲーム。

ゲームは7ラウンド行われます。毎ラウンド、場札として山から8枚のカードが公開され、競りを行います。

毎ラウンド、8枚の場札を何枚獲得するかで競り。獲得枚数が少ない方が強い。

競る内容は場札を獲得する枚数となります。スタートプレイヤーから順番に場札を何枚取るか宣言します。この時、前のプレイヤーより少ない枚数を宣言していきます。割に合わないと感じたらパスをして、いったん競りから抜けます。残り1人になるまで競りを続け、残ったプレイヤーは宣言した枚数場札を獲得します。

競り落としたプレイヤーはこのラウンドはお休み。残りのプレイヤーで再度競りのスタート。

獲得する枚数を宣言する時は、『1枚返す』と言う宣言が可能で、「3枚取る」よりも「3枚取って、1枚返す」方が強くなります。謂わば、0.5枚のような宣言です。競り落とした場合、自分が既に獲得しているカードの中から1枚を返して追加の場札とします。

弱いカードは後で『1枚返す』に使えばOK。

競り落としたプレイヤーはラウンドから抜け、残りのプレイヤーで再び競りを開始します。同様に場札の獲得枚数で競っていきます。これを繰り返していき、全員にカードが行き渡ったらラウンド終了になります。

ゲームが終わったら得点計算に移ります。カードにはいくつか種類があり、それぞれ異なる得点条件になっています。『金貨』はそのまま額面の数字が得点、『偽金』もそのまま得点になりますが、『金貨』よりも合計が上回っていると0点となります。

こんな感じで5種類のカードを集めていきます。香辛料オーバーキルしてる感ある。

』はアルファベットが書かれていて、異なるアルファベットを集めることで、セットコレクションでの得点が得られます。『香辛料』はマジョリティ争いで、順位に応じて得点が入る形式。最後に『翡翠』は集めた枚数に応じて得点が入ります。

■遊んだ感想

ある程度正解が見えている中で、どこまで競り下げるか。

毎ラウンド、8枚のカードをどう分配するのかを考えるゲームで、純粋に競りゲームとしての要素は少し薄めかな?と言う印象のゲームです。

誰が何を欲しいかを考えて、相手がパスをするかしないかよギリギリのラインで宣言をしていく事が多く、それに対して他のプレイヤーがどう行動するかがゲームの面白さだと思います。

強めの金と偽金集められて戦慄している。

8枚しかないため、単純に枚数を下げていくだけの競りだと選択肢があまりにないように思いますが、『1枚返す』が競りに使えるため、実際は0.5刻みで宣言ができる所が非常に良くできている印象です。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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